共産党の迫害で、どれだけの家族が涙の旧正月を迎えたか
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 【明慧日本2018年3月9日】旧正月がもうすぐ来る。おめでたい節目がやってくると、私の心はしばらくの間平静でいられなくなり、邪悪な中国共産党からの迫害で 家族が四散してしまった法輪功学習者の家族のことが目に浮かぶ。この数日、どこの家も旧正月の買い出しで慌ただしく、家の飾りつけをして、家族の団らんを楽しみにしている。しかし、迫害された法輪功学習者の家族を待っているのは、憂いの涙と限りない家族に対する懐かしい思いと悲しみだ。

 以下に明慧ネットが報道したいくつかの悲惨な家族について紹介する。

 遼寧省凌源市小城子郷肖杖子村に入ると、荒れ果てた一軒家が見え、屋根に雑草とニレの木が茂り、屋根は数カ所陥没している。錆びた鉄の扉を開けると、ギーギーとなる音とともに目に飛び込んでくるのは、木が茂り小さな林のような屋内だ。庭の雑草は人ほどの高さで、茶碗ほどの太さの雑木が繁茂している。

 雑草や雑木の隙間から見えるのは荒れ果てた一軒家のほかに、草に覆われた井戸と、土に埋もれたロバが引く荷車と農機具で、庭全体があまりにもさびれていた。これらのすべてがこの一家4人の悲惨な遭遇を物語っている。

 この家の主は法輪功学習者で、劉殿元といい、1938年の生まれの80歳。1999年9月から現在に至るまで、7年間も冤罪によって投獄され、4年半の流浪生活を強いられ、2015年に再び連行され、79歳という高齢にもかかわらず、遼寧省建平県地裁は11年の実刑を科した。獄中で残酷な迫害を受け続け、語り尽くせないほどの経験をしたが、あと10年近い刑期を獄中で迫害を受け続けなければならない。

 61歳の奥さんの劉玉芳さんは、農村の普通の主婦で、彼女も不当に3年の強制労働を受け、さらに4年の実刑を受けた。

 2002年1月、旧正月が近づき、劉さんが家で正月用の蒸しパンを準備していたところ、小城子派出所の3人の警官に連行され凌源留置場に入れられ、3年の強制労働を科せられ、遼寧省の馬三家労働教養所に収容された。その日、劉さんの娘さんも同時に連行され、10日間拘留されたのち解放された。両親が連行され、家に残された幼い姉弟は生活の収入源を失った。16歳の娘さんは生活のため仕方なく学校を中途退学し、生活の重責を担うことになった。

 14歳の息子さんは凌源市の中学校で勉学中だったが、冬休みに家に戻ると、ひんやりとした家に、母親と姉がいないことに気付き、連行されていたことを知った。14歳の子供には頼る人がなく、絶望に陥る心情は察するにあまりある。(詳細は明慧ネット2017年5月26日掲載の『遼寧省凌源四口之家的遭遇』と、2017年2月17日掲載の『79歳老人被非法判11年半』参照)。

 2016年7月22日午後6時ごろ、新疆克拉瑪依市在住の女性エンジニアで法輪功学習者・趙淑媛さんは、新疆女子刑務所の迫害により死亡した。享年52歳。家族は、彼女の遺体を引き取り地元で葬儀を行いたいと申し出たが、刑務所側は拒否し、烏鲁木齐(ウルムチ)市で火葬を行い、家族に式場の設営を禁止し、遺体の冷蔵手続きの書類を渡さず、親戚の参列も制限した。

法轮功学员赵淑媛
趙淑媛さん

 趙淑媛さんは大学卒業後、新疆石油管理局井戸掘り会社の安全と環境保全のエンジニアとして勤めた。2002年、趙さんは法輪大法を修煉しているという理由で、不当に9年の実刑判決を受けた。2015年11月5日、趙さんは老年の法輪功学習者を助けて迫害の元凶・江沢民を告訴したため、克拉依区公安局に連行され、当年12月24日、克拉依区地裁に実刑5年の判決を下された。

 2016年5月3日、身体の健康状態が良くない趙さんは、新疆女子刑務所に収監され、獄中で頭を丸坊主にされ、両手を手錠でベッドのふちに固定され、毎日灌食を受けた。

 5月31日、趙さんの2人の弁護士が接見した時、彼女はガリガリに痩せ細り、体重は30キロに満たず、身体は極度に衰弱しているため、弁護士は治療のため仮釈放を求めたが、刑務所側は拒否した。6月23日、彼女の息子と弁護士は再度仮釈放を求めたものの、刑務所側は治療のため仮釈放の条件に満たしていないとして拒否。その後、刑務所を管理する関係先に仮釈放を求め続けたが、同じく拒否された。

 6月26日夕方、趙さんは心不全で意識を失い、新疆医科大学第5附属医院で救急治療をして意識を取り戻し、翌日に刑務所に戻された。

 7月12日、趙さんは再び意識を失い、120空軍病院に搬送されて救急治療を受け、診察した結果、病状は危篤状態にあり、重度の栄養失調と、重度の貧血、低タンパク質血症、電解質障害、白血球の減少、床擦れなどがあった。1人でベッドから下りることができなくなり、生活が自立できず、大小便はベッドの上でした。このように病状が重く、二度にわたり昏睡状態に陥った病人が、病院で1日の治療を受けただけで、なぜ刑務所に戻されなければならなかったのか?

 7月19日趙さんは三度目の昏睡状態に陥り、新疆医科大学第5附属医院急救センターで治療を受け、午後3時ごろ意識が戻ったあと、すぐ意識を失った。病院から生命の危機に陥っていると診断を受けながらも、刑務所は医療費を支払いたくないため、7月20日午後、彼女を刑務所に連れ戻した。22日午後6時9分、趙さんは獄中で死亡した。

 明慧ネット2018年1月14日の報道によると、河北省石家庄市河北科学技術大学の元副教授の李惠雲博士は拘留されて10カ月経ち、李さんの精神は錯乱状態に陥り、できるだけ早い治療が必要であったが、警察、検察と裁判所の関係者は公民の基本的人権を無視して、さらなる迫害を企んでいる。

李惠雲博士

 李博士が取得した特許は、2003年ドイツの国際発明展示会で「発明大賞」を受賞し、2003年香港の特許技術博覧会で「金賞」を受賞し、第3回アジア国際特許品博覧会においても「金賞」と「科学技術進歩賞」のダブル受賞を受けている。彼女の特許は国内外のマスコミに高く評価され報道されていた。国内においては『人民日報』海外版、『科学技術日報』、『経済参考報』、『中国日報』などが報道しました。国内の関連機関、「国家重点特許」、「重点特許扶助工程」、「全国重点特許実施工程」などの部署にも高く評価された。

 十数年来の洗脳班での迫害に加え、2年の強制労働、29カ月の拘留、4年10カ月の実刑を受けて、2016年1月に解放され、身体が回復していない状態で、2017年3月23日、また連行された。限りなく続く拷問による迫害と精神に与える苦痛により、李さんは心身ともに極度のダメージを受け、大脳にショックを受け、錯乱状態を引き起こした。今も獄中に閉じ込められ、その悲惨な状況は人々の心を痛めている。申し分のない一人の教授、博士、科学技術の先端に立つ国の秀才が、このように(中国共産党の手)によって廃人にされた。

冯晓梅曾经幸福的一家
幸せだった馮
暁梅さん一家

 河北省石家庄市の高級エンジニア・暁梅さんの夫、妹と父親が1年半の間に迫害で相次いで死亡した。妹の夫は未だに不法に拘留されている。さん一家、妹さんの馮暁敏一家、両親の家族を含めて、今まで幸せだった家庭はこの度の迫害で家族が四散した。暁敏さん一家の残された家族は、母親の李淑琴さん、13歳の時迫害で父親を亡くした息子の王博如君と、1歳になったばかりで母親が迫害で死亡した甥の王天行君の三家族が寄り添って生活をしている。

 天津市の法輪功学習者・周向楊さんと、李珊珊さんは再び冤罪により、それぞれ7年と6年の実刑判決を受けた。周さんは全国第1回目のコストエンジニア60人に選ばれた。法輪功を修煉しているとの理由で、度々、不当に逮捕されて拘留され、強制労働を受けさせられ、9年の実刑を下された。李さんは夫の冤罪を晴らそうとして、刑務所の報復を受け、二度にわたり合計3年以上の強制労働を強いられた。2015年3月2日、周さんと李さんは同時に連行され、それぞれ7年と6年の実刑を科せられ、未だに獄中で迫害を受けている。

天津市工程师周向阳、李珊珊夫妇
周向楊さん、李珊珊さん夫妻

 周さんの母親(70歳代)の王紹平さんはこれ以前に不当に逮捕され、裁判に直面している。共産党が法輪功を迫害して以来、昌黎県の周振才さんと、王紹平さん一家は法輪功を修煉し、「真・善・忍」を堅持して善い人を目指したために、一家3組の夫婦と娘さんの7人は、不当な労働教養、実刑の迫害を受けている。幸せな家族は十数年の風雨の中で家族が四散した。王さん一家の悲惨な遭遇は多くの善良な市民の心を痛め、彼が住む村の人々は共産党の圧力に屈せず取材に応じ、王さんの釈放を呼びかけた。しかし共産党は呼びかけに応じないだけでなく、呼びかけた数人の村人を強制連行した。

 法輪功学習者の無罪を弁護した弁護士は次のように話した。「すべての人々は心にさおばかりを持っている。あなたに良心がある限り、自然に是か非を計ることができる。昔から屈原(戦国時代の詩人で政治家)のように国や民を憂う人々が存在し、これらの人々はいったん希望に触れると、内心にある正気は燃え上がる。法を執行する関係者、政府関係者、自分の国家と人民を愛する心をもって、真に人民の心身の健康を考え、自由と幸福のため権力を行使していただきたい!」

 「いわゆる法を以て法輪功を弾圧するのは、犯罪を覆い隠すための世を欺く虚言だ。数千万の善良な公民、真善忍を信仰しているために冤罪をもって裁かれ、そのため法律が犯罪に利用されている現実が発生し、このとき法輪功のために弁護していることは、法律の正義を守るためでもあり、真善忍の普遍的な価値を守るためでもあり、法治を実現させる人類の正義を守る最高の使命でもある!」

 『共産党に対する九つの論評』を発行した大紀元編集部は、先日発表した『共産党終極の目的』の中で、「徹底的に邪悪な共産党を解体し、人間の共産主義の邪悪要素を取り除き、全面的に200年来人類社会に堕落と魔性が世に強く現したことを反省することが、今日人類の急務である。人心を正に帰し、社会を浄化し、伝統に回帰し、信仰を新たに立て直し、神との関係を新たに認識し直して、神との絆を取り戻すことが、一人一人の責任であり、一人一人が救われる所在でもあります。神の慈悲と威厳は同時に存在し! 神は1人一人の心を見ている。人としてこの時の選択と行為は、彼(彼女)らの未来を決定づける」と述べている。

 江沢民集団が法輪功に対する迫害を開始して18年来、濡れ衣を着せられ人道に反する凄惨な迫害で家族が四散し、学習者の血の涙は天地を驚かせ、人々を驚愕させている。法輪功学習者に対する前代未聞の残酷な迫害は、共産邪霊が人類を滅亡させる動かぬ証拠であり、人間の肉体を消滅するだけでなく、人の神佛に対する信仰の意志を破壊し、最終的には人類を消滅させる目的を達成しようとしている。これは共産邪霊が言い逃れできない罪の証であり、共産邪霊の人類に対する気が狂った挑戦でもある。そのため、共産党を解体して滅亡させ、江沢民集団が犯した迫害の罪を清算し、できるだけ早くこの意図的に人類を滅亡さしようとする血まみれな迫害を終結させ、人類が持つべき尊厳を取り戻すことが、全人類の急務であり、一刻の猶予も許されない!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/2/6/360498.html)
 
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