明慧法会｜三つのことをしっかり行うことこそ最も安全（下）

 

文／中国の大法弟子

　【明慧日本2018年2月23日】（前文に続く）

　師父と大法を信じ 迫害を解体する

　十数年以来、私は我が地区の同修と共に数多くの邪悪な試練に遭遇しました。私は師父の要求通り三つのことをしっかり行うことこそ安全を確保する最大な保障であると悟りました。師父と大法を信じれば、個人だろうが、全体だろうが、いずれも危険な状況を好転させることができます。まさに師父の説かれたとおり「弟子正念足りれば師は回天の力有り」[1]、「皆さんが正しく行なう時に、師父は何でもやってあげることができます。もし皆さんが本当に正念が強く、生死を放下することができ、金剛不動になれば、邪悪は敢えて手を出すことができません」[2]。もし逆に迫害に直面して正念で対処することができず、人間の方法を取り、ひいては邪悪に妥協すればさらに深刻な迫害を招きます。例えば、場合によっては一時的に安全であっても、自分に汚点を残し、ひいてはこの万古の機縁を失ってしまいます。

　2012年の初め、県610弁公室は4台のパトカーを出動させ、凄まじい勢いで私の診療所を包囲しました。野次馬が街の半分をびっしり埋め尽くしました。当時、私はちょうど『轉法輪』を読んでいましたが、1人の警官がたちまち私に抱きつき、もう1人の警官が直ちに私が読んでいた書籍を奪い去りました。私の脳裏には突然、師父のお言葉が浮かんできました。「わたしは根を宇宙に下ろしているので、あなたを動かせる人がいれば、このわたしをも動かすことができることになり、はっきり言って、その人はこの宇宙を動かすことができることになります」[3]。一瞬、私に強く抱きついた警官は力が抜けて足腰が立たなくなり、手を緩めました。それを見ていた他の警官も次の行動を取る勇気がなくなりました。その後私は「憲法には国民には信仰の自由があると書かれています。法輪功は人に真・善・忍に従って善い人になるようにと教えています。法輪功を迫害すると報いがあります」と説明しました。そして現地で大法を迫害したため、悪報に遭った実例をあげました。悪報に遭った人を大多数の警官も知っていました。終いに凄まじい勢いで一心に私を捕まえて行こうとした警官達は穏やかになり、書籍を私に返してくれました。「某医者さん、書籍をあなたに返します」。野次馬の隣近所の人はみな法輪功は非常に不思議だ、4台のパトカーが来てもたった1人の法輪功学習者をよう捕まえられないと言いました。

　この事は人々の間で広く評判になりました。

　2015年5月の初め、私は同修の所で、明慧ネットに江沢民に対する告訴に関する文章が掲載されていることを知り、あまり深く考えず、直ちに帰宅して江沢民に対する刑事告訴状を起草しました。多くの同修が私の告訴状を参考にして告訴状を書き、一緒に北京へ郵送しました。後になって610弁公室から知りましたが、私たちは我が都市で最も早く江沢民を告訴していました。

　私達が最も早く江沢民を告訴し、しかも集中して一気に郵送したため、邪悪の恐怖を引き起こしてしまいました。9月中旬のある日、市と県の610弁公室の指図の下で、県公安局、派出所、鎮政府住民委員会が連合して私達に対して大規模な強制連行を行いました。住民委員会の人が道の案内をし、2台のパトカーが1人の大法弟子を捕まえに来ました。その日の午前11時、彼らは他の同修を全員捕まえてから、私を捕まえに来ました。彼らの主な目当ては私でした。事前に私が800部以上の真相資料を伝達したことを理由に、刑を言い渡す準備として、証拠（同修が圧力の下で言い出したこと）をでっち上げ、私に重刑を宣告しようとしました。十数人の警官らが一気に押し入りましたが、私は少しも慌てることなく、彼らに向けて穏やかに「あなた達はちょうどいいタイミングで来ました。私はちょうどあなた達を探して、真相を伝えようとしていたところ自ら訪れました。あなた達の言う通り一緒に行ってもいいのですが、診療所を留守にできないので、警官2人でここの留守番をしてほしいのです。私が帰って来るまで留守番をしてください」

　彼らは2人の警官を残して、私の診療所の留守番をさせました。私は彼らと一緒に派出所に行きました。派出所に入ると私は直ちに先に来ていた同修に向け大声で「恐れる必要はありません！　師父がいらっしゃり、法もあります。何が怖いのですか？」と声をかけました。610弁公室と国保（法輪功迫害の実行機関で、公安系統に属する）の責任者は私の声を聞き、みな私の方に走って来ました。1人の610弁公室の責任者が「あなたは知っていますか？　あなたは全市で一番最初に江沢民を告訴しました。国家指導者を告訴する勇気があるとは、大した度胸ですね。誰が告訴させましたか？」と聞きました。

　私は道理を踏まえて容赦なく「憲法が告訴させました。憲法には、国民は如何なる国家幹部に対しても告訴、告発する権利があるとはっきり書かれています。現在の政府は法律に従って国を治める、憲法に従って国を治めると大いに話しています。テレビと新聞では毎日『案件があれば必ず立案し、訴えがあれば必ず処理する』と放送しています。あなた達は現在、現政府に逆らうことをやっているのではないですか？　また江沢民と言えば、彼は何の国家指導者ですか？！　彼は民族の裏切り者と売国奴であり、国と人民に災いをもたらした能無しの人間のクズです。彼には三つの罪悪があります。国土を売り渡し、汚職で国を治め、法輪功を迫害しました。彼の犯罪行為は書き尽くせません。私だけでなく、あなたも彼を告訴すべきで、すべての中国人が彼を告訴すべきです。もしあなたが告訴しなければ、あなたは中国人ではありません」と伝えました。

　私は江沢民の罪悪を一つずつ数えあげると、彼らはもう何も言う言葉がなくなりました。610弁公室の責任者はまた私が800枚以上の真相資料を伝達し、我が家で集団学法したと報告した人がいると言いふらしました。彼が言うには300枚もあれば判決できるということです。私は「800枚が何だと言うのですか。1万枚、1億枚だったらどうですか。すべて合法です。憲法では公民には信仰の自由、出版の自由、集会と結社の自由があると書かれています。私が資料を印刷して、配布することは憲法が賦与してくれた出版の自由の権利を実行しているだけです。我が家で学法することは集会の自由です。現在の国家指導者は憲法にしたがって国を治めると言っていませんか。もし、あなたが江沢民について行くのなら、私を捕まえてもいいです。しかし、もたらす結果についてはっきり考えてください」

　派出所での真相伝えは午後4時まで続き、少しずつ、邪悪の勢いがなくなりました。1人の610弁公室の責任者が「あなたにはっきり説明できないから帰ってください」と言われ、診療所に戻ると、2人の警官がしきりに私に文句を言い続けました。私が彼らに対して金縛（かなしば）りをしたと言いました。私が診療所にいない数時間、彼らは固まって動けなくなって、トイレに行きたくても足が動かず、我慢するしかなく大変苦しかったというのです。私は「金縛りになったのは私がしたのではなく、大法です！　今後再び法輪功を迫害しないでください」と伝えました。

　当日、強制連行された同修はほとんど帰宅できました。しかし、個別的に邪悪に妥協し、お金と人間関係を利用し、数千元の保証金を納めたのに、洗脳班に拘禁された同修がいました。正念をもって対処した同修はなにもありませんでした。610弁公室の責任者は私に対して「何回もあなたを捕まえると決めていたのに、なぜだかここに来るとあなたを捕まえたくなくなります」

　そうです。悪人は背後の邪悪要素が解体されると悪事を働けなくなります。師父は「真相を伝えることは万能の鍵です」[4]と説かれました。本当にそのとおりです。私は真相を伝える時、一心で人を救うことだけを考え、個人の安否を考えたことがありません。また真相を伝えることを通じて、迫害からも免れようと思っていませんでした。あなたが真相を知ると、私も捕まらないという潜在意識もありませんでした。

　この前、感慨無量なことが1件発生しました。今年の5.13の期間、私達の県の隣のJ県の数人の同修が私達の県に訪れ集団学法に参加しました。エレベーターを待っていた時、管理者に質問され、緊急通報されました。同修Aは対応しながら、他の同修にそこを離れるようにさせ、その後、自分も智慧を働かせてそこを離れました。しかし、また数人の他所の同修と2人の現地の同修が警官により派出所に強制連行されました。他所の同修は同修Aから渡された数千元の真相紙幣と資料を持っていました。学法に参加しようとしていた同修が1人駆けつけて来て、私に事情を教えてくれました。私は直ちに「行こう、師父を助けて法を正し、同修を救援しよう！」。行く途中で同修は私に現場に着いたら、どう対処するかと聞きました。私は「臨機応変にします。それこそ、私達の修煉状況をチェックする1回、1回の試練です」と答えました。

　途中で、家族から電話がかかってきて、市公安局の国保大隊長が私に病気を診てもらうために来ている（Z局長の紹介による）というのです。私は同修に「丁度よい解決方法があります。師父はあまりにも素晴らしい按排をしてくださいました」と言い、直ちに診療所に戻りました。

　私は国保大隊長に「いま何の時期ですか。なぜ未だに法輪功学習者を捕まえていますか」と聞くと、彼は知らないと答えました。私は直ちに彼に真相を伝えると、彼は感無量で「共産党は本当に滅ぼされますね」。私は「私達が共産党を滅ぼすのではなく、これは天意です。天が消滅しようとしています」と伝えました。彼はまもなく三退に同意し、今回の逮捕についても聞いてくれると答えました。

　すると、彼の病気は戻ってから、しばらくして治りました。

　私たちは彼が助けの手を差し伸べてくれると言ったので、彼に希望を託すことなく、緩めず、引き続き同修を救援する方法を考えました。県公安局の新しく就任した国保大隊長Mはこの機会を利用して政治資本を集め、抜擢（ばってき）されようとしました。彼はJ県の国保大隊と聯合捜査チームを組成し、大きな案件や要案として処理しようと、監視カメラの映像を集めて専門家に協力してもらい、関連する大法弟子を全員探し出そうとしていました。

　同修Aは何回も迫害され、邪悪の眼中ではいわゆる「重要人物」でした。今回も邪悪は彼を主な目標としていました。同修らは彼の安全を非常に心配して、彼にしばらく隠れるように勧めました。私は彼を家に招きました。各方面からの圧力が非常に大きかったのですが、同修Aは依然として動揺することがなかったのです。彼は徹夜で発正念をしました。ところが頭の中に突然師父の説かれた「人心を片付けば悪は自ずから敗る」[5]が浮かんできました。彼は現在もし路頭に迷ったら、それは旧勢力の按排した道を歩んだことになると悟り、どこにも行かないことに決めました。個人の安否と恐怖心を放下し、引き続き同修を救援しました。刑務所から解放されたばかりの同修Bも積極的に救援に参加し、派出所に行き、近距離で発正念をしました。

　その時、私の頭の中に突然1人の名前が浮かんできました。同修Aの娘でした。彼女は修煉していないのですが、救援の中で非常に大きな作用を働きました。派出所に入って、同修を励まし、公安内部の情報を聞き出しました。また公安局の真相を知っている警官もいろんな方法で救援に参加しましたが、抜擢されることに一生懸命だったM隊長はなんとその数人の警官に対しても監視し、電話を盗聴するように命令しました。同修らは発正念を強化し、ただひたすら迫害を実行しているM隊長に報いが来るように願いました。

　しばらくして、M隊長に報いが現れ、顔面神経麻痺を起こし、口が片方に酷く歪みました。警官らはみな彼のことを嘲笑して、「やらないでくれと、前々から言っていたのに、それでも信じようとせず、どうしてもやり出して、今は気が楽になり安逸できるだろう」と言いました。

　同修AとBは私に真相の手紙を書くようにアドバイスしてくれました。私がペンを手に取った時、天目から幾重にも重なる佛、道、神が、私の周囲に降りて来られたのを目にしました。手紙を書き終わったら、やっと離れました。当時、私は涙がしょぼしょぼと流れ出し、内心から師父はあまりにも慈悲であると感じました。真相の手紙を書き終わった後、私たちは1人で数部門を担当するように手分けし、県の郵便ポストに投函すると、翌日には彼らは受け取りました。それでもまだM隊長は、内部の者や同修からの迫害停止の言葉を聞き入れず、真相の手紙を読まないばかりか、その手紙を調査資料に追加し、迫害する証拠としました。彼は公安局長に逮捕状の手続きの請求を出しましたが、局長は「私はもうやらない、すぐ異動になるから、この件についてはもう言わないでくれ」。さらに、新しく局長が就任するとM隊長はまたも逮捕状の申請をしました。局長は「私は着任したばかりで、状況もよくわからない」と言って許可しませんでした。しかし彼はまだ諦めず、市公安局の国保大隊に報告しました。市国保大隊の大隊長は彼をこっぴどく罵りました。そして、M隊長は仕方なく学習者を解放するしかありませんでした。

　各方面での力を合わせた救援を通して、連行された同修は前後して全員が帰宅できました。もし、同修たちが正念をもって対応しなかったら、もし、同修Aが自分の安全だけを考えて隠れていたら、あるいは完全に人間の方法を采用して、人間関係を利用してコネを使って人を救おうとしていたら、その結果は想像だにできません。恐らく本当にこれ以上の大きな迫害に発展し、救援に非常に大きな損失をもたらしたに違いありません。

　事実が証明したように、師父の要求通りに行なってこそ、最も安全なのです。

　事後、私はもっぱらM隊長当てに1通の真相の手紙を書きました。彼は私のところを訪れ、「これはあなた本人が書いた手紙ですか」と聞きました。私はそうだと答えました。彼は「大法の中には能力のある人がいますね」。私は彼に真相を伝えました。「法輪功に対する迫害は江沢民が1人で独断専行した結果です。当時政治局員7人の常務委員の中で6人が同意しませんでした。将来清算する時になると、その6人は江沢民の罪業の証人になります。今あなたは自分の公安内部の人まで監視しコントロールしていますが、将来あなたの罪業を清算する時、あなたに監視されコントロールされている数人は、あなたが悪を働いたことの証人になります。共産党は一貫として恩をあだで返し、自分は表に出ず他人を唆（そそのか）して人をやっつけていますので、絶対に江沢民の身代わりにならないでください。文革の時、私は県革命委員会の主任で、あなたより官職が高かったのです。私が執行したのは毛の『最高指示』でしたが、最後にはやはり無期懲役に処され、十数年間刑務所で過ごしました。みてください、現政府の法輪功に対する政策は、すでに江沢民と異なります（編集者からの注意書き・現在の政策と江沢民の時とは確かに異なりますが、今なお無条件で拘禁されている法輪功学習者を釈放していません。依然として学習者は転向させられてから、やっと解放されるという要素を保留しています）。あなたは未だに江沢民に追随していますが、将来あなたはどうなると思いますか」と伝えました。

　彼はまるで夢から覚めたように、悔しみながら「あなたがもっと早く教えてくれればよかったのに。あなた達学習者はどうしてもっと早くこの真相を伝えてくれなかったのですか」。私は彼のこの話を聞き、心が非常に大きく揺れ動きました。これは私達が公安局、検察庁、裁判所、司法関係者と政府の人員などの迫害を行う人達に対する真相伝えがまだまだ足りていないことが分かりました。一方的にその人達が悪人であると責めてはいけません。私は気づきましたが時には迫害が発生してから、やっと受身的に迫害の関連部門の人達に対して真相を伝えます。どうして普段から彼らに真相を伝えなかったのでしょうか。

　現在、我が地区の同修はこの漏れを認識でき、今、急いで補っています。公安局、検察庁、裁判所、政府機関の人員に対して真相を伝えています。以前、私は現地の政府部門に多く伝えましたが、これでもまだ足りないということを悟りませんでした。また、他の地区の政府機構の関係者に対しても、早く真相を伝えることを、今では他の同修と協力して進めています。

　610弁公室、公安局と政府の人員に真相を伝える

　共産党が迫害を始めた時から、私は派出所、鎮政府の機構の人員に対して真相を伝え始めました。人が変わる度に私は自ら真相を伝えに行きました。一部は真相が分かってから、再び迫害に加担しなくなり、一部は同修を保護し、また一部は自ら迫害担当者の地位の異動を申請しました。また一部は真相を聞き入れず、悪報に遭いました。その後、師父の按排の下で、県公安局と610弁公室の一部の責任者が私のところに病気治療に訪れました。私は彼らに真相を伝え、三退をさせました。その後、彼らは驚くほど不思議な治療効果があったため、市公安局の責任者に私に病気治療をしてもらうように勧めました。ひいては彼らの副国家レベルの親戚までもが、私に病気を診てもらい、三退しました。

　私の居住地の派出所で、もっぱら大法に対する迫害を担当していた副所長は膀胱癌を患い、私の所に治療に訪れました。私が彼に真相を伝え、三退させてから彼は快復しました。私は彼に「将来誰かがあなたにどうやって病気が治ったかと聞かれたら、あなたは絶対に病院で治療したと言わないでください。事実を語らないといけません。さもないと病気が再発したら、私にもなす術がありません」と伝えました。その後、彼は大法弟子を保護し、「法輪功はなんと言っても素晴らしい」と人に言いました。上層部から調査に訪れた人に対しても、彼は病気がどうやって治ったか事実を伝えましたが、なんの良くないこともなく、逆に抜擢されて、公安局の課長に昇進して転任して行きました。

　私の居住地の派出所のC所長と戸籍所在地派出所のL所長は私の戸籍を取り消しました。私に居場所がなくなり、土地の補償金をもらえないように画策しました。私はL所長に学習者を迫害してはならないと告げました。彼は横暴な態度で「戸籍を取り消すことが何だというのか。誰々も私により精神病院に送られた」と言いふらしました。私は厳正に彼に善悪には報いがあると告げました。数日後、L所長は全くわけが分からず解職されましたが、それでも目覚めず、数日後、酒を飲んでから、精神病院にお金（彼は低収入の家庭や、五保戸などの生活困難家庭向けの救済金をあてて、同修を精神病院に監禁するための費用として支払っており、1カ月に1回この救済金で支払っていた）を送る時、1人のお爺さんとぶつかって死亡させ、そのまま車を運転して逃げましたが、現地の人々が心を合わせて彼を止め、その後裁判で懲役5年の実刑を言い渡されました。

　私はL所長の悪報に報われた事例をもって、C所長に瀬戸際で危険を悟り引き返すように説得し、再び迫害しないようにと戒めました。彼は納得せず「これはただ偶然の事件にすぎない、私は信じない」と言いました。しばらくして、私に会った時、彼は意気揚々と「あなたは私に報いがあると言ったが、私はいま局長になり上級職になり、給料も上がった」と言いました。私は「あなたは改めたでしょう」と言うと、彼は「改めるって何を。私はやはり☓主席について、断固として法輪功を打撃する」と言いました。私は彼に対して厳しく「あなたがこのような態度であれば、やはり教えますが善悪には必ず報いがあります」と伝えました。

　10日後、私は外で爆竹の音がするから出てみると、県国保大隊の大隊長が私達の前で爆竹を鳴らしていました。彼は興奮して「C所長が報いを受けました！　昨日派出所で捕まりました。捕まる時、頭に黒い布をかぶっていました。私は祝いたいのです！」。C所長はその後、懲役10年6カ月の実刑判決を言い渡されました。

　一度、私が政治法律委員会書記のオフィスに入った時、書記が私を相手にしてくれませんでした。私は「法輪功を修煉している誰々です。どうして私に座らせないのですか」と聞くと、彼は直ちに丁重に私に座るように言ってくれました。私は「皆さんが忙しく、仕事が多いことを知っていますので、言いたい事を手紙に書きました。時間を見つけて読んでください」と伝え、言い終えてから、迫害の真相の手紙を彼に手渡しました。手紙の中で現政府と江沢民の法輪功問題に対する異なる態度や、天象変化と大法が広く伝わっている真相を述べました。政治法律委員会の書記は私の手紙を読んでから、その場で「ここの書記はしない方がいいですね。私は異動を申請します」

　翌日、彼は本当に異動申請を提出しました。

　新しい政治法律委員会の書記が就任後、私はまた真相の手紙を渡しました。彼は真相を受け入れず、その手紙を公安局に渡しました。公安局で私を捕まえることを主張する人がいましたが、真相が分かっている人が「捕まえたらいけない。手紙にも法輪功に対する新しい政策について触れていたでしょう。万が一間違って捕まえたなら、後の収集がつかなくなります」。終いに、市に報告することにしました。市政治法律委員会の書記は「まず急いで動く必要はなく、手紙をファクスしてください。読んでから決めましょう」

　数日後、市政治法律委員会の責任者は車を運転して我が家に訪れ、私に感謝しました。私は彼と面識もなく、私が治療した患者だと思いました。私は何を感謝しますかと問うと、彼は「あなたに感謝します。この手紙を読んで分かりました。さもないと、私と家族は危ない目に遭うところでした」。私は「一旦あなたがわかったなら、今、1人の同修がJ県留置場に拘禁されていますので、釈放するように指示していただけますか」。彼は「現在、我々の内部は二つの派に分かれています。一つは法輪功に対して迫害したくない派と、一部はまだ引き続き迫害する派があります。そのJ県留置場は後者なので、恐らくやりづらいでしょう」

　私は「あなたの方が上層部で、彼らは部下です。彼らに捕まえるように命令できるのなら、どうして釈放させることができないのですか」と問うと、彼は「それでは、試しにやってみます」。数日後、連行された同修は帰宅しました。

　迫害関連機構の人員の異動が絶えないため、一部の人が真相を分かってから迫害に加担しなくなっても、新たに就任した人は真相がわからないため、引き続き迫害に加担します。私が書いた真相の手紙は署名しなくても書き方と筆跡を見れば、私が書いたものであると彼らには分かります。

　今年の年初に、市と県の新しく就任した610弁公室の責任者が鎮政府居住委員会の案内の下で、私の診療所にやって来ました。1人の610弁公室の責任者が「あなたは全市で初めて我々に手紙を書いた人です。本当に大きな肝っ玉を持っていますね。なんと法輪功学習者と署名までして」。私は「自分自身はそもそも法輪功を修煉しているため、当然、法輪功学習者です。憲法には信仰の自由が定められており、また昨年8月に中央弁公庁の発した内部資料には『法輪功学習者に対する17年の鎮圧は、不公平な扱いであった。今後、少しずつ解脱（抜け出す）すると書いてあります』。あなたも自分で読んでください。あなた達の内部資料にも私達を法輪功学習者と呼んでいます。この資料を持っていますか？」と尋ねると、彼は「ありますが、前提はあなた達が転向することです」

　私は「私たちは真・善・忍に従って良い人を目指しているのに、どうして転向しますか？　転向するとしたら、それはあなた達が転向すべきで、一部の人達は確かに転向しました。以前、あなた達は『3カ月で法輪功を消滅させる』と叫び、法輪功に対して『殴り殺しても罪にせず　自殺とする』と言い、私達を☓☓教のメンバーだと呼んでいました。しかし、今では法輪功学習者と呼び直し、かつ17年間の弾圧は不公平だったと認めています。これは転向したのではないですか。まさにあなた達が転向しました。あなた達は勘違いしないでください。法輪功を迫害させた江沢民の罪悪から解脱させているのに、まさかまだ分かってないのですか、まだ江沢民について追随するのですか。現在の一連の政策をみてください。法に従って国を治める、重大な政策は一生追求する制度があり、国家の認める14種類の邪教には法輪功が含まれていないと重ねて明らかにし、新聞出版所での法輪功書籍の出版禁止令を廃止するなど、すべて明確な信号を発信しています。現在、法律で処置している大きな虎、例えば、周永康、薄熙来、李東生などはみな当初の江沢民が抜擢した法輪功を迫害する急先鋒たちです。次の目標は江沢民です。大物はまだ後ろに控えています。考えてみてください。引き続き法輪功を迫害するとどのような結果になるでしょうか」。彼は考えてから、「あなたの話は、道理に叶っている」と言いました。

　もう1人の610弁公室の責任者は「そうしたら最近発布された両高（最高人民裁判所と最高人民検察庁）の司法解釈はまたどういうことですか」と聞きました。私は「それは罠です！　あなたがその通りにやったら罠にはまります。それは江沢民の残余勢力が失敗に甘んじないで悪戯をし、局面を乱そうとしているだけです。その解釈に法輪功のことを提言していますか？　習近平の全国宗教工作会議での演説について、『人民日報』は連続して3日間解読しました。行政手段と闘争の方法で信仰問題を解決してはいけない、信仰上の差異を政治的な対立に拡大してはいけないと言ったばかりなのに、また相反する政策を出せると思いますか。あなたはあり得ると思いますか？　これは自分で自分の顔を殴ることではないでしょうか？　このようなことは江沢民のような小人だけが仕出かせます。しかも共産党は従来から自分は表に出ず、他人を唆（そそのか）して人をやっつけ、それから身代わりを探します。当初、江沢民は各級の政府に迫害を任せていたため、当時、公務員法には公務員は上層部の間違った決定を執行しても責任を取らないと決めましたが、現在の公務員法は修正されて、上層部の間違った決定を執行しても同様に責任を追求する、しかも一生追求すると決めています。私は若い頃、それほど共産党のために生死を顧みず闘いましたが、最後に反革命に打たれました。それも毛澤東が私たちに造反するようにさせたのです。私こそ一つの教訓です。皆さんは清算されて、刑を言い渡され、刑務所に入りたいのですか？　法輪功の冤罪が晴らされる日は遠くありません。再び江沢民について走らないでください」と伝えました。彼は「見たところ、あなたはさっすが古い革命者で、問題を見通していますね」。彼らは大群で私の所にやって来ては、本来なら私を捕まえようとしますが、終いにはスゴスゴと帰って行きました。

　1人の同修が私の書いた真相の手紙を郵便局に持って行き、郵送しようとしたところ、警官が中で警備していためそこから出てきました。もう1人の同修がそれを目にして、「あなたは何を怖がっていますか」と指摘しました。その同修は勇気を出してカウンターに行きました。警官は「封をしないでください。私があなたを助けますので」と言い、手紙を鎮政府に送りました。鎮政府は非常に大きな震動を受け、コピーして回覧し、かつ会議を開き、どう処理するか考え研究しました。

　私が政府に書いた真相の手紙の中で、習近平が就任してから実行に移った一連の政策に対して整理し、解読を行い、それを真相を伝える補足としました。学習者として、私たちは当然なことながら、これは法を正す大きな勢いの下、この天象の変化は人間世界での反映だと知っています。公安局、検察庁、裁判所、司法関係者、および政府部門の人員は一般人より党文化にさらに深く毒害されていて、道徳の最低ラインが非常に低く、間違っているとはっきり分かっていながら、党性や君子危うきに近寄らずの思想の作用の下で、依然として間違った指示を実施し、大法が素晴らしい、善良であると知りながらも迫害しようとしています。このような彼らを救い済度することは非常に難しいのです。彼らには党文化の中で形成された社会動向をみて、どの列に並ぶかを選ぶ習慣があります。師父は人を救うには相手の執着心に合わせながら、最大限に常人の状態に符合するようにさせるという法を説かれたことがあります。私は習政府の法輪功に対する態度と江☓☓を比較して、整理と解読を実施し、この部分の人々に対して、棒喝の作用を働きました。

　十数年の風雨を体験し、大法弟子はすでに少しずつ成熟しました。迫害を停止する希望を1人の常人に託しません。さらに彼が共産党を解体し、大法の名誉を回復することなど期待しません。私たちは常人社会の形勢変化を利用して、大法の真相を伝える補助資料とすることには問題ありません。実践の中で、確かにある程度の作用を働きました。

　最近、鎮政府と派出所は自ら法輪功学習者の保証金を返してくれました。かつ3人の学習者に対するいわゆる仮釈放と居住監視を無条件に解除しました。「皆さんはやりたいことをやってください、もうあなた達のことには手を出しません」と言いました。

　師父は説法の中で、「ご存知のように、これはあの口を開けば嘘を言うものででっち上げです。私はイエスではなく、釈迦牟尼でもありません。しかし、私は真理の道を歩むだけの勇気ある、真理のために生死を顧みず、衆生を救い済度するために身を捧げる勇気ある無数のイエスと釈迦牟尼を作り出しました」[6]と説かれました。

　師父は、私達をこれほどまでに高くまで押し上げて下さいました。私たちは必ず努力して、三つのことをしっかり行い、最後の時期にさらに精進してこそ、師父の期待と大法弟子の称号に恥じないようになります！

　（完）

 　注：
　[1]  李洪志師父の詩： 『洪吟二』「師徒の恩」
　[2]  李洪志師父の著作： 『北米での巡回説法』
　[3]  李洪志師父の著作： 『轉法輪』
　[4]  李洪志師父の著作： 『各地での説法四』「二〇〇三年アトランタ法会での説法」
　[5]  李洪志師父の詩： 『洪吟二』「哀しまないで」
　[6]  李洪志師父の著作： 『各地での説法二』「二〇〇二年ワシントンDC法会での説法」

 （明慧ネット第十四回中国大陸大法弟子の修煉心得交流会）