【明慧日本2019年4月17日】フィンランド議会世界問題小委員会主席・サトゥハッシ(Satu Hassi)議員は2019年3月19日、国会議員8人と連名で中国国家主席・習近平氏、全人代常務委員長・栗戦書氏(日本の国会議長に相当)、中国駐フィンランド大使・陳立氏宛に書簡を送り、中国共産党の法輪功に対する迫害に注目し、法輪功学習者から臓器収奪している犯罪者らが法の下で裁かれるよう求めた。
9人の国会議員は異なる政党から集まり、真のフィンランド人党、左翼聯盟党、緑の同盟党、フィンランド社会民主党、キリスト教民主(フィンランド)党、スウェーデン人民(フィンランド)党とフィンランド中央党などの党が含まれる。
全文は以下の通り(翻訳文)
ヘルシンキ人民党
2019年3月19日
中国国家主席・習近平閣下
全人大常務委員長・栗戦書閣下
中国駐フィンランド大使・陳立閣下
フィンランドの国会議員として、我々は中国共産党の法輪功学習者に対する虐待や暴力の報道について、日々注目しています。この議題は中国とフィンランド両国が人権会談で幾度も討論されました。
最近、我々はジェフリー卿が主催した「民衆法廷」に注目しています。「民衆法廷」は中国で発生している法輪功学習者、ならびにその他の良心の受刑者からの臓器収奪に関する犯罪の調査をしています。2018年12月「民衆法廷」は臨時裁定を行ない、これらの訴えは確実に存在すると裁定しました。
かつて、ジェフリー卿はハーグ国際法廷で主導して、セルビア前大統領・スロボダン・ミロシェビッチに対する裁判を行ないました。
さらに、欧州議会と米国下院は決議の中で、強制臓器収奪のドナーが良心の受刑者からという報告は「一貫しており、信憑性がある」と判断しました。
「民衆法廷」は今年の春に最終判決が行われると予測しています。その時には犯罪者の多くの罪が公に暴かれることになります。
これは重大な人道に反する罪の訴えです。我々は中国当局がこれらの訴えを否定し、反中宣伝と称することは知っています。
フィンランド国会議員として、我々が思うには大量の証拠を前に、独立した専門家と国際法律家の介入に加え、我々はこれらの証拠を無視することができず、我々はそれらがデマの宣伝だと見なしてはなりません。そのため、我々は中国当局に対して調査が行われることを求め、必要に応じて措置を講じ、実証したこれらの犯罪に参与した組織あるいは個人が法の下で裁かれるよう求めます。
フィンランド世界問題小委員会主席・サトゥハッシ(Satu Hassi)
議会議員
ヴィルヴィオ(Ville Tavio)
アイラパロニエミ(Aila Paloniemi)
ハンナ・サルキネン(Hanna Sarkkinen)
アウディ・アランコ・カヒルオト(Outi Alanko-Kahiluoto)
エルキ・トゥオミ(Erkki Tuomioja)
サリー・エッサヤ(Sari Essayah)
ハンナ・ハルメンパパー(Hanna Halmeenpää)
エヴァ・ビアデット(Eva Biaudet)