山東省臨沂市の法輪功学習者4人に 不当判決
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 【明慧日本2019年10月29日】最近、山東省臨沂市(りんぎ-し)法輪功学習者4人が山東省刑務所に収監された。公茂海さん(60歳男性)は男子刑務所に収監され、銭金華さん(56)、胡金萍さん(57)、胡金慧さん(55)の女性3人は女子刑務所に収監された。

 上述の4人は臨沂国家安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)のいわゆる「突撃行動」の中で不当に連行された。この行動をでっち上げ、コントロールしたのは臨沂610弁公室、および同市蘭山区の法曹部門である。

 2018年夏、臨沂国家安全保衛部門は全市でいきなり「突撃行動」を実行し、長い間、監視下に置かれていた学習者たちを連行する対象にした。目的は法輪功の真相資料を印刷する拠点を破壊するためであった。同年9月29日、銭さん、公さんと胡金萍さんの3人は胡金慧さん宅を訪れた際、国家安全保衛部門の警官らにより尾行された。それらの警官らは現地派出所の警官ら4人をかき集めて、私服で何の身分証も提示せずに、4人の学習者を連行した。また、捜索許可証も持たないまま家宅捜索を行ない、多くの個人財産を押収した。

 臨沂蘭山区法曹部門は上述の4人を長期間にわたり身柄を拘禁した後、裁判を行なった。法廷で、裁判官は弁護士の無罪を主張する弁護を無視し、無理やり有罪判決を下した。銭さんに懲役2年、公さんに懲役3年、胡金萍さんに懲役1年6カ月、胡金慧さんに懲役9年の実刑判決を言い渡した。銭さん、公さん、胡金萍さんの3人は控訴したが、すべて3人とも原裁判を維持すると判決が下された。

 今年の9月ごろ、4人は次々と刑務所に収監された。

 上述の4人の他に、「突撃行動」で連行された法輪功学習者は朱同貴さんと劉乃倫さんもおり、2人とも未だに臨沂河東区留置場に拘禁されており、ひどい迫害を受けている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/10/25/395027.html)
 
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