浙江省温嶺市の洪米素さん 迫害されて死亡
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 【明慧日本2018年9月2日】浙江省温嶺市新河鎭の法輪功学習者・洪米素さんは2015年11月、街で法輪功についての真相を伝えた後、自宅で連行された。2016年5月に、台州市裁判所により懲役3年9カ月の実刑判決を宣告され、浙江省女子刑務所に収監された。そこで酷い迫害を受けて、今年の8月15日に死亡した。52歳の若さであった。

洪米素
洪米素さん

 中国共産党による法輪功への迫害の19年間、洪さんは真相を伝えることをずっと堅持しており、これまでに計8回も連行された。6カ月間拘禁され、2年の間労働教養を強いられ、その他、3回は計10年3カ月の実刑判決を下され、様々な辛い迫害を受けた。その上、父母も当局によく嫌がらせをされ、毎日不安でいたたまれない生活を送った。

 洪さんは1966年生まれで、1998年に法輪功の修煉を始め、心身ともに受益し、非常に善良な人であった。

 1999年12月末、洪さんは他の学習者と共に山で煉功した後、派出所に連行され、留置場に1カ月間拘禁された後、さらに廃棄処分された旧い旅館に6カ月の間拘禁された。

 2001年お正月の間、洪さんはまた留置場に1カ月拘禁され、その後、2年の間、労働教養を強いられ後、同年3月に浙江莫干山女子労働教養所に収容された。そこでは、洪さんのおかずに薬物を投入された。おかずを食べた洪さんは深刻な薬物中毒になり、命が危うくなり仮釈放された。帰宅したが、派出所の警官らは時々洪さん宅へ嫌がらせをしに押し入って来て、タンスや箱をひっくり返して法輪功関連の物品を探し回ったり、夫に鎖(くさり)を潰(つぶ)すのを強要したりした。

 2004年5月、家事をしていた洪さんは再び連行され、派出所で1週間もの間、睡眠を剥奪された。その後、留置場に入れられ、夫との離婚を強要された。留置場で10カ月間拘禁された後、懲役3年の実刑判決を宣告された。 

 2005年3月、洪さんは浙江女子刑務所に収監され、独房に閉じ込められた。独房では光が見えず、長期間、拷問の一つで、小さな椅子にじっと座ることを強要された。煉功や他人との接触、ほんの僅か話しを交わすことも禁止された。毎日、法輪功を放棄させるための洗脳的な教育や説教を受けた。また、法輪功を誹謗中傷する映像を見させられ、感想文を書かされ、転向を強要され続けた。

 ようやく2007年5月に、やっと解放された。同年10月、友人の家で原因不明のまま、またも連行され、1カ月の間拘禁された。

 2008年5月のある夜、洪さんは突然、新河派出所の警官らに家宅捜索をされて、連行され、留置場に1カ月間も拘禁された。家宅捜索で法輪功の関連書籍、DVDプレヤー、MP3、録音設備、身分証などを押収された。

 2009年9月、洪さんはまたも連行され、温嶺(おんれい)留置場に2カ月間、拘禁された。

 2011年12月、洪さんは小学生に、法輪功が迫害されている真相を伝えただけで、また連行され、懲役3年6カ月の実刑判決を下された。

 2015月11日、街で法輪功迫害の真相を伝えた洪さんは再度不当に連行され、留置場に入れられた。2006年5月、懲役3年9カ月の実刑判決を下され、浙江女子刑務所に収監された。

 そして、2018年8月15日、刑務所内で死亡した。死因は、現在取り調べ中である。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/22/372763.html)
 
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