広東博羅県の教師・晏萍さん 冤罪で公職を失う
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 【明慧日本2018年3月24日】広東省博羅県の教師で法輪功学習者・晏萍さんは、1年6カ月の冤罪を着せられ、2017年の後半に出所して帰宅したが、「今後は引き続き家に行ってみる」と地元の警官に言われたという。

  晏さんは法輪功の「真・善・忍」の理念を遵守するため、2011年、博羅県610弁公室の人員に広州三水洗脳班に送られ、1年近く迫害を受けた。

 2016年4月23日、晏さんは恵州市の法輪功学習者・彭さんの自宅で開かれた法輪功勉強会に参加した時、恵城区の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官らに不当に連行され、24日の朝4時頃に恵州市下角留置場に拘禁された。

 2016年5月20日、晏さんの弁護士は留置場に行ったが、恵城区610弁公室と博羅県610弁公室の人員らに阻止され、晏さんとの面会ができなかった。博羅県610弁公室のリーダーの林衛梅は、何度も晏さんの夫の勤務先へ圧力をかけ、弁護士を辞退するように要求した。2016年9月19日の裁判の日に、晏さんは自分の弁護士の姿を確認することが出来なかった。

  恵城区裁判所は非公開で裁判を行い、晏さんに対して懲役1年6カ月の実刑判決を宣告し、罰金5千元を科した。晏さんの家族はこれらの通知書や判決文を一切受け取っておらず、いつ判決を言い渡されたのか、いつ刑務所に拘禁されたのかさえ知らなかった。

中共酷刑刑具:手铐脚镣
拷問のイメージ図:手錠と足かせをかけて繋がれる

 恵州市留置場で、晏さんはしゃがんだままの姿勢を拒否したため、4月25日から足かせと手錠をかけられ、変な格好を取らされ繋がれた状態になった。そうすると、立つことができず、腰はずっと曲がったままの状態で大変苦しい姿勢を取らなければならなかった。晏さんは断食してこれに抗議した。足かせと手錠が外された時、晏さんはすでに立ち上がることができなくなり、さらに、激しい胃の痛みで食事もできない状態になった。

  自力で生活ができないため、周りの受刑者らは次から次へと晏さんの所に来て世話をしてくれた。晏さんはその人たちに法輪功の真相を話し、多くの人を「三退」させた。そして、晏さんは立つことができなくても、毎日座禅を組んでいた。そのおかげで、2017年1月18日に広州女子刑務所に移送された時、晏さんはゆっくりと歩けるようになった。

  晏さんは2017年の下半期に出所した後、羅陽鎮司法所の2人の所長は「公務」だと言って、晏さんの家に行ったことがあり、そこで副所長はビデオ撮影をした。その後、2018年1月12日、1月15日、2月11日、3月2日、副所長はまた晏さんに電話をかけて、「家にちょっと行ってみる」と話したという。

  現在のところ、晏さんは公職を失っている。

  (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/3/5/362508.html)
 
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