吉林市70代の栄鉄文さん 留置場で不明薬物を強要
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 【明慧日本2018年8月26日】吉林市豊満区の70代の女性の法輪功学習者・栄鉄文さんは2017年10月6日、法輪功についての真相ポスターを貼っていた時に、吉林江南派出所の警官により連行され、留置場に入れられて不明な薬物を飲まされた。そのため、栄さんは顔が腫れ上がり、手が腐ったようになり、水ぶくれになった。2018年6月、豊満区裁判所、検察庁は栄さんに対して裁判をかけようと企んだ。

 栄さんは今年70歳で、ある自動車学校で校長を務めたことがあり、豊かな生活を送っていた。社会風紀が堕落している中で、栄さんも多くの良くない習慣に染まった。そのため、身体に異常が現れ、冠状動脈性心臓病にかかった。その結果、横にもなれず、寝れず、まだ50歳を過ぎたばかりだというのに、全身が腫れ上がり、お腹が大きくなり、足は極端に細くなり、顔は黒ずみ、皺だらけになり、白髪だらけになった。いろんな大病院にも通ったが、病状はまったく改善せず、「何か食べたいものがあれば、遠慮せずに何でも食べてください」と医師に告げられた。つまり、余命はもうわずかだという意味であった。

 2001年、他人の紹介で栄さんは法輪功の修煉を始めた。そのころ、法輪功への迫害は最も残酷であった。学習者との接触により、学習者はみんな良い人で、テレビやラジオの宣伝は、全てでたらめだと分かり真相もわかった。栄さんは法輪功の修煉を断行した。栄さんは真・善・忍に従って自分を厳しく律し、より良い人を目指し、タバコやお酒、トランプ遊びなどの良くない習慣をやめ、こうして暫くして病気が消えた。お腹が小さくなり、スタイルも正常になり、皮膚も若くなり、顔が白くなり、老眼鏡も不要で、歩くときは風を切っているように感じ、身体が浮き上がりそうに軽くなった。25キロの米を脇の下に挟んだまま、7階のビルに上がっても平気であった。「仙人が来た」と友人は褒めた。

 60~70代の栄さんは50代のように見えた。修煉して18年来、栄さんは病院に一度も行っていない。

 留置場で不明な薬物を飲むことを強要された

 2017年10月6日の夜、栄さんと他の学習者・宋桂芝さん(63)、張淑琴さん(71)の3人は、法輪功についての真相ポスターを貼っていた時に連行され、不当に家宅捜索を受けた。

 警官は3人を拘置所に入れようとしたが、2人は高血圧のため、拘置所側に拒否された。しかし、派出所の警官は無理やり拘置所に受け入れを強要し、3人とも拘置所に入所させた。しかし、6日後、警官らは3人を留置場に移送したが、留置場側も受け入れを拒否したが、またしても警官に強要されたため、やむを得ず受け入れた。

 留置場に入ると、3人はすぐに服を脱がれて検査された。そこで、栄さんは高血圧に関する不明な薬物を飲むことを強要された。栄さんは自分には病気がないので薬を飲まないと拒否したが、ある女性医者は「飲むか、飲まないかはお前が決めることではない!」と強い口調で言った。

 刑務所の警官3人と医者の1人は栄さんに白い塊の薬を6カ月間、連続して飲ませた後、また赤い薬を、36日間にわたって飲ませた。

 2017年11月14日、栄さんは留置場を出た時には、もうろうとして、家族を認識することさえ出来なかった。家族は5千元を支払って「仮釈放」の手続きをして、栄さんを家に連れて帰った。帰宅して数日後、栄さんは顔が腫れ上がり、手の皮膚がくずれてきて、口から泡を吹いた。あれから6カ月経っても、左手の親指がまだ腐った状態のままである。

 裁判所は裁判を企てる

 2018年3月27日、栄さんの息子は豊満区検察庁の高姓という人員から電話を受け、「仮釈放の手続きの更新が必要で、お母さんを連れて検察庁へ手続きに来るようにと」と告げられた。4月10日、栄さんは検察庁に行くと、すぐにある警官に捕まえられ、鉄の籠に閉じ込められた。栄さんは警官に「罪を承認する」という書類にサインするように強要された。栄さんは「真・善・忍に従って、より良い人を目指していることは何も間違っていないので、サインはお断りします」と答えた。息子は裁判所に入って、鉄の籠に閉じ込められた母を目にした。息子はすぐに母の前で跪いて、母親にサインをするように願った。栄さんの心はそれでも動じせず、「私は間違っていないので、サインはしません」と自分が無罪だと強く主張した。夕方、栄さんは都市から遠く離れた農村のある派出所まで連れて行かれた。そこで4人の警官らに写真を撮られ、サインを強要された。母印の機械を操作していたある若い警官は「えっ! これは、おかしい! なぜ機械が動かないんだ」と叫んだ。栄さんは「そうよ。あなた達がしていることは悪いことなので、機械も動きません」と言った。

 裁判所の人員らは栄さんを留置場に返そうとしたが、留置場側に受け入れを拒否された。仕方なく、人員らは栄さんを裁判所に連れて帰った。普通、法輪功学習者は裏門から入らせるが、今回は夜なので誰にも見られることがないので、正門から入った。裁判所で人員らは栄さんに1枚の用紙を渡し、サインを求めた。用紙に法輪功を誹謗中傷する内容があることに栄さんは気づいたため、サインを拒否した。最後に、人員らが栄さんに「仮釈放」という文字しか印字していない用紙を1枚渡して、サインを得た後、栄さんを帰宅させた。

 2018年6月、吉林省豊満裁判所、検察庁、派出所は、栄さんら数人の学習者たちを法廷に送り、裁判をかけようと企てた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/15/372470.html)
 
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