「4.25」事件 歴史的な一日 
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 【明慧日本2018年5月23日】19回目の「4.25」がやってきました。億万もの法輪功学習者たちにとって、この日は非常に神聖で、忘れ難い日でしょう。1999年の4月25日、私は地元の数十人の同修たちと北京に向かいました。あの日、同行した同修の中で、19年にも渡る長い迫害を受けて亡くなった人もいれば、迫害に耐えられなくなって神聖な修煉の道から脱落した人もいます。しかし、ほとんどの同修は今もなお、正念を持って修煉の道をしっかり歩み、自らの使命を果たしているのです。

 1999年4月23日と24日、天津市警察署は300人以上もの警察官を動員させて法輪功学習者に暴行を加えました。45人の学習者が逮捕され、他の学習者たちも難を逃れることなく、怪我をして、血を流しました。このような残酷な弾圧の下、1999年4月25日、北京や、天津、河北などの地区から1万人余りの法輪功学習者が北京国務院を訪問しました。

 その日の朝、天安門広場の周辺にはすでに多くの警察官やパトカーが並んでおり、道路の両側にも大勢の市民が集まっていました。警官に誘導された私たちは、人々の中に混じり込みました。向かい側の歩道には30メートル置きに武装警官がずらりと並んでいたのです。

 当時、朱鎔基首相が法輪功学習者と面会し、2人の責任者を呼んで学習者たちの請願の対応をさせました。国務院の中に入った代表の学習者は3点ほど要求しました。1、天津市で逮捕された法輪功学習者たちを解放すること。2、法輪功学習者たちに修煉できる環境を与えること。3、法輪功の関連書籍の出版を認めることでした。

 午後になると、学習者に「通告」と書かれたチラシが配られ、陳情者に解散するよう勧める人が現れました。ほとんどの学習者がチラシを受け取らなかったのを見て、私も受け取りませんでした。中には、チラシを配る人に優しい表情で何か話す学習者もいましたが、誰一人離れようとしませんでした。法輪功学習者が見せた善のエネルギーが中南海付近に慈悲と平和、そして、静寂をもたらし、一日中、皆、秩序を守り、ただ静かに国務院からの返事を待っていたのです。

 夜9時頃、問題が解決したとの情報が入り、法輪功学習者たちは静かに去っていきました。

 この文章を書いている時、ふと、「4.25」事件の北京訪問に参加したため迫害されたある軍人の事を思い出しました。明慧ネットによると、元北京軍事地区65軍のある部の中尉である劉会民氏は、若いながらも実力のある軍人で、法輪大法を修煉した後、心身共に大きな恩恵を受けたそうです。しかし、彼は、1999年4月、天津で法輪功学習者を逮捕する事件が起きていたとは思いもしませんでした。人類の道徳基準を上昇させることができ、社会にも国民にも国家にも利益をもたらす佛法が迫害に遭うなどとても信じられませんでした。我々には、これほど偉大な佛法を守る責任があるので、大法の素晴らしさを実証しなければなりません。自分は軍人です。それならば、正々堂々と政府に法輪大法の実況を伝えればいい。そう思った劉氏は、1999年4月25日、真新しい軍服を身に纏って北京に向かいました。「私が軍服を着てここに来たのは、各業界に大法を修煉する人がいて、皆、大法が素晴らしいと思ったから修煉していることをすべての国民に伝えようと思ったからです」と、彼は言いました。それから、1999年10月、劉氏は強制的に軍隊から除名させられ、軍人の名誉も奪われて家族と共に実家に戻らさせられました。その後、何度も迫害に遭った彼は、路頭で彷徨う羽目になったのです。

 かつての「4.25」事件の北京訪問を思い出す度に、今でも驚愕を感じずにはいられません。これまで中国共産党が何十年にも渡って起こした運動や虐殺、そして、社会や仕事先、家庭に大きな圧力を押しかけるなど、様々な方法を用いて人々を迫害してきた中、法輪功学習者たちは寛大で、善と忍の心を持って、正々堂々と困難に立ち向かってきました。「真・善・忍」の法理が学習者たちの心の中に溶け込んでいなければ、あれほど偉大で、世界をも驚かせるほどの歴史的な場面で、恐怖を見せることなく政府と交渉することなど、とてもできなかったでしょう。当時、何人かの年配の学習者たちは「文化革命」や「六・四事件」などの様々な政治運動を経験してきました。彼らは中国共産党の邪悪さを誰よりも分かっており、北京を訪問することはただ事ではないと理解しているにもかかわらず、勇気を持って北京に向かったのです。

 あの日から19年経ちました。かつて、「4.25」事件を経験した学習者たちは、その歴史的な日を思い返す度に心が熱くなり、涙を流すでしょう。そして、その偉大な時を自ら身を持って検証したことを誇りに思い、感動するでしょう。中国にいる千万人以上の法輪功学習者たちは自分たちの体験談を用いて、神聖で、偉大な歴史の時を本に綴りました。

 あれから19年が過ぎました。中国共産党の元国家主席である江沢民によって開始された非人道的で血まみれの迫害はもう終わりを迎えようとしています。かつてこの迫害に加担した周永康、薄熙来、李東生、周本順、張超などの国家幹部はすでに法による裁きを受けています。そして、この迫害の元凶である江沢民や羅干、曾慶紅たちが正義の裁きを受ける日も遠くはないでしょう。天が中国共産党を滅すことは必然なのです。3億人以上の脱党はまさに中国共産党の滅亡を示しているのです!

 「4.25」事件は中国共産党の政権の下で、「真・善・忍」の素晴らしさを現す特別な日です。この日に起きた事件を人類の歴史に刻みましょう!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/4/19/364302.html)