デンマーク 「明慧サマーキャンプ」で伝統文化を学ぶ
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 【明慧日本2018年8月17日】(デンマーク=明慧記者・舒慧)7月26日、優美な古典音楽がデンマークの首都コペンハーゲン市の活動センターで鳴り響き、中国の伝統衣装を身に纏った子供たちが軽快に舞いはじめ、ハンカチーフを回して踊っていた。これは北欧の「明慧サマーキャンプ」活動の一環である。同行した父兄と先生は励ましの拍手を贈り、子供の成長を見て喜んだ。

 サマーキャンプに参加した子供は、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドとアイルランドから来ており、このキャンプでの活動は主に中国の伝統舞踊を学び、元神韻芸術団のダンサー2人が講師として招かれた。ほかに手芸、陰陽五行の図解に基づいて、伝統の知識を勉強した。参加した子供は8歳から19歳までの法輪大法の子供弟子である。

'图1:参加夏令营的法轮大法小弟子们汇报演出后合影留念'
サマーキャンプに参加した子供たち

 サマーキャンプの活動内容は豊富で多彩

 サマーキャンプの活動が始まり、ゲストとして招かれた陳先生は、中国の青青さんのエピソードを話した。青青さんの母親は法輪功学習者で、彼女は陳先生と子供のウィンターキャンプを準備したため実刑に処され、心身ともに大きな傷を負い、うつ病になって中途退学しなければならなかったという。この話を聞いて、法輪大法の子供弟子は中国では悪辣で困難な環境に陥っていることを知り、子供たちは悲しくなった。

 舞踊の授業は独特の風格を備え、授業が始まると基本動作から教え、西洋社会で生活している子供たちに、中国古典舞踊の柔軟な美しさ、神韻(天上で舞う神々の美しさ)の舞踊の姿勢を理解してもらい、古典音楽に従い授業の中に溶け込んだ。

 中国語の授業は先生が漢字の構成、中国漢字の由来と内包について解説し、生き生きと中国文字の内包と象形文字を描写し、子供たちに中国語と中国文字に興味を持たせた。

 サマーキャンプの主催者・金さんは、キャンプを通して子供たちに、各方面において自己を修めてほしいという。「子供たちが中国の古典舞踊を学ぶことを通して高められることを願い、言葉だけでなく、行為においても、飲食においても、昇華できることを目標にしています」と話した。

'图2:夏令营的孩子们周六下午参加哥本哈根市政厅广场的七·二零反迫害活动,展示法轮功五套<span class='voca' kid='86'>功法</span>'
コペンハーゲン政府庁舎広場で、五式の動作を実演する子供たち

 日曜日に観光を行なった。ハムレットブルク、フレデリクスボー、アメリンバーグ、ゲフィオン女神の噴水と、リトルマーメイドなどの遺跡の観光を通して、デンマークの歴史と西洋の伝統文化を学んだ。

 「私は大法の子供弟子」の内包を理解した

 蓉蓉ちゃんは幼いころから、母親について洪法と真相を伝えに行き、父親はいつも仕事をしていた。彼女は自分の時間と空間がないと感じていた。彼女は『私は大法の子供弟子』という曲を歌ったあと、泣き始めた。蓉蓉ちゃんは「今まではママについて洪法や真相を伝えに行っていました。この曲は何回も歌っていましたが、しかし内包を理解していませんでした。今日私はやっと理解することができました」と話した

 蓉蓉ちゃんは英語の授業で、ハムレットの物語を知っていた。英語の先生は簡単にみんなに紹介するようと指示すると、彼女は「私は人に何かを教えるのが好きでない」といい、何物かが彼女の心を遮っているようだった。『私は大法の子供弟子』という曲の内包を理解した蓉蓉ちゃんは、自ら進んで自分の経歴をみんなに話した。

 フィンランドから参加したアリナちゃんは、「私と弟がこのサマーキャンプに参加したのは、ほかの子供弟子とともに精進し、よりよく比べて学び、、中国の古典舞踊を習いたいからです」と話した。なぜ中国の伝統舞踊を習いたいのかと聞くと、アリナちゃんは、「中国の文化にさらなる深い理解ができ、女の子は優しくならなければならず、男の子は逞しくならなければならないと、教えられたからです」と答えた。さらに、中国古典舞踊を習うことで、礼儀作法と先生に感謝することを学ぶことができるが、これらは現在の西洋社会では重視しなくなっていると話した。

 スウェーデンから参加したソフィーちゃんは、「私は多くのことを学ぶことができ、とても楽しかったです。舞踊の動作と音楽はとても美しく、難しかったのですが、とても満足しています。開脚もできるようになり、多くの友だちもでき、寂しくなかったです」と話した。ソフィーちゃんの滞在は1週間の予定だったが、続けて学びたいと言い出し、彼女だけが残り、母親は先に帰国した。

 洪恩君と姉はフィンランドから来た。彼は踊るのが好きだ。舞踊の練習はとても辛く疲れるが、汗だくの彼は苦を恐れていないという。洪恩君の足指は腫れあがって化膿し、痛みで泣いた。溜まった膿を出したあと、彼の姉は痛みが治まってからまた練習しよう、私たちは修煉者なので、どこがよくできていないかを探そうというと、洪恩君はすぐ思い出し、あることで女の子に譲らなかった。そこで彼はその女の子に「ごめんなさい」と謝り、2人は仲直りした。

 2週目から参加した子供もおり、先に参加した子供たちが先生に手伝って彼らに教え、彼らは素早く上達した。

 毎朝の集団煉功は、子供と父兄が一緒に行ない、みんながお互いに促しながらともに精進し、良好な環境を形成した。真・善・忍の原則をもって自分の言行を照らし、父兄は、子供たちが以前より自覚するようになったという。

 子供たちは伝統文化の環境に感化され、さらに礼儀正しくなり、先生に感謝する気持ちが強くなった。舞踊の授業が始まると「先生、こんにちは!」、授業が終わると「先生、ありがとうございました!」と挨拶するようになり、食事をしたあと自分の食器を洗って納めるようになった。

 異なる年齢の子供たちが一緒にいて、トラブルや喧嘩は避けられない。時には先生と父兄が時間をかけて子供と交流し、道理を説明した。父兄からは子供に対する不平不満の言葉を聞いたことがなく、逆に子供を見て自己の不足を探した。フィンランドから参加した麗麗さんは、「姪の現れは影のように、自分の不足を映し出してくれた。例えば闘争心。嫉妬心などです。意識できない時もありますが、意識したとしても改めることができない時もあります。子供に対する教育を重視しなければなりません」と話した。

 二つの言語を使う家庭から参加した子供もおり、家では中国語を話さなかったが、2週間の共同生活で、子供が中国語を話すようになり、父兄は喜んでいた。

 短い2週間で、子供たちは顔見知りから友だちになり、いたずらっ子から自律できるようになり、彼らは深い友情を結び、父兄は「子供が成長しました。物分かりの良い子になった」と話した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/7/31/371890.html)
 
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