【明慧日本2018年4月8日】情報筋によると、安徽省阜陽市臨泉県の法輪功学習者・楊橋中学校の教師・季傑さん(60代)は、省女子刑務所で迫害されて栄養失調になり、瘦せ細ってしまったという。
刑務所の警官は減刑を餌に受刑者に季さんを殴らせた。その結果、季さんの歯はグラグラになった。さらに、食事時間は20分間に制限され、まったく満腹になれず、食品の注文も禁じられた。家族はそのことを知って、刑務所の上層部に改善を求めた。
安徽省女子刑務所は拘禁者に重労働をさせ、ノルマを達成しないと刑罰を与えている。さらに「事情を上層部にばらしたら給与が差し引かれるぞ」と脅迫した。
季さんは法輪功を学んでから心身ともに恩恵を受け「真・善・忍」の教えに従い、生徒の面倒をよく見て、細かい利益を気にせず、同僚ともうまく接した。また母親(80代)が90歳で亡くなるまで、10年近く面倒を見た。
2015年4月5日、季さんは譚棚鎮で法輪功の資料を配布した時、通報されて県公安局・国保大隊(法輪功迫害の実行機関)、鎮派出所の警官に身柄を拘束され、市留置場に拘禁された。
季さんは法輪功の功法をやり、常に「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」と叫んでいるという理由で、何度も手錠と足かせを掛けられるなどの拷問を受けて重体に陥り、大小便を失禁してしまった。市病院に搬送されたが、受け入れを拒否された。警官側は責任を逃れるために季さんさんを一時出所させ、合肥で治療させた。
季さんが不当判決を宣告された詳細は調査中である。
学習者・朱維英さん(60代女性)は、合肥梅山ホテルの元副マネージャーである。2011年6月、警官に不当に連行されて、同年12月13日に秘密裏に開廷され、懲役8年を宣告された。2015年10月、朱さんは安徽省女子刑務所で迫害されて両目を失明し、脊椎骨を負傷して身体が不自由になった。しかし、刑務所側は解放せず、治療もさせなかった。2017年6月30日、朱さんが解放された時、身体は極めて衰弱し、目線が定まらず、よく叫んだり泣いたりし、時には意識がもうろうとした。2017年7月中旬、朱さんは無念な思いを晴らせないまま死亡した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)