窮地に陥った妹が大法に救われた物語
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文/河北省の大法弟子

 【明慧日本2018年7月17日】妹は幼い頃から体が弱く、冬に入ると良く咳をして、呼吸困難に陥ってしまうため、何の家事もできませんでした。1998年の初夏、妹はアレルギー性喘息を患ってしまい、非常に危険な状態なため、ある大きな病院で12項目にわたって詳しい検査を行いました。その結果、ほぼ全てのものにアレルギー反応が出ることが分かり、もはや、この世で生きていくこと自体が困難という結果を知らされたのです。そのため唐山市の三つの大きな病院とも、妹の治療を断りました。妹の主人は彼女を連れて、北京の「301医院」に向かいました。しかし、紹介状を読むと病院側は妹の病気について、治療することは出来ないと宣告されたのです。これを聞いて、妹は絶望的になりました。

 それから、妹はよく枕を抱えて、ベッドヘッドに寄りかかって座っていました。横になると息ができなくなるからです。また、毎日薬を飲んでいるため、その副作用で体がすごく太っていました。何もできず、どうすることもできない妹はただ苦しみに耐えながら、長い日々を過ごしました。私達の両親も、彼女の主人の両親もよくそばに付き添いながら、ため息ばかりつき、涙を流していました。

 先が見えない絶望の中で、妹は私のアドバイスを聞き入れて、法輪大法を修煉し始めました。修煉してから1週間も経たなうちに、何の薬も飲んでいない状況の下で、妹の病が奇跡的に回復しました!

 法輪大法の奇跡は村の全ての人々と妹の友人たちを驚かせました。皆、実際に死の瀬戸際をさまよい、病院に治療不可能と宣告されたが、法輪大法を修煉することで健康な人になったのを、この目で確かに目撃したのです。当時、たくさんの人が妹と一緒に法輪功を修煉し始めました。

 あれから1年後、法輪大法は江沢民を首謀者とした邪悪なグループに迫害されました。妹が生活している町の警察署は、彼女を「組織の責任者」と勝手にみなし、逮捕したのです。不当に拘禁され、多額の罰金も支払わされ、その上拷問され、洗脳班に閉じ込められ、手錠をかけられて街に出させて見世物にされるなど、様々な刑罰と屈辱を与えられました。その後妹は離婚も経験し、そして、前の主人が亡くなるなど、これらの苦難の中で妹の家庭環境が激変しました。全てを失った妹は故郷を離れ、都会に出てアルバイトをしながら、高校生の息子と自分を養わなければならなくなりました。

 以前、妹は建築現場で働いていました。その後、ベビーシッターの仕事に移りました。大法への迫害の環境の中で、学習者たちが感じる異常なまでの恐怖感や、体力を激しく消耗する仕事、この二重な圧力の下で、彼女は徐々に学法煉功する環境を失っていきました。しかし、あの苦しかった十年間、それでも、彼女の身体は依然と健康体で活気にあふれていました。

 修煉をやめたため、2010年、妹の身体に再び重病が現れました。喘息だけでなく、他にもひどい症状が現れ、入院せざるを得なくなったのです。症状が少し緩和してから、妹はまた仕事に復帰しました。病院は彼女の病を完全に治すことはできませんでした。それでも、毎年春と夏になると、入院して治療を受けなければなりませんでした。

 2014年、妹は現在の夫と知り合い、新しい家庭を作りました。そして、意外にも早くに妊娠したのです。この知らせが妹の主人の両親を大いに喜ばせました。しかし、妹は暗い気持ちになりました。なぜなら「この子を産んではいけません。第一、あなたの場合、高齢(43歳)出産になるので、それなりのリスクが伴います。それに、あなたの身体が出産できる状態ではない」と医者に忠告されたからです。

 妹の主人は一人っ子であるため、彼も再婚ですが、前妻との間に子供はいませんでした。そして、年寄りの両親もずっと孫を抱くことを期待しているのです。今回の妊娠は妹夫婦の心の病となりました。どうすればいいか分からなくなった妹は、泣きながら私に電話をかけてきました。そのような情況の妹に、私は「法輪大法を修煉しなさい。あなたを助けられるのは師父しかおられないわ。大法だけがあなた達の家庭に希望と幸福をもたらすことが出来るのよ」と教えました。

 窮地に立たされた妹は、再び大法の修煉に戻ってきました。彼女は毎日、李洪志師父の広州での説法を聞いたり、『轉法輪』を勉強したりなどし、煉功も続けてきました。妊娠の間、毎回の検査では、何の異常も現れませんでした。そして、2014年5月25日、妹は再び入院しました。けれども、今回は病気の為ではなく、帝王切開をするためです。赤ちゃんを見た妹夫婦とそのご両親はずっと笑っていました。もちろん、私も感動しました。「法輪大法に感謝しなさい。彼女が大法を修煉していなければ、赤ちゃんどころか、自分の健康ですら危うかったのですよ」と私は皆に伝えました。

 目の前の可愛らしい赤ちゃんを見て、ふと、1年前のこの頃を思い出しました。病院で治療を受ける妹に付き添い、彼女の苦痛と絶望に満ちた表情を見て、私たち家族は、何も出来ず、皆、彼女と共に絶望を感じていました。妹の主人は心の優しい人で、妹より少し年下です。あの時、妹の病気が原因で、彼の人生が無駄になるのを忍びないと思った私は、妹の身体の状況では出産はとても不可能であることをはっきりと伝え、そして、離婚も勧めました。

 しかし、今、目の前の小さな生命を見て、とても感動しました。

 これは師父が授けてくださった生命なのです! 師父の慈悲に感謝します!

 現在、姪っ子はもうじき3歳の誕生日を迎えようとしています。とても健康で賢くて、よく妹と師父の説法の録音テープを聞いたり、時には、妹の隣で煉功の動作を真似たりして、その小さな姿は非常におかしくもあり、とても可愛らしいのです。

 以前、妹と同じ病室だった患者の姉と、その両親を見かけたことが何度かありました。あの時、妹の見舞いでよくその患者にも会っていたのです。彼女の姉を見かけた時、彼女が退院して間もなくして亡くなったということを知りました。その後、私の妹の状況について尋ねられたので、私は妹が法輪大法を修煉して、身体が完全に治り、子どもも無事生まれたことを伝えました。その時、彼女は「本当ですか?! 法輪大法は本当に不思議ですね!」と驚きました。

 中国共産党が発狂したかのように大法を迫害し、人道に反する罪まで犯して、大法弟子たちの臓器を生きたまま摘出する今日の状況下で、法輪大法は依然と世界100か国以上に広まっているのはなぜでしょう。私の妹の物語がその答えになっていると思います。一人人の大法修煉者にはそれぞれ異なった体験や物語があります。「真・善・忍」が私たちの心を照らし、そして、人生の苦難と闘争を追い払ってくれました。大法に感謝します! 慈悲で偉大な師父に感謝いたします!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/5/30/368119.html)
 
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