検察庁は起訴を撤回し 学習者2人を無罪で解放
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 【明慧日本2017年12月27日】遼寧省丹東市振興裁判所は今月23日、市振興検察庁の法律およびその解釈の変更により王玉さん、楊愛萍さんに対する起訴を撤回することを許可した。それにより、法輪功学習者・王玉さんと楊愛萍さんは解放された。

 だが、王さんが在住している地区の臨江(りんこう)派出所の警官は、家族から1000元を強請り取ってから、王さんを解放した。そして、楊さんの家族も強請りを強要された。しかし、起訴を撤回する場合は無条件で解放すべきである。また、警察側はる謝罪すべきである。さらに、楊さんを連行して16カ月間拘禁し、心身を傷つけたことに対して賠償すべきだと主張した。一方、楊さんは強請りを強要されずに、無条件で解放された。

 昨年8月28日午後、王さんと楊さんは市菊花山で携帯電話を使用して、法輪功の真相を伝えるショートメールを送ったという理由で、市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)に身柄を拘束された。当日の夜に家財を押収され、市金固留置場に拘禁された。

 2人が拘禁された時、家族は心配と別れの辛さの中で過ごした。王さんは連行された後、身体が悪化した。家族は絶えず法曹機関に手紙を出し、電話を掛け、また面談にも向かった。しかし、脅迫、責任を互いになすりつけるなどの境遇にあった。関係者らは、楊さんの家族に「王玉の家族は、すでに王の代わりに謝罪書を書き、すでに家に戻った。だから、早く謝罪書を書け」と言って騙した。

 2人の家族は法輪功を学ぶことは法律に違反しておらず、法曹機関も証拠を出せないと信じ、無罪で解放できると信じ続けた。楊さんの家族は北京の弁護士を雇った。王さんの家族は市振興検察庁に刑事告訴状を提出し、法曹機関の職権の濫用および私情で法を曲げるなどの不正を訴えた。

 今年1月19日、振興検察庁は2人を振興裁判所に起訴した。その期間、国内外の正義がある方は絶えず電話を掛け、手紙を出して2人の無罪で解放することを求めた。振興裁判所は最初一度家族に開廷すると知らせたが、その後取り消しになり、2回目の開廷も同じく取り消された。案件は2回とも検察庁に戻された。

 振興裁判所は今月23日、市振興検察庁の王玉さん、楊愛萍さんに対する起訴を撤回することを許可して、2人は解放された。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/12/20/358099.html)
 
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