豪州から帰省の65歳の女性 連行されて拘禁
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 【明慧日本2019年10月25日】3年前にオーストラリアに亡命した法輪功学習者・尹森さん(65歳女性)は2019年2月4日、帰省した際に深圳税関の関係者により連行され、深圳留置場に十数日間身柄を拘束された。その後、大連国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関 )の警官により大連留置場に移送され、7月に大連市沙河口裁判所によって懲役1年の実刑判決を言い渡され、9月に遼寧女子刑務所に拘禁された。

'中共酷刑示意图:上大镣'
拷問のイメージ図:手錠と足かせを鎖でつないでかけられる

 元遼寧省大連市沙河口区錦綉小区に住んでいた尹さんは、法輪功を学んでいるという理由だけで、20年以上にわたって何度も残忍な迫害を受けた。2004年12月、尹さんは法輪功迫害の真相を伝えていた時に、真相を知らない人に通報され、警官らによって自宅の家宅捜索を受けた。

 2011年2月25日、尹さんは法輪功迫害の真相ポスターを車に貼ったため、連行されて15日間身柄を拘束された。そこで60時間にわたって、身動きできないようにベッドに縛り付けられて、ひどく痛めつけられた。その後、1500元(およそ2万3000円)をゆすり取られて、ようやく釈放された。

'酷刑演示:铐在床上'
拷問のイメージ図:ベッドの柵に両手足を縛り付ける

 2015年12月3日、尹さんは再度連行され、その後、健康上の問題で保釈された。2016年2月24日、沙河口区裁判所は尹さんに対して開廷した。尹さんは無罪だと主張し、自己弁護をした。また、尹さんを罪に陥れるための必要な証拠が不足していたため、やむを得ず休廷した。

 2016年3月7日、尹さんは法輪功迫害の元凶・江沢民を告訴する書類を郵送したため、当局の人員により連行されて、自宅の家宅捜索を受けて5日間身柄を拘束された。

 中国共産党による様々な迫害により、尹さんの夫と息子は巨大なプレッシャーを感じ、悲惨な状態に陥った。

 2016年3月22日、家族へのプレッシャーを軽減するため、尹さんはやむを得ず実家を離れて、オーストラリアへ亡命し、オーストラリア政府から人道的な理由により保護された。

 しかし、ホームシックに陥った尹さんは、2019年2月4日(中国の大晦日)に帰省したが、当日すぐに、深圳税関で連行されて拘禁された。その後、大連まで移送され、懲役1年の実刑判決を言い渡され、現在は遼寧女子刑務所に拘禁されている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2019/10/20/394810.html)
 
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