重慶女子刑務所での3年にわたる酷い拷問
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 【明慧日本2018年9月10日】私は2015年2月から2018年3月にかけて3年間にわたり、重慶女子刑務所で酷い拷問を受けた法輪功学習者である。下記は、その実情を記したものである。

 その一、法輪功学習者に真・善・忍の信条を放棄させるために、刑務所側は受刑者に学習者を24時間監視させる。話をすることも、座ることや寝ることも、歯磨きや顔を洗うことも、着替えることすらも、すべて監視者に申請しなければならず、ひいてはかゆい所をかくことでも申請が必要とする。さらに、申請する前に法輪功の創始者を罵らなければならなかった。私は協力しなかったため、常に食器の使用を禁止され、数百人の前で直接手で食べなければならなかった。

 その二、法輪功学習者を転向させるために、刑務所側は減刑を餌に、学習者への拷問を受刑者を唆(そそのか)して、指示通りにやらせる。法輪功を誹謗中傷する映像や中国共産党が、いかに偉いか、強いかなどの映像を、毎日深夜2時、3時まで見ることを学習者に強要し、洗脳を強制する。また朝5時半には、起きなければならない。監視役の受刑者は恣意的(しい・気ままで自分勝手なさま)に学習者を罵ったり、殴ったりすることができる。

酷刑演示:暴打
拷問のイメージ写真:酷い殴打

 ある日、理由もなく、私は陳艶艶という受刑者にトイレの中に引きずられて、酷く殴打された。一発で私の肝臓が激痛を起こし、あまりにも酷かったので長い間体力が戻らなかった。数日後、また受刑者に酷く殴打され、鼻血が出て止まらなくなり、全身アザだらけになった。48時間トイレを禁止されたこともあり、結局、ズボンを穿いたまま大小便することを余儀なくされた。

 学習者は修煉を放棄する保証書を書くのを強要された。書かない場合、受刑者が代わってデタラメなことを書いた後、4人の受刑者に押さえつけられて、押印を強要された。

强行按手印
押印を強要される

 私はある日、座禅をしてそのあと煉功し、法輪功の歌を歌っただけで、4人の受刑者に手足を引きずられ、窓枠に縛りつけられ、口はガムテープで封じられ、2人ずつシフト制で長時間、監視された。

铐在窗上
窓枠に縛られる

 法輪功学習者に対し積極的に迫害に加担した受刑者は褒められ、減刑された。逆に、学習者に同情したり、助けたり、迫害しなかった受刑者は罰金や減点などを受けた。私の同室の受刑者は皆減点され、最後には他の受刑者と入れ換えられた。

 2016年6月のある日、私が早く起きただけで、「煉功のためではないか」と疑われ、1年8カ月の間体罰を受けた。それは、昼は工場で働き、夜になって寝室に戻ってから、じっと立つ罰を深夜12時、ひいては1時、2時まで強要された。

 私の目撃したことであるが、数人の学習者は収監された当時は非常に健康であったが、しばらく経つと皆、異変を起こした。学習者・張臣英さんは収監されて9カ月後、胃穿孔(いせんこう・ 胃壁に穴があくこと。胃潰瘍が進行し起こることが多い)になり、しょっちゅう病院に運ばれていたのを見かけた。

 学習者・張正英さんは1監区を離れた時には、足がまだ正常であったが、2016年に2監区での列の中にいた彼女は2人に支えられ、両足を引きずりながら移動していた様子を目撃した。隣の人は「かわいそうに、すでに歩行できないのに、引きずられて行って働かされている」と嘆息(たんそく・なげいて、ため息をつくこと)した。2017年から張さんの姿が消え、どこに行ったのか誰も知らなかった。

 他の学習者、例えば賀永碧さんは糖尿病の症状が現れ、非常に痩せていたのに、減食や薬を飲むのを強要され、未だに拘禁中である。楊麗さんは転向を拒否したため、毎日深夜2時まで洗脳教育を受けることを強いられた。ワン継紅さんは懲役10年の実刑判決を下され、刑務所で様々な拷問を受け、未だに3監区にいる。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/31/373181.html)
 
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