【明慧日本2018年3月12日】遼寧省葫芦島市龍港区の法輪功学習者・高文志さん(72歳男性)は法輪功迫害の元凶である江沢民を法律に従って告訴しただけで、2017年末に不当に懲役4年6カ月の実刑判決を宣告された。
優秀な教師が不当に迫害される
高齢の高さんは大学を卒業後、元葫芦島亜鉛製造工場の優秀な教師であった。かつてB型肝炎、鼻炎、中耳炎、腰痛、そして2種類の癌を患ったこともあり、医師に「余命1年もない」と宣告されたが、1995年に法輪功の修煉を始め、真面目に「真・善・忍」を実践して半年後にはすべての病気が無くなり、青年の時よりも健康になった。
1999年7.20以降、高さんは北京へ陳情に行ったため15日間拘留された後、留置場に入れられた。そこで「狼牙棒」(ろうげぼう)、「虎椅子」、「開管」などの拷問を受け、毎日4回も酷く殴打され、睡眠を剥奪され、足かせによる摩擦で踵(かかと)の骨が露出した。解放された後も亜鉛製造工場の思想改造施設に入れられ、3日間強制的に洗脳教育を受けた。
虎椅子の拷問のイメージ図 |
3日後、高さんは市労働教養所に3年間収容され、何回も酷く殴打されたり、独房に閉じ込められた。
2000年12月、高さんは阜新市労働教養所に移送され、そこで、毎日石炭の積み込み、運搬などの重労働を強要されたが、食事はほんの少量しか提供されなかった。労働時の作業に時間がかかったり、ノルマを達成しなかったりすると酷く殴打されることもしばしばあった。その上、定年退職したが、支払われて当然の退職金の発給を停止された。2002年、高さんは懲役3年の判決を宣告され、瀋陽刑務所に収監され、2005年に期間を満了して解放された。
8年間に 計3キロメートル以上の道路の舗装工事を1人でする
高さんが住んでいる地域の道路が長年舗装されず、雨の後はぬかるみだらけで、通行が困難であった。高さんは自費で通行する人々のために、アスファルトや燃焼した後の石炭の灰を購入し、人力三輪車で運んで道路を舗装した。
また、もう1本300メートルの道路のアスファルトが酷くデコボコしており、高さんは中古の電動三輪車を購入し、他の道路工事のところで捨てられたアスファルトを拾い、運んで来ては舗装した。日中は通行人が多いたため、いつも深夜に1人で作業をした。
ある交通局長が高さんのことを知り、面会に行った。高さんは「この道路はこんなにデコボコしているのに、政府は何も応対しておらず、人々は手抜きした舗装代金のお金は官僚に着服されたのではないかと議論している」と局長に伝えた。やがて、当局が工事する者たちを派遣して、2回にわたり道路に厚いアスファルトで舗装をしてくれた。
村および周辺のどこかに道路がへこんでいたら、人に頼まれなくても高さんは必ず行って舗装した。高さんは「良い人」であると村民に公認されている。
8年間、高齢の高さんは道路を4本、計3キロメートルを舗装し、かかった費用は3万元以上だという。
江沢民を告訴しただけで 実刑判決を宣告される
昨年6月23日夜、葫芦島市龍港区龍港辺防派出所長が警官を率いて高さんの自宅に押し入り、高さんを連行し拘留した。家宅捜索により、法輪功書籍、法輪功創始者の写真、パソコン、道路舗装用の三輪車を押収した。今回高さんが連行された原因は、2015年に最高検察庁、最高裁判所に江沢民告訴の書類を郵送しただけである。
同年末、高さんは懲役4年6カ月の実刑判決を宣告された。
高さんが連行された後、150人の村民が署名して、高さんを早く解放するように当局に呼びかけた。
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