2年間拘禁された呂安敏さんに懲役3年を宣告
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 【明慧日本2019年9月24日】(陝西=明慧記者)陝西省西安市の法輪功学習者・呂安敏さん(67歳)は2017年10月16日、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らにより連行され、2年近く拘禁された。現在、苦しめられた呂さんは、別人のように痩せこけて髪は乱れ、朦朧とした状態で、自力での生活ができなくなったという。しかも最近の情報によると、呂さんは蓮湖区裁判所に懲役3年の実刑判決を言い渡され、今なお蓮湖区留置場に拘禁されていることが分かった。

 呂さんの夫は2016年に亡くなったため、娘と助け合って生活していた。2017年10月16日午後、西安市国内安全保衛部門、新城区国内安全保衛部門、中山門派出所の警官らは、呂さんの家に押し入り、呂さんと娘を強制連行した。翌日、娘は解放されたが、呂さんは新城区留置場に拘禁された。

 2018年1月17日、呂さんの弁護士と家族は蓮湖区検察庁に行き、この案件の責任者・李笑鶴を訪ね、本案件について直接話したいと申し出たところ、李笑鶴は面談を拒否した。そこで、弁護士は電話番号を聞いたが、李笑鶴は電話の回線が故障してまだ修理できていないとウソを言い、電話番号を教えなかったと言う。

 2018年5月8日、蓮湖区検察庁は呂さんの案件の公文書を蓮湖区裁判所に回した。呂さんの娘は調べても関連情報がないために、何度も検察庁に行って公文書が裁判所に渡されたかどうか、そして、裁判所の本案件の担当者を李笑鶴に確認しようとしたが、すべて不在であるとか、今、開廷中であるなどの口実で拒否され、会うことさえできなかった。すでにこの期間中に、呂さんは蓮湖区留置場に移送された。最後に弁護士が介入し、蓮湖区裁判所の裁判官・霍彪がこの案件の責任者であることがやっと分かった。

 2018年11月16日朝9時30分、蓮湖区裁判所で呂さんに対する裁判が行なわれた。当日、法廷は判決を下さなかったが、呂さんを解放せず引き続き拘禁したままだった。

 家族は裁判官・権波蓉に状況を確認した時、「もうすぐ結果が出る、上の決定を待っているところだ」と返事した。最近になってやっと、呂さんはが蓮湖区裁判所に懲役3年の実刑判決を言い渡されたことが分かった。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/9/18/393471.html)
 
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