文/中国の大法弟子
【明慧日本2018年4月11日】大法は慈悲と威厳が共に存在しています。法輪功学習者への迫害に関与した一部の警官は、真相を知ってから賢明な選択をしました。
一、「この制服のために良心を無くしてはならない」
2004年当初、私は労働教養所である警官と話をする機会があり、警官に法輪功の真相を話しました。警官はスタンガンで「転向」しない学習者に電気ショックを与えたことがあると言いました。警官は「出所した一部の学習者が私のことを訴え、私を『悪人掲示板』に挙げた」と言いました。
そこで、私は警官に法輪功の素晴らしさを話しました。「中国には良い人達が多い方がいいのではないですか。良い人を迫害して全部悪人に転向させたら、この国はもうお終いではありませんか。良い人を迫害することは犯罪です。運動が一段落するのを待って当事者に報復を行なうのは、中国共産党の手口です。それを知らないのですか。そうした場合、あなたとあなたの家族はどうなりますか」。さらに、法律の側面からも真相を話しました。学習者に優しくするように、そして学習者を助けて自分の犯した罪を償うように説得しました。
真相を聞き入れた警官は「この制服のために、私は良心を無くしてはならない」と反省の念を抱きました。
その後、警官は吊るし上げられていた数人の学習者を下ろし、彼らを拷問しなくなりました。ある不当に懲役3年の判決を宣告された学習者から、この警官の話しを聞きました。なんと自腹で数百元も出してタクシーを頼んで、学習者を田舎の実家に送り届けたそうです。
この警官は普段は口数が少ないのですが、真相を知ってからは、自らの行動で、良心を持って学習者を助けて罪を償いました。
二、将来、私はあなたの訴訟の手伝いをします
2002年の当初、私は警官に留置所へ連行されました。真相を伝えることによって目覚めた警官は、私の家が不当に家宅捜索を受けたことを聞いて「それは違法行為です。彼らは法律を犯しています。将来、訴訟を起こすことがあれば、私に知らせなさい。あなたの手伝いをします」
三、あなたの娘に大学の学費を提供する
「将来あなたの娘に、大学の学費を提供する。私は王と言い、ここの法制部の部長だ」。これは、2002年に私を迫害した公安の分局の、ある警官の言葉です。当時、地元で「転向」しなかったのは私1人だけでした。
「610弁公室」の主任は「労働教養所には定員枠が一つある。この区で転向しないのはお前だけだ。お前は労働教養所に行きたくなくても、行かざるを得ない」
法制部の警官が私に「お前を労働教養所に送るが、他に言いたいことがあるか」と聞かれ、「私は法を犯してもいなければ、罪も犯していません。反対に、あなた達が法を犯しているのではないですか。私はそれらを受け入れません。あなた達を訴えます。あなたの名前を教えてもらえますか」と言いました。
この警官はどうしようもない様子で「我々も仕方がないのだ。任務を遂行しているだけだ。将来、あなたの娘が大学に入ったら教えなさい。私が学費を払う。私は王だ、ここの法制部の部長だ」