【明慧日本2019年4月23日】「中国における宗教の自由を促進する連盟(CARFA)」の結成が2019年3月4日、米国議会で発表された。法輪功学習者は議会ホールで開催された記者会見で、中国共産党による中国の法輪功学習者への残酷な迫害を暴き出した。彼らの身内には、今なお、不当に拘禁されている人達もおり、今年初め、米国へ亡命した学習者の于溟(ウ メイ)さんも自ら被った迫害の経歴を述べた。
「中国における宗教の自由を促進する連盟(CARFA)」の結成に際して、米国国際宗教の自由担当大使・ブラウンバック氏、国会及び行政当局の中国委員会委員長・マクガヴァン議員、元下院議員・ウルフ氏が出席して声援を送り「中国の国民も、他国の人々と同じように信仰の自由の権利があるべきだ」と述べ、連盟への支持と彼らに対する深い懸念を表明した。
于さんは成功した企業家。過去20年間に4回不当に連行され、計12年間拘禁された。その期間中、非人道的な拷問と労役を経験した。
記者会見の中で、于さんは迫害を受けた経歴を語り、中国共産党の刑務所の中で使われている「手錠をかけて吊るし上げる」残虐な拷問を実演してみせた。于さんはこの種の拷問により連続して1カ月間苦しめられた。
当日、于さんは「国際信教の自由円卓会議」共同議長のグレッグ・ミッチェル氏に中国の刑務所内で于さんが命がけで秘密に撮影した法輪功学習者への迫害の映像を公開した。
また数人の法輪功学習者は記者会見の参加者とメディア関係者に、「真・善・忍」を堅持するため迫害を受けた親族や友人の写真を見せた。米国に在住する杜海芃さんの母親・袁暁曼さんは、江沢民を告訴したという理由で懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡され、今なお遼寧省の女子刑務所に拘禁されている。中国の人権状況に関心を持ち続けてきた元国会議員のフランク・ウルフ氏は「信仰の自由に対する中国共産党の迫害は、今の時代の重要な議題だ」と述べた。
米国議会及び中国委員会(CECC)の議長で、ラントス人権委員会の共同議長であるジム・マクガヴァン議員らはメディアの取材を受け、「私達は、法輪功の議題にとても深い関心を持っており、来月、これに関連する非人道的な行為を討論する」と述べた。
米国国際宗教自由担当のサム・ブラウンバック大使は「中国共産党が法輪功などの信仰団体に対して厳しく制限していることに、深い関心を持っている」、「信仰の自由は普遍的な価値観であり、良いことで、最も根本的な人権だ」と明言した。
連盟発起側の一つである「国際信教の自由円卓会議」はすでにポンペオ米国務長官、ロス商務長官、及びスティーブン・ムニューシン財務長官に手紙を送り、「グローバルマグニツキー人権問責法」によって、信仰団体を迫害することに参与した中国共産党の官吏および、技術サポートを提供する会社への制裁を求めた。