大法の通読で病魔が取り除かれた
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文/中原の大法弟子

 【明慧日本2018年9月8日】私は他の省にいる年配の同修から、2017年4月8日に電話を受けて、「次男の小強が急にベッドから降りられなくなりました。様子を見に行ってほしいのですが」と言われました。 

 大卒の小強さんは中ぐらいの体つきですごく親孝行で、人には優しく、誠実な人柄です。彼は長年建築関係の仕事に携わり、至極健康でしたが、急に四肢が動かなくなりました。自らの世話が出来なくなるとは、確かに心配になるのは当然なことです。

 翌日のお昼頃、私は彼を訪ねました。ドアを開けに来た彼は体が傾いていて、びっくりするほどの様子でした。「彼はどうやってドアを開けたのか?」と不思議に思いながら、私は急いで彼を支えてベッドに戻らせました。彼は顔色が黄色くて痩せていて、目線が定まらず、話もうまく出来ませんでした。私は「どうしてこうなりましたか?」と聞くと、彼は「清明節の夜にお父さんに紙銭を焼いて捧げ、翌朝から起きられなくなりました」と言いました。「病院に行きましたか?」と聞くと、彼は「病院に行かずに、飲み薬を買って飲みましたが、全く効き目がありません」と言いました。

 彼が大法を学んで、初めて師父に助けてもらえると思った私は「病院に行きたいですか?」と彼に尋ねました。彼は行く気がない様子でしたので「それなら、大法を学びましょう」。彼は「はい、大法を学びます」。そこで、私は彼のお母さんが彼のために家に残しておいた『轉法輪』を探し出し、彼に座禅をして法を読んだ方が良いと提案しました。しかし、彼は座禅できないと言うので、私は「できる範囲でいいので、座禅しましょう」と言うと、彼は片方の足が高く浮いたまま、半跏趺坐(はんかふざ)で座りました。私は「今日から大法を学んでいきます。1日に1講を読み、あなたは9日間をかけて1人で読み通して下さい」と言うと、彼は頷きました。

 なぜこうするかと言うと、一つは邪悪に隙を乗じられません。もう一つは、心を静めて系統的に学法することが出来るので、読み上げた法が自分の各空間場を通りながら、その空間場をきれいにしてくれるからです。こうして、私たちは3時間半をかけて第一講を読み終えました。最初の頃、彼ははっきりと発音出来ず、音を長く伸ばしたり、文字が抜けたり加えたり、行間を読み間違えたり重複したりしていました。私は「焦らず、文字をしっかり見てから、ゆっくりと読んで下さいね」と彼に言いました。彼は頷き、体を揺らし眉を顰(しか)めました。私はきっと足の痛みでそうしたのだと思いました。しかし、彼は痛みをこらえながら、読み続けました。私も彼に励まされて、彼が法を読むのを静かにそばで聞いていました。そのうち、重複が少なくなって長音もなくなり、彼の発音がはっきりと正しくなってきました。

 4月10日、彼は2時間半かけて第二講を読み終えました。3日目に、私たちが第三講の「師は学習者に何を与えたのか」を学んでいるとき、彼の友人がやって来ました。その友人はビックリした表情を見せながら、「なぜ病院に行かないのか? 病院で検査を受け、治療をしなければダメではないか?」と彼を責めました。私は「魔が常人を操って、新しい学習者の学法を邪魔している」と気づき、横で小強さんのために発正念しました。その友人は40分ほど座ってから帰っていきました。その時、すでに午後の4時半になったので、小強さんは「お腹が空きました。明日また勉強しましょう」と言いましたが、私は「だめです! 続けてこの一講を読み終えなければ、妨害がもっとひどくなり、あなたは法を得られなくなります」と言いました。私に説得されて、彼は足を組み直して第三講を読み終えました。それがちょうど午後5時半でした。その夜、彼は何度も、何度もトイレに行きました。

 4月12日、私はドアを何回かノックした後、ドアがすぐに開けられちょっと驚きました。小強さんは室内を歩けるようになっていました。ご飯を作り、わざと私の目の前で一周して歩いてみせました。腕を伸ばして手を高く持ち上げて、「ほら、私はこんなに良くなりましたよ!」と喜びました。その日の昼、他の省から帰って来た彼のお母さんは息子の姿を見て笑顔を見せ、涙を堪えながら「師父があなたをここに遣わせて下さって、小強を助けて下さいました。あなたとは縁がありますね! 本当に師父に感謝いたします! あなたにも感謝します!」と言ってくれました。実際、真に修煉している弟子なら、誰もが分かっています。

 九講をすべて読み終えた後、小強さんはお母さんと一緒に、用事を済ませに他の省に行くことが出来るまでに回復しました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/9/5/373379.html)
 
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