福建省建甌市の叶国華さん 迫害されて死亡
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 【明慧日本2018年11月14日】福建省建甌(けんおう)市の法輪功学習者・叶国華さんは2018年1月16日に不当に連行されて市留置場に拘禁され、迫害されて9月11日に死亡した。

 9月8日、家族は国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)から「叶国華は病院で救急手当てを受けている」という通知を受けて病院に行ったところ、全身腫れあがっており、意識も朦朧とした状態になっている叶さんを目にした。医師に「何の病気ですか?」と聞くと、医師は「心臓、肺、腎臓などの内臓すべてが正常に機能していない」と答えた。翌日、叶さんは集中治療室(ICU)に運ばれ、家族との接触を断たれた。暫くして、死亡したと告げられた。

 事件に関心を持つ人が電話で留置場の事務員に詳細を聞いたが、その事務員は何かを恐れていたようで、慌てて「もう死んだ人のことは、自分の身の安全のため、詳細を聞かないほうが良い」と返事したという。

中共酷刑示意图:吊铐
拷問のイメージ図:吊りあげられる

 叶さんは元中学、高校の教師だった。中国共産党による法輪功学習者への迫害の中で、叶さんは何度も拘禁され、懲役5年の実刑判決も下された。2002年5月に福建省第一刑務所で三日三晩連続して吊りあげられ、また上半身を全部脱がせて蚊に刺させたこともあった。2003年5、6月には、朝6時30分から夕方6時30分まで面壁(壁に向かって座禅する)を強要された。

中共酷刑示意图:喂蚊虫咬
拷問のイメージ図:蚊に刺させる

 2006年、解放された叶さんは学校の仕事を解雇されたため、出稼ぎを余儀なくされた。しかも、林暁明という警官は叶さんの家族への嫌がらせを続けていた。

 2008年7月28日、建甌市のあるネットルームでインターネットを利用していた際、叶さんは林暁明により連行され、2009年6月に懲役5年の実刑判決を宣告された。そして、福州儒江労働教養所で数日間迫害された後、広州へ移送され、そこで秘密裏に酷く迫害された。2013年に叶さんは解放された。

 2018年1月16日午後3時、学習者・曹栄秀さん宅で集団煉功をしていた6人の学習者が、突然押し入ってきた警官により連行されて家宅捜索を受け、100冊以上の書籍、および資料などを不当に押収された。深夜1時ごろ、5人は解放されたが、叶さんだけは留置場に拘禁され、9月11日に死亡したという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/10/31/376463.html)
 
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