西安市中級裁判所の裁判官が公然と嘘をつく
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  【明慧日本2018年9月14日】西安市の法輪功学習者・宋献蘭さんは2017年3月に不当に連行され、同年7月末に秘密裏に懲役4年の実刑判決を宣告された。宋さんは公開で審理し、改めて開廷をすることを西安市中級裁判所に求めたが拒否され、前裁定を取り消すことなく、そのまま維持することになった。

 宋さんは西安市蓮湖区の学習者で、2017年3月21日の午後、現地の派出所の警官により不当に連行された。宋さんを罪に陥れた書類は検察庁に提出されてから裁判所に回り、開廷するまで僅か十数日しか経っていなかった。同年7月末、家族に知らせないまま、裁判所側は秘密裏に宋さんに対して開廷した。

 家族は裁判所のやり方は明らかに違法だと判断し、弁護士に依頼して改めて開廷することを求めた。しかし、女性書記官は「裁判官はこの案件を審理した後、休暇に入り、現在不在のため、改めて開廷することはありえない」と答えた。

 開廷しないどころか、同年10月8日、懲役は4年から4年6カ月に変更され、刑期が6カ月延ばされた。その上、罰金1万元という判決状が宋さん宅に届いた。弁護士は改めて開廷することを本案件の担当者の成興裁判官に求めたが、駱は「宋本人に聞いたが、開廷の必要はないと言った」と公然と嘘をついた。弁護士は「改めて開廷の要求をしなければ、弁護士を雇うわけがない。弁護士を雇ったと言うことは、開廷を望んでいるからです」と言って、裁判官の話の真偽を疑った。

 裁判官の話の真偽を確かめるために、弁護士はわざわざ遠方から宋さんに会いに行った。宋さんは威厳があるべき裁判官が、公然と嘘をついたことに対して、吃驚(きっきょう・びっくりすること)し、非常に憤慨した。点滴を受けていた宋さんは点滴を抜いて、出血したまま「開廷要求をしないという話は、私はこれまで言ったことがありません。私はこれまでと変わらず、最後まで控訴していきます!」と声明文を書いてから、血印をした。

 裁判官は自分の嘘が暴露されたことに気づいた時、見境なく弁護士と激しい口調で喧嘩となり、「お前を調査してやるぞ」と弁護士を脅かした。

 2カ月後、弁護士は再び開廷することを裁判所に電話で再度確認したが、駱裁判官は「再度、開廷はしない」と頑固に主張した。

 「法輪功の案件は、すべて先に中級裁判所に裁定してもらい、その後、蓮湖区裁判所が既定の結果にもとづいて、裁判を行うだけである」と蓮湖裁判所の女性書記官は、ある日不意に語ったと言う。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/9/1/373216.html)
 
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