高齢の母、 娘を思い 解放を期待し待ちわびる
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 【明慧日本2018年6月17日】黒龍江省牡丹江市陽明支局の大広間に、1人の80代の老人がいた。老人は車椅子に座って、はっきりしない声で娘の名前を繰り返して呼んでいた。

 この老人は牡丹江市の法輪功学習者・王明英さんの母親である。老人の息子と娘たちは「真・善・忍」の理念に基づいて、ただ良い人になるよう実践したという理由で、相次いで不当に拘禁され迫害された。長男は懲役10年の実刑判決を宣告され、長男の嫁は懲役5年、次女は懲役8年の不当な判決をそれぞれ宣告された。長女の王明英さんは、2017年11月29日に牡丹江市第二留置場に拘禁された。

 牡丹江市の法輪功学習者・王明英さんの境遇

 2017年11月29日、牡丹江市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官ら7、8人が、王明英さんを家まで尾行し、王さんがドアを開けるタイミングを見て入室した。警官らは制服を着用せず、身分証と捜査令状をも提示せず、部屋をひっくり返して家財を押収し、有無を言わせず王さんを不当に連行した。

 王さんの娘は、自分の母親が不当に拘禁されたことを知って、この打撃に耐えられず、一度精神状態が不安定になってしまい、泣いたり叫んだり物を投げたりして、ビルから飛び降りようとまでしたため、精神病院で治療を受けた。

 家族は何度も公安局と検察庁に行き、理性的に事実の真相を説明したが、相手にしてくれなかった。2018年3月20日、家族は愛民区検察庁を訪ねた時に、検察官に「公文書はすでに陽明公安支局へ差し戻した」と返答された。それで家族が陽明公安支局へ行き、この案件を尋ねると、担当者・李敏は「公文書はまだ愛民区検察庁にまだ置いてあり、ここにはない」と家族を騙した。家族は再度、陽明公安支局へ戻った際に、李敏は「何でまた来たのか!」と家族に叫んだ。家族は穏やかな表情で「王さんの娘は嘆き悲しみ精神病院で治療を受け、大変な状況になっています。法輪功はただ個人的な信仰で良いものです。あなた方は早く王さんを解放して下さい」と訴えると、李敏は「それはお前達の家庭内の事だ、関係ない」と言い、家族の話を全く聞こうとしなかった。

 寒い冬の季節に、家族は80代の母親を乗せた車椅子を押して李敏を訪ねた際に、老人の足が痙攣を起こした。そのため家族が母親の足を揉んでいると、その姿を見ていた李敏は、「私の同情を買うつもりか!」と大声で言いながら、そこを立ち去った。

 ある日、家族はちょうど李敏と出会ったところ、李敏は「お前達は弁護士を頼んでみて、弁護士を来させなさい」と言った。家族は借金を作って弁護士に依頼して再度訪ねると、李敏は「私は弁護士と面会させるなどと、言った覚えがない」と言い、さらに「私は確かにこのような人間だ、不服があれば好きな所に訴えろ」と公言した。

 現在、王さんは依然として、牡丹江市第二留置場に拘禁されたままでいる。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/5/14/366508.html)
 
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