【明慧日本2019年3月15日】情報筋からの情報によると最近、寧夏回族自治区石嘴市の法輪功学習者・黄雲龍さんは、大武口裁判所により懲役7年の判決を下されたという。黄さんは迫害により、2種類の中期の癌と末期の癌、それと深刻な血尿も患っており、それらの病気のため、拘禁中だが「重病のための服役中の一時出所」の状態にいる。現在、黄さんは歩行困難で、生活も自己管理ができないが、それでも中国共産党当局から常に監視され、嫌がらせを受けている。
黄さんは65歳くらいの満族の男性で、甘粛省靖遠石炭会社の元従業員だった。1999年7.20以来、黄さんは真・善・忍の信条を堅持していたため、何度も連行されて家宅捜索を受け、労働教養2年を強いられたこともある。また、労働教養所で酷く殴打されて肋骨を2、3本骨折したこともある。
それ以降、黄さんは都市から離れた農村の石嘴山市大武口区に住むことになった。黄さんの日常は法輪功を煉ったり、近所の人達に迫害の真相を伝えたり、自転車で街へ行って真相を伝えたりしていた。
2018年5月10日朝、大武口公安局の警官ら及び現地の派出所の警官らは7台のパトカーを出動させ、道中警笛を鳴らしながら黄さんの住む村に駆け付けた。そして住宅に押し入ったり、取り囲んだりして、家宅捜索を行い、パソコン、プリンター、法輪功の書籍、法輪功の資料などを押収した。情報筋によると、当日石嘴山市では少なくとも14人の法輪功学習者が連行され、家宅捜索を受けた。
黄さんは大武口公安局に秘密裏に拘禁されて尋問された後、市第一留置場に拘禁された。そこで黄さんは酷く拷問されて深刻な血尿の症状が出たので、食事ができず、命の危険に晒されたため病院に搬送された。診断によると、黄さんは2種類の癌を患っており、いずれも中期と末期だったため「重病のための服役中の一時出所」が許可された。黄さんは、2018年7月末に帰宅した。
2018年9月上旬に「近日中に裁判を行う」と、黄さんは大武口区裁判所から知らせを受けた。しかし、具体的な開廷の日時は決められていなかった。結局、黄さんは秘密裏に裁判をかけられた。黄さんが懲役7年の判決を下された情報は先日初めて分かった。