北京市懐柔区の徐俊明さん 迫害死する
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 【明慧日本2019年5月18日】北京市懐柔区の法輪功学習者・孫福義さん(71)と妻の徐俊明さん(65)は2019年3月7日、九渡河の家に帰った。その直後に尾行してきた懐柔区の警官らに連行され、懐柔留置場に送られた。入所の身体検査で徐さんは心臓病と血圧だったので、留置場側に入所を拒まれた。

 そして4月23日の夜、警官ら4人は孫さんの九渡河の家の塀を乗り越えて不当に侵入し、徐さんを脅迫した。4月26日、近くに住んでいる叔母が徐さんの顔を見に、徐さんの家のドアを叩いた。返事がなかったため、徐さんの息子を呼んで来て塀を乗り越えて家に入らせたが、徐さんがすでに死んでいるのを発見した。死因は警官のひどい脅迫行為により、徐さんが心臓発作を引き起こした疑いがもたれている。

 徐さんはかつて、懐柔区の九渡河に住んでいたが、後で同区の潘家園264号に引っ越した。1997年、徐さんは病気の治療のため、法輪功を学び始めた。当時、徐さんは頭痛、目の痛み、潰瘍、喉頭炎、五十肩、歯周病、頸椎病、心臓病、内臓の痛みなどを患っていた。法輪功を学んだ後、徐さんは健康を取り戻し、優しい性格になり、心身ともに元気になった。その当時、夫の孫さんは懐柔区の電気通信局に勤めており、腱鞘炎、前立腺炎の持病があって、妻の変化を目の当たりにして、法輪功を学び始めた。おかげで、孫さんの病気も完治した。孫さんは真・善・忍に従って自分を律し、誰に対しても援助した。孫さんは自分の休みを利用して、家電の修理を頼んで来る人は拒まず、無償で直してあげていた。九渡河で孫さんは、とても良い人だと皆に知られている。

 「真・善・忍」を堅持した孫さん夫婦は、繰り返し迫害される

 1999年7.20、中国共産党の江沢民グループは法輪功迫害を開始した。孫さん夫婦は法輪功を学び続けているため、当局による執拗な嫌がらせを受け、住宅を監視され、尾行され、罰金を科され、連行されて拘禁され、実刑判決を受けるなどの迫害を加えられた。

 徐さんは1999年、法輪功の陳情のため北京に行こうとしたが、途中で警官らに連行され、1日派出所に拘留された。それ以来、孫さん夫婦は公安局、610弁公室、勤め先、居民委員会などあらゆる場所で、絶えず嫌がらせを受けたため、正常な生活ができなくなった。

 ある日の朝、徐さんは室外で法輪功の功法を煉っただけで、警官に留置場へ連行され、28日間拘禁された。帰宅した数日後、徐さんは天安門広場に行き、金水橋で法輪功の横断幕を広げた。そのため、すぐに前門派出所に連行された。

 その後、徐さんの勤め先が倒産してしまい、法輪功を学んでいるという理由で、徐さんはガラス繊維工場に行かされた。新しい職場でも、徐さんは法輪功を放棄する誓約書を書かされたが、従わなかったため、余儀なく放浪生活を強いられた。

 2002年、徐さんは610弁公室の警官により洗脳班に入れられ、2週間強制的な洗脳を受けた。

 夫の孫さんも拘留されたり、洗脳班に拘禁されたりした。2004年12月、孫さんは労働教養処分1年6カ月を科され、教養所に拘禁された。出所した後、610弁公室は孫さんの勤め先に、孫さんを監視するように要求したが、局長は「会社は人手が足りない。孫さんはうちの会社で一番いい人だ」と話して、要求を断った。

 2011年11月、警官はまた孫さんたちの家に来て、夫婦に嫌がらせをした。それで、孫さん夫婦は迫害を避けるため、家を離れて親戚の家に泊まったり、車に泊まったりして、余儀なく1年間の放浪生活を強いられた。

 冤罪の実刑を受ける 夫の孫さん

 2016年1月11日、孫さん夫婦は北京市順義区石門市場で買い物したとき、徐さんはある夫婦に法輪功の資料を配り、法輪功が迫害されている真相を話した。しかし、中国共産党が法輪功への誹謗中傷する宣伝を信じたこの夫婦に通報された。

 警官は市場に来て、孫さん夫婦を連行しようとしたが、徐さんは市場から離れていたために連行を免れたが、孫さんは警官に順義留置場へ連行された。その後、警官は孫さんの九渡河の家、現在住んでいる家、息子の家まで家宅捜索し、法輪功の書籍、法輪功の横断幕、プリンター1台などの私物を押収した。

 同年2月18日、孫さんは逮捕状を出され、4月16日に本案件を順義検察庁に送られたが、5月19日に検察庁が証拠不足で案件を順義公安分局に差し戻した。6月29日、留置場側が電話で「孫さんは高血圧症状が現れたため、公安病院に送った」と家族に告げた。家族は保釈を求めたが、拒否された。孫さんの弁護士も数度手紙で孫さんの解放を要求したが、すべて拒絶された。

 その後、検察庁は孫さんの2回目の案件を、公安分局に差し戻した。孫さんの弁護士は関係する部門に『不起訴意見書』を渡し、村民278人は「彼が良い人であることを証明する嘆願書」に署名して、孫さんの釈放を求めた。

 2016年12月9日、順義裁判所は孫さんに不当な開廷をした。法廷で孫さんの弁護士は法律に基づき、孫さんの無罪を主張した。しかし12月28日、裁判所は一審で孫さんに、懲役3年と罰金3000元の判決を言い渡した。その後、孫さんは控訴状を提出したが、北京市第三中級裁判所に原判決を維持するとの結果を出され、天津の前進刑務所に収容された。

 徐さんは連行は免れたものの、余儀なく1年も放浪生活を強いられた。

 夫婦ともに尾行され、連行される

 2019年1月10日、孫さんは刑期満了で帰宅できたが、帰宅して2カ月足らずで、またもや夫婦は共に連行された。

 2019年3月7日午前、孫さん夫婦は車で九渡河の実家に帰ったが、懐柔区泉河派出所、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官に尾行され、家に不当に侵入された。同日の午後、警官は孫さんを懐柔区泉河派出所に連行した。その直後、警官ら数人は孫さんの九渡河の家を家宅捜索し、プリンター、法輪功関連書籍、資料などの私財を押収した。

 その日の夕方、警官は妻の徐さんも泉河派出所に連行し、尋問した。孫さん夫婦は派出所の警官に法輪功の真相を伝え、徐さんは「私はもし法輪功を学んでいなければ、とっくに死んでいる」と話した。孫さん夫婦は警官にサインを強いられたが、従わなかった。

 3月8日、孫さん夫婦は懐柔区留置場に送られた。入所の検査で徐さんは心臓病、高血圧症などで、不合格になって、入所を断わられたため、深夜に警官に九渡河の家に戻された。

 3月9日、泉河派出所の男性警官2人は再び、九渡河の家にいる徐さんに、信仰の放棄と誓約書を書くことを強要したが、徐さんは拒絶した。

 孫さんは1カ月間留置場に拘禁され、4月の始めに解放された。

 徐さんは迫害死し 孫さんは洗脳班へ連行される

 2019年4月中旬、懐柔区公安局、610弁公室、派出所の警官は「4月に懐柔区で会議がある」という口実で、孫さんを懐柔区の洗脳班(懐柔区九仙廟)に連行した。

 4月23日午前、九渡河鎮黄坎派出所の警官ら4人は孫さんの九渡河家に行き、ドアを叩いたが、家にいた徐さんはドアを開けなかった。そして、4人の警官らは塀を乗り越えて家に不当に侵入し、徐さんに信仰の放棄を強要し、法輪功の資料の出所を聞き出した。徐さんは「知らない。この前、私を連行したとき、あなたたちのせいで私は心臓病と高血圧症を発症しました。まだ私に迫害を加えるのですか? 私は釈放証明書を持っています」と話した。警官らは11時過ぎにやっと去って行ったという。

 4月26日になって、近くに住む叔母は3日間も徐さんの顔を見ていないと思って、ドアを叩いたが応答がなかったため、徐さんの息子を呼んだ。息子は塀を乗り越えて入り、母の遺体を見つけた。

 そして、その知らせを受けた親戚がみんな駆けつけて来た。徐さんの息子は610弁公室に行き、母親の葬式のため、父親の解放を要求した。そのため孫さんは家に戻り、やっと徐さんの葬儀を行なった。葬儀の間、警官らはずっと孫さんのそばに張りついていた。

 26日の当日、葬儀が終わると、警官らはすぐに孫さんを洗脳班に連れ戻そうとした。親戚や友人はみんな一丸となって、警官らのこの行為に抵抗した。息子は警官らに「あなた達の迫害で母が死んでしまいました」と言い、孫さんは「あなた達は妻を迫害死させました。私まで死に追い込むのですか」と問い詰めた。息子は携帯電話で警官らのこれらの違法行為を通報しようとしたため、警官らはやっとこの場を立ち去ったという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/4/28/385650.html)
 
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