河北省邯鄲市の侯巧珍さんと張培英さんに不当判決
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 【明慧日本2019年1月28日】邯鄲(かんたん)市磁県裁判所は、2018年12月中に予定していた裁判を2回とも行わなかった。3回目、邯鄲第三留置場で非公開で裁判を行い、法輪功学習者・侯巧珍さん(77)に懲役3年、張培英さんに懲役1年10カ月の実刑判決を言い渡した。

 侯さんと張さんは2018年5月16日午後、復興区で法輪功迫害の真相を人々に伝えていた時、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じている人に通報されたため警官により連行され邯鄲市第三留置場に拘禁された。

 2018年5月16日夜、派出所の所長・劉志強らは張さんの家へ行って家宅捜索を行い、多くの法輪功書籍を押収した。5月23日、劉志強らはまた侯さんの家へ行って、家宅捜索を行い、MP3プレイヤー2個を押収した。

 1カ月後、侯さんと張さんを罪に陥れるための資料が復興検察庁に届いた。数カ月後、公文書は磁県検察庁と磁県裁判所に渡された。

 張培英さんは第三留置場で「伸ばしベッド」で苦しめられた

中共监狱酷刑:抻床(“五马分尸”)

拷問のイメージ図:伸ばしベッド(五馬分屍とも呼ばれる)

 張さんは所内で法輪功迫害の真相を伝えたため、数日間独房に閉じ込められた。その後「保証書」を書くようにと強制されたが、それを拒否した張さんは「伸ばしベッド」に縛り付けられ、連続して2日間苦しめられた。

 この「伸ばしベッド」という拷問は「五馬分屍」とも呼ばれる。長時間、引っ張られることによって、被害者の頭部、内臓、腕、足などの筋骨がひどく引き伸ばされ、比類のないほどの激痛をもたらす。しかし、表面から見ただけでは全く傷跡を残さないという。「伸ばしベッド」から外された張さんは、全身が痛くて動けなくなり、心身共に大きなダメージを受けた。

 かつて、侯巧珍さんが受けた迫害

 1999年7.20、中国共産党による法輪功への迫害が始まった。2000年10月、侯さんは政府部門へ行き、自らの経験で法輪功の良さを説明し、法輪功を学ぶことは間違っていないことを伝えた。この行動が原因で、侯さんは石家荘労働教養所に送られ、1年間、迫害された。

 侯さんは、石家荘労働教養所で暴力、睡眠の剥奪、洗脳、転向などの非人道的な迫害により、骨と皮ばかりになるほどやせ細り、ようやく解放された。

 2008年5月30日、邯鄲市叢台区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、和平派出所、住民委員会の人員らは侯さんの家を包囲し、部屋の中をひっくり返して、1万数元の現金を含めて約3万元の価値に相当する私物を押収した。

 当日の午後、和平派出所の警官は侯さんを邯鄲第一留置場まで連行し、拘禁した。2009年の初め、邯鄲市叢台区裁判所は、侯さんに対して懲役3年の実刑判決を言い渡した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/1/8/380143.html)
 
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