明慧法会|87歳の大法弟子は毎日真相を伝える
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文/長春の大法弟子

 【明慧日本2018年7月27日】私は1996年に法輪大法の修煉を始め、現在、87歳です。2005年1月12日、大紀元のホームページで三退の声明を発表し、その時から、自分が勧めて三退した人数を毎日記録しています。年平均1万人以上三退し、現在、すでに11万人以上になりました。

 一、毎日 外で真相を伝える

 私は毎日外に出て真相を伝え、1年365日、毎日のように、雨が降ろうが風が吹こうが無駄にせず、お正月でも休んだことはありません。特別な事情があって出て行かなかったこともありますが、その場合は次の日、或いは、その日の午後、補います。例えば、私は毎日30人の三退を手伝いますが、次の日に補い、合計60人します。このようにして毎日根気よく行い、30人に1人も不足したことはありません。

 ある朝、地方から来た同修との交流会に参加し、その日の午後に2時間半、真相を伝えて補いました。また一度、地元の同修が組織した「世界法輪大法デー」の祝賀会に参加することになり、午前9時に集合するようにとの通知がありました。そこで、真相伝えをおろそかにしないため、先に真相を伝えに行き、2時間かけてその日の目標を達成。10時半に到着して三退名簿を提出すると、みんなはとても敬服しました。

 現在(訳注:2017年11月)、毎日出かけて真相を伝えることが私の仕事になり、時間になれば出かけ、出かけなければ気分が悪くなります。

 二、思想が純粋であれば 真相を伝える効果が良くなる

 私は毎日、自分の思想を純粋できれいに保ち、大法のこと以外、何の雑念もなく、テレビも見ず、子供たちの家も訪ねず、常人とおしゃべりもしません。私は毎日3時50分に起床して煉功し、6時10分に正念を発し終え、それから食事を作って食べます。食後に『轉法輪』を1講学び、その後、各地での説法を学びます。そして、10時に真相を伝えに出かけ、午後3時に帰宅し、『轉法輪』を1講か2講学びます。それから食事をし、食後に各地での説法を学んだり、師父の説法の録音を聞いたりします。

 それ以外にも、同修たちと資料やDVDを配りに出かけたり、真相を伝えるシールを貼ったり、同修のために本を注文したり、補ったり、病業中の同修を見舞うなど、とても忙しく、頭の中は全てが大法で、他のものは何もありません。思想が常に純粋であれば、真相を伝える効果も良くなります。

 師父は「例えて言えば、瓶の中に汚い物を一杯入れて、蓋をしっかり閉めてから、水に投げ入れると、底まで沈んでしまいます。中の汚い物を出せば出した分だけ瓶が浮き上がってきます。全部出せば、完全に浮き上がってきます」[1] と説かれました。

 師父は私たちに「人間はまるで一つの容器のようなもので、何かを入れればそれになるのです」[2] と教えてくださいました。ですから、私は「良くないものを絶対に取り入れず、全身全霊、全てを法の中に溶け込ませる」ということが分かりました。このようにして真相を伝えると、効果は自然によくなりました。

 ある日の午前中、広場の椅子に座って人を待っていると、両側に人が座りました。私は先に左側の人に真相を伝え、彼は三退しました。今度は右側の人に真相を伝え、また三退しました。しばらくして、2人とも相前後して行ってしまいました。すると、また別の人が来て座り、私は続けて真相を伝えました。人が絶えず交代し、私はそこにじっと座って動かず、1時間経たないうちに20人が三退しました。私は不思議に思いましたが、後でよく考えてみると「師父が私の心をご覧になり、縁のある人を私のそばに送ってくださったのだ」と分かりました。

 心が純粋で、人を救うことだけを考えて、真相を伝えると思いどおりになります。ある日、29人が三退した後、名簿を見ると、みな共産主義青年団員と少年先鋒隊員だけでした。党員がいなかったので「どうして党員がいないのだろうか?」と思いました。もっと党員を三退させなければなりません。そこで、私はバスに乗り、隣に座った人に「おいくつですか?」と尋ねると、その人は「75歳です」と答えました。党員かどうかを尋ねると、その人は「共産党員です」と言いました。そこで、私はその人に三退を勧めました。本当に自分の思い通りに願いが叶いました。

 師父は説法で「人間は何かの仕事を完成させたければ、自ら手足を動かさなければならず、肉体労働を通じてそれを成し遂げるのです。佛なら、そうする必要はありません。佛はただ考えるだけでできるのです」[3] と説かれました。私は師父が私たちに悟らせてくださったと気付きました。私たちはすでにこの能力を持ち、法に則って問題を考えて行いさえすれば、この能力で、物事を順調に行うことができるのです。

 思想が純粋で、いかなる消極的な念もありません。例えば「私が真相を伝えても、彼が三退しなかったらどうしようか?」、「彼が取り合わず、私を罵ったらどうしようか?」、「彼女が私を通報したらどうなるのか?」などです。これらを考える必要はなく、人を救うことだけを考えればよいのです。ある時、同修が市場の店主に真相を伝えると、その店主に追い出されてしまいました。そこで、同修は私に真相を伝えに行かせました。私は店に入って行き、その店主に真相を伝えると、店主は三退しただけでなく、嬉しそうに私を見送ってくれました。このようなことは何度も起こりました。師父は説かれています。「わたしがいつも言っているように、ある人が他人のためだけを思って、しかも、自己の目的と認識を少しも抱かなければ、語る話は相手に涙を流させるのです」[4]

 真相を伝えるには慈悲心もち、念が正しくなければならないだけでなく、相手の考えをしっかり捉え、一つの過程が他の過程と緊密につながり、重要な問題点をしっかり捉え、緩めてはいけません。そうすれば、短時間に三退を勧めることができます。時間を引き延ばしたり、話題をそらしたりしてはならず、そのようにしてしまえば、効果が悪くなります。現在(訳注:2017年11月)、真相を伝えれば伝えるほど順調で、毎日35人から50人が三退しています。最も多い時は、一日に152人三退しました。真相を伝えて喉がからからになっている私を師父がご覧になり、いつも私のそばには水の入った瓶が置かれ、私に飲ませてくださいました。誰がその水を置いたのかは分かりませんが、誰も必要としていない水でした。私がずっと待っていても誰も取りに来ないので、私が飲んでしまいました。

 ある時、私は大通りの脇を歩いていました。歩道には誰もいませんでした。私はオートバイにぶつけられて跳ね飛ばされました。しかし、地面にふわふわと落ち、地べたに座り、何事もありませんでした。そのオートバイに乗っていた人は驚き「大丈夫ですか? 病院へ行きましょう」と言いましたが、私は「大丈夫です。私は大法を修煉していますから、どうぞ行ってください」と言いました。しかし、その人は行かないので、三退を勧め、すぐに脱退しました。そして、その人はやっとその場を去りました。それ以後、私は交通規則を守るようになりました。師父は全ての機会を利用して、私たちを向上させ、浄化し、私たちにできるだけ早く自分を修めさせてくださっていることを私は悟りました。

 三、真相を伝えるには 理智と知恵をもって行う

 師父は「理智をもって法を実証し、智慧をもって真相をはっきりと伝え、慈悲をもって法を広めて世人を救い済度する、これはすなわち、覚者の威徳を築きあげているのです」[5] と説かれました。

 真相を伝えるにはまず相手に挨拶をします。挨拶をすることは一つの方法であり、例えば、路上で知らない人に出会い、その人を救いたいと思った時、心を込めて挨拶し、まず他のことでおしゃべりをし、家族の状況などを尋ね、その人の商売や仕事が容易ではないことを承知し、その後、社会の腐敗について話し、なぜこのような状態になったのかを伝えます。そして、その人がこれらの話に同意した後、貴州の蔵字石のことを伝え、「災難から逃れ、平安を保つ方法」に話を持っていき、「三退すれば平安が保たれるので、仮名や幼名などをつけて脱退しましょう」と言います。

 私の話に同意する人には「私たちは人を救っており、あなたには縁があり、どんなに良いことがあったとしても、平安が最も良いでしょう。あなたは何も損をしないのに、何を躊躇しているのですか?」と言います。ちょっと難しい人には、もっと多く伝え、もっと時間を使い、はっきりと真相を説明すると、すぐに三退しました。

 病院で真相を伝える時は、まず「今は人々が病気を診てもらうのも容易ではありません! 医者は数分間診察するだけで終わりますが、患者は並んで順番を待つのに数時間かかります。診療費はこんなに高く、あなたはいったいいくら稼いだらここで病気を診てもらえるのですか! 人々は自分で平安を保つ方法を考えなければなりませんが、今、お金を使わずに平安を保つ方法があり、三退すれば平安が保たれるのです」と伝えます。その後、さらに真相を伝えると自然に三退します。

 四、新しい同修を手助けし 真相を伝える

 よく知っている或いは、知らない同修も真相を伝えることでよく私に会いに来ます。私はいつも喜んで引き受け、同修たちを伴って真相を伝えに行きます。私は「外に出て真相を伝える同修が多ければ多いほど、多く人を救うことができる。法を正す進展も速まり、これはまさに師父が要求されていることだ」と思いました。

 私は同修たちを連れて行き、最初、私が真相を伝えているのをそばで見て、学びながら、正念を発するか、名前を記録します。ある同修には恐怖心があり、恐れないように励まします。そして私は「私が伝えているのであって、あなたが伝えているのではないのですから」と言います。その後、同修たちは次第にできるようになり、大胆にもなってきて、多くの同修が独立して真相を伝えることができるようになりました。

 ある時、若い同修を連れて真相を伝えに行きました。同修は私服警官が尾行しているのに気付き、大通りの反対側へ行き、通りを隔てた向かい側から私が真相を伝えるのを見ていました。すると、私服警官が私のほうにやって来ましたが、私のそばに来ることができず、3回行ったり来たりしても来ることができず、結局、警官は行ってしまいました。これは後でその同修が私に話したことです。「弟子の正念が足りて、恐怖心がないのを師父がご覧になり、弟子を護り、覆いをし、警官はその覆いの中に入ることができなかったのかもしれないと悟りました」

 ある時、私たちの地区の数人の同修と地方へ行き、交流しました。帰って来る時、駅の待合室で1時間近く待たなければなりませんでした。そこで、私が同修たちに「まさにこの1時間を利用して真相を伝えよう」と言うと、同修たちは不安になって恐れ、この場所はよく知らない場所であることを心配しました。そこで、私は1人で真相を伝え、同修たちはそばで見ており、結局、20人以上が三退しました。同修たちは大いに啓発され、帰ってから、真相を伝えに行き始め、現在(訳注:2017年11月)多くの同修が独立して真相を伝えられるようになりました。

 五、真相を伝えるには 人を恐れず 人を選ばず

 師父は「修煉者がたとえどのような情況にあっても生死の念を放下できたならば、邪悪は必ず恐れ慄いてしまいます。すべての学習者がみな、それができるのであれば、邪悪はおのずと消滅してしまうのです。皆さんはすでに相生相克の法理を知っていますが、恐れる心がなくなれば、あなたを恐れさせる要素も存在しなくなります。これは強いて行なうことではなく、本当に平然と放下することによって達することです」[6] と説かれました。

 私には恐怖心はなく、人も選ばず、会えば誰にでも真相を伝えます。ある時、派出所の前まで行くと、3人の警官が見え、その内の2人が別の1人に業務報告を行っており、その1人がリーダーだと私は推測しました。そして、2人の報告が終わるのを待って、私はそのリーダーに真相を伝えました。すると、リーダーは「自分はあんたたちを取り締まっているのだ(編集者注:すなわち法輪功修煉者を迫害する責任者だということ)」と言いました。しかし、私はリーダーに仮名を与え、リーダーは三退し、そして私に「気を付けてください」と告げました。

 ある時、あるビルの入り口で4人の若者に真相を伝え、そして、若者たちは三退しました。その後、ビルの入り口に国章が掛けてあるのが見えたので、若者たちに「ここはどんな場所ですか、どうして国章が掛けてあるのですか?」と聞きました。すると、若者たちは笑い出し「あなたはこんなに長い間話をして、ここが何の建物か分からないのですか? どういうことなのか分かりませんか? ここは刑警隊(訳注:日本の刑事課に相当)で、私たちは警官です。私服を着ているので、当然ですが、あなたには分からなかったわけですね」と言いました。そこで、私も笑ってしまいました。

 ある時、駅の待合室で真相を伝えた後、階段を下りている時「そばに警察署があるので、入って真相を伝えなさい」という声が聞こえてきました。そこには、鉄道警察の支局がありました。私は入って行き、真相を伝えると、2人の警官が三退しました。

 またある時、中古品市場の屋台で、女性に真相を伝えていると、手にトランシーバーを持った警官たちが突然入って来て、私を捕えました。その女性は驚いて顔が真っ青になり、すぐにわきに隠れてしまいました。しかし、私は恐れず、心を落ち着かせ、警官の1人に真相を伝えた結果、その警官は三退に同意しました。それから、私が出て行って見ると、多くの警官が誰かを探しているかのように、中古品市場を取り囲んでいました。私は正々堂々と出て行きました。

 ある時、真相を伝えていると、帽子が風に飛ばされました。体をかがめて帽子を拾おうとした時、また風に飛ばされ、角を曲がって飛んで行き、4人の真ん中に落ちました。その4人は年配の夫婦とその娘の若い夫婦でした。私は「彼らに真相を伝えるように師父が按排なさったのだ」と気付きました。そこで、その4人に真相を伝え、全員三退しました。4人のうちの2人は党員で、2人は少年先鋒隊員でした。

 ある時、文化広場で3人に真相を伝えていて、もうすぐ終わるころ、突然、パトカーが私のそばで止まり、中にいた警官の1人が私の鼻を指さして「まだ真相を伝えているのか?」と言いました。しかしその時、私は少しも恐れず、心の中で「私は人を救いに来たので、あなたたちはすぐに去り、あなたはこのことに関われない」という一念を発しました。すると、その警官の手が下に落ち、パトカーを運転して行ってしまいました。そこで私は「どうして行ってしまったのだろうか?」と不思議に思いました。そして、私が真相を伝えていた3人も笑っていました。

 ある時、病院で真相を伝えていると、ある人がいつも私について来て、さらに、私が真相を伝えるのを聞いていました。私が行くところにその人もついて来て、30分くらい経ってもついて来るので、その人に「何をしているのですか? ずっとついて来て何をしているのですか?」と聞きました。すると、その人は「自動車工場(自動車産業開発区)の警官だ」と言いました。そこで私は「それでは私が動きづらいので、ついて来ないでください」と言いました。すると、その人は本当にその場所で動けなくなってしまいました。

 ある時、広場で2人の若い制服姿の警官に会い、私は2人の前まで行き「あなたたちには福相があり、将来、あなたたちは清廉で公正な警官になるでしょう」と言いました。そして、「共産党か共青団に入っていますか?」と尋ねると、1人は党員で、もう1人は共青団員でした。警官に「三退すれば平安が保たれると聞いたことがありますか?」と尋ねると、警官は笑い出しました。そこで、私は真相を伝え、そして最後に「あなたたち2人にそれぞれ名前を付けますから脱退しましょう。そうすれば神はあなたたちを守ってくださるでしょう」と言いました。すると、2人はうなずいて同意し、ずっと笑いながら私を見ていました。

 六、他の大法修煉のことも同修と協力して行う

 真相を伝えること以外に、法に関することは全て行いました。同修が会いに来れば全てに会い、資料を渡すことを含め、本を補ったり、用事を伝えたり、同修を見舞いに行ったり、技術者の同修に会って機器を修理したりなどでした。ある時、ある同修が大量の真相定期刊行物を持って来て「余ってしまって、処理しきれません」と言いました。そこで、私は何も言わずに袋に詰め、1人で配りに出かけました。そして、空が暗くなるまで配り、配り終えてからやっと家に帰りました。さらにある時は、同修が一抱えの真相シールを持って来て「貼る予定だった同修が今日は来ないので、持って行って貼ってください」と言いました。そこで、私は受け取り、背負って歩きながら一軒一軒貼り、家に着くまでに貼り終えました。

 私は「大法弟子として大法に円融し、無条件に同修と協力し、法に則ってしっかり行わなければならない」と思います。師父は「相手のことは即ちあなたのことであり、あなたのことは即ち相手のことです」[7] と説かれました。私たち大法弟子は全てこれをやり遂げることができます。そのエネルギーはどれほど大きいのでしょうか!

 師父、ありがとうございます! 同修の皆さん、ありがとうございます!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「法の中に溶け込む」
 [3] 李洪志師父の著作:『米国法会での説法』「サンフランシスコ法会での説法」
 [4] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「はっきりと目覚めよ」
 [5] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「理性」
 [6] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「最後の執着を取り除こう」
 [7] 李洪志師父の著作:『各地での説法二』「二〇〇二年ワシントンDC法会での説法」

 (明慧ネット第14回 中国大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/11/8/356204.html)
 
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