大法を学んだ父親の起死回生の物語
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 文/中国の大法弟子の家族

 【明慧日本2019年10月22日】私は中国北部のある省の役所で働いており、妻が法輪大法を修煉を始めてから、私もその影響を受けて少しずつ変わり始めました。妻が法輪大法を修煉することに対しては、全く抵抗感などなく、妻の影響を受けて、私も大法の素晴らしさを信じています。

 これから、私の父親が法を得て起死回生した過程について話したいと思います。

 私の両親は中国北部のある省の農民です。2012年7月、父親の具合が悪くなり、全身が黄色くなり始めたので病院で検査を受けました。権威のある専門家が出した結果、末期の十二指腸乳頭部癌であることを告知されました。また、父親のような症状で手術を施さずに治療薬だけでの対処では、半年の余命もないと専門家に言われました。そして、例え手術を施して成功したとしても、4、5年命が延ばされるだけで、あまり楽観的な状態ではないため、早めに心の準備をした方がいいとも言われました。

 この診断結果を聞いて、家族はみんな驚愕して泣き出しました。そして悔いを残さないために、北京から専門家を招いて手術を依頼し、最後の最後まで諦めないことを決めました。十二指腸乳頭部癌は肝臓や腎臓移植を除いて最も難しい手術であり、胃袋の一部や十二指腸などを切除して、切除した部分をチューブで強制的に繋ぐやり方ですので、手術の成功率は非常に低く、失敗する可能性も極めて高いと言われました。

 また、例え成功しても再発率が高い上に、青年でも傷口の治癒が難しく、チューブでつないでいる部分は非常に感染症が起きやすいと分かったとき、183センチもある兄はその場で崩れ落ち、床に座ったまま呆然としました。

 私は大法を修煉していませんが、妻が大法弟子であるため、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を唱えて、危険から身を守った人がたくさんいるという話をよく聞きますし、また、父親が入院してから、妻がよく「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と父親や家族みんなを励ましているのを見て、同意書にサインする時に心の中で大法の師父に助けを求めました。

 北京から招いた専門家は当日の午後、病院に着くなり手術室に入り、夜7時から深夜の1時まで手術を施しました。手術が終わって成功したと教えられたとき、家族全員がホッとしました。しかし、同時に、手術後の治癒具合により、全てが水の泡になる可能性もある、とも言われました。老いた父親は傷口の治癒という難関を乗り越えなければなりません。

 全身をチューブに繋がれた父親は麻酔が切れた後、痛みに苦しめられて、毎日毎日鎮痛剤を頼りに過ごしていました。さらに恐ろしいことに、まい手術から半月が経った頃、微熱が続き、傷口が感染症を引き起こしてしまいました。医者もなす術がありません。医者によると、ほとんどの患者は傷口の感染症や微熱の難関を乗り越えられず、この世を去っていったそうです。

 現代医学でも無力な現状を目の前にして、ついに苦痛に耐えられなくなった父親は「死なせてくれ!」と家族にせがみ、しまいには面会まで拒み始めました。そして、何度もチューブを抜いて死を計った父親の苦しみに、家族全員が泣き崩れました。

 このような瀬戸際で、大法による奇跡が現れました。妻が何度も父親と話し合った努力の結果、大法弟子である妻の両親を病室に入れてくれました。3人の大法弟子が父親の前に立った瞬間、不思議と父親の怒りが鎮まりました。そして妻の両親は自分たちが修煉を通じて経験した奇跡や、大法の素晴らしさ、大法を学び師父の教え通りに行なえば、きっと師父が助けてくれるなどを父親に話して聞かせ、妻も同修たちの体験談がつづられた本を取り出して読み始めました。その本には、多くの末期がん患者が大法を修煉して、健康な体を手に入れた実話や死に装束まで用意して、その後修煉して、元気になった実話などが載っていました。

 しばらくして、父親の青白い顔に赤みが戻り、混沌とした目にも光が戻りました。しまいには、久方ぶりの笑みを浮かべたのです。それは、病にかかってから初めての笑顔でした。「大法は本当に素晴らしい! 長い間、無駄にしてきたな。すぐそばに大法があるというのに、なんで信じなかったのだろう!」。そして、父親は退院したら必ず大法を学ぶと決心しました。

 妻の両親が帰ったその日の夜、病室から良い知らせが来ました。20日以上引かなかった微熱が引いたのです! 熱が引いた後、体の痛みも軽くなり、その晩、父親は入院して以来、初めてぐっすりと眠れました。

 翌日の朝、医者が様子を見に来た時、前日まで死にたがっていた父親が元気いっぱいに「家に帰る」と叫んでいるのを見て、誰もが驚愕しました。結局、何日か様子を見ようという主治医の言葉に逆らえず、父親は不機嫌ながらも何日間かそのまま入院していました。

 今でも、日に日に元気になっていく父親の変化を家族全員はっきりと覚えています。退院後、父親は真剣に大法を学び始め、ほぼ毎日師父の説法の録音テープを聞き、暇なときは『共産党についての九つの論評』を読み、また、様々な真相小冊子も読み返しました。

 あれから7年が経ちました。父親は今年で75歳になりますが、赤みがかった顔色をして心も体も元気いっぱいです。母親曰く、薬は全く飲まないし、体のどこも悪くない、何を食べてもおいしく感じるし、いつも元気いっぱいだそうです。父親は農民であるためにやることが多くて、暇な時間があまりありません。毎日、あれこれでせわしなく、子供たちが止めに入っていなければ、農作業までしようとしていました。

 学法を通じて父親は修煉とは心性を修め、良い人になり、宇宙の特性である「真・善・忍」に同化することであると理解しました。村で誰かが困っていたり、助けを必要としていたりするときには、必ず父親の姿が見えます。父親は報いやお礼などまったく求めず他人を助け、笑顔で毎日を過ごし、その姿を見る家族は全員うれしくて、家族全員が心から大法の素晴らしさに感謝しています!

 今の私は合格した大法弟子とは言えませんが、妻と父親の修煉を非常に支持していますし、私も妻と一緒に大法の書籍を読んだり、勉強したりしています。

 あれ以来、私も母も兄も、そして、甥っ子達も大法の素晴らしさと奇跡を信じています。家族全員、心の底から「法輪大法は本当に素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」をいつも、いつも唱えています。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/9/14/393290.html)
 
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