文╱中国の大法弟子
【明慧日本2019年4月16日】小さい時から私は読書が好きで、本に描かれた美しくて純粋な仙人の世界に、とても憧れていました。10代の頃、テレビで「ロウ山道士」というドラマを見ました。道士が壁をすり抜けるシーンを見て大変興味を抱き、「これを習いたい！」と思いました。当時、私の心の中には神通力を身に付ける日が必ず来るだろうと、不思議なほど自信に溢れていました。
大人になると、周りの人々と仲よくできないことが分かりました。なぜなら、彼らが言っている事や、やっている事はなんとなくおかしいと感じたからです。しかし、どこがおかしいのか、何が正しいのか、私には分かりませんでした。彼らに従っていれば悔しくてやり切れないし、従わなければ社会から疎外されてしまい、皆の中で生活していながら皆の外にいるような感じがして、どうすれば良いか、全く分かりませんでした。
2000年、初めて『轉法輪』を手にして読みはじめ、一気に読み終わりました。これは修煉を教えてくださる本だとすぐに分かりました。それからの私は「人生の羅針盤」を見つけたような心境にでした。
修煉することを決めたその瞬間、それはもはや私の悔いのない選択となりました。しかし、当時、師父がおっしゃった高い次元の法理をまだ理解しておらず、ただ、良い人になろう、嘘を言わないようにしよう、人を騙さず、人を罵らず、殴らず、我慢しよう、苦しみに耐えぬこうとしか分かっていませんでした。
当時、私が勤めていた会社は倒産しました。仕事を失った従業員たちは1人に1枚の書き込み用紙を渡され、それに記入すれば補助金をもらえるということでした。大変混乱した中で、記入した内容が真実かどうか問われることもなく、「このように書けば、補助金をもらえるよ」と人から言われました。しかし、私は嘘を言ってはけない、正直に記入しなければならないと思いました。その結果、私は補助金をもらえませんでした。修煉者として心性をしっかりと守り、師父のおっしゃる通りに行いました。
仕事を失ってから、私は食品加工工場で新たな仕事を始めました。ここで9年間も働きました。ここは出来高払い制で、できた件数に応じて賃金が支払われるので、利益を前にして、従業員達は皆品質より数量を求めました。しかし私は大法の要求をしっかり覚え、良い人になるよう心がけて真面目に働き、何事も他人を優先に考え、利益を度外視しました。しかし、あの環境の中で心性を守り切るのは実に難しい事でした。私はもともと不器用なので品質を守れば出来高が当然、減りました。他人が仕事を適当にしている姿を見て、心を乱す時もありました。私は絶えず法を学び、自分の考えを正してコツコツと働き、人を騙さないようにし、品質をしっかりと守りました。すると生産高も自然と上がってきました。結局、私は最高の収入が得られて努力が報われました。善良さと誠実さは本当に値段の付けようがない宝物です。師父のご教示に感謝いたします。
最近、私は道路清掃の仕事を始めました。私が担当する野菜市場の前の道路の両側に、多くの店舗や料理屋が立ち並び、収穫の季節になると、近くの農民は自家製の野菜を運んで来ては、道端で野菜を売りさばきます。たくさんの新鮮な野菜は住民の食卓を豊かにしてくれますが、しかし、毎日店じまいする際に、道路の両側には野菜のくずや腐った葉っぱなどがいっぱい取り残されました。ゴミを持ち帰る人もいますが、多くの人はゴミをそのまま放って帰ってしまうのです。私はいつも根気よくそれらを清掃し、一言も文句を言わず、人を責めたりもしませんでした。
ある店主は私が大法修煉者であることを知っていて、「彼らがこんなにさばいていても、あなたは何一つ文句も言わず、皆の出したゴミを片付けて本当にいい性格だね」と言いました。「私はまだまだ修煉が足りていませんし、法輪大法は佛法修煉です。良い人になるよう、さらに良い人になるように、最後に神佛になるように教えていますから」と言うと、彼は私の言葉に同感し、分かったように頷きました。
他の露天商は「あなたは本当に働き者だね。私が上司だったら、絶対あなたのような人を採用するよ」と褒めてくれました。私は「法輪大法がこのようにするよう教えてくださり、真・善・忍を修めています。法輪大法は素晴らしいです。真・善・忍は素晴らしいです」と話すと、彼らは皆認めてくれました。
ある女性はテレビの中国共産党の宣伝が全部嘘だと分かり、「法輪功はこんなに素晴らしいものなら、私も習いたいです。教えてくれませんか」と言いました。私は「まず人に優しくし、他人のために考え、いつも『法輪大法は素晴らしい』と念じればいいのですよ」と言うと、彼女は嬉しそうに「分かったわ」と、答えてくれました。
私はいつも、世の中のすべての人が大法からの恩恵を受けられ、誰にでも平安と素晴らしい未来があるようにと、心から願っています。
師父に感謝いたします！！
