大法弟子に優しくした刑務所の警官は福報を得た
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子

  【明慧日本2019年11月8日】黒龍江省のある刑務所では、2014年3月~4月の間、大法弟子を「転向」させるため、すべての受刑者に刑務所の規則を暗記するよう命令しました。「私は大法弟子です。罪を犯していません」と私は、刑務所の規則を暗記することを拒否しました。受刑者のボスは受刑者を使って私を監視し、強制的に暗記させようと、脅迫、暴力などの邪悪な手口を使いました。「私は罪を犯していません。私は犯罪者ではありません」と反抗すると、監視役の受刑者は「一、二条を暗記して、ごまかせばいい」と私を騙そうとしました。私が彼らに服従しないのを見て、彼らは「覚えなければ、殴るぞ」と脅しました。私は動じず、拒否し続けました。

この時、中隊の王警官がやって来ました。私はすぐに王警官に「規則を暗記しません。私は犯罪者ではないし、罪を犯していません」と主張しました。王警官は私を事務室に入れ、座らせ、周りに多くの受刑者が囲んで来ました。王警官は私に「どういうことか」と聞くので、「刑務所の規則を暗記するよう言われましたが、私は罪を犯していないし、犯罪者ではありません。もう年ですから、覚えられません」と言いました。王警官は「じゃ、あんた達の師父の経文はどうだい? 暗誦できるのか?」と聞くので、「師父の経文なら、私は覚えられます」と答えました。すると、王警官は笑い出して、「刑務所の規則は覚えられないのに、あんた達の師父の経文を覚えられるんだ。分かった。規則の暗記はもうやめよう。あんたは煉功していいよ」と言いました。

こうして、私に対するいわゆる「転向」方針は失敗に終わりました。この時、監視役の受刑者も態度を変え、時々「俺、お前を殴っていなかったよね」と私の機嫌を取ったりしました。私はそれに乗じて彼に真相を伝え、三退をさせました。これまで、彼に真相を伝え、三退も勧めましたが、彼は「金をくれるか? 金をくれなかったら、退かない」と拒否していました。

2015年、他の監獄区から、ある大法弟子が移って来ました。警察と受刑者らはいろんな手を使って彼に囚人服を着せようとしましたが、すべて拒否されました。ある日、王警官はこの大法弟子を呼び出し、囚人服を着ない件を調べました。大法弟子は、「私達は罪を犯していないから、囚人服を着ないのは当然です。暴力を振るわれても、私は着ません。たとえ私が囚人服を着用ても、あなたは昇進できますか? 出来ないでしょう。しかし、大法弟子に優しくしていれば、あなたはきっと福報を得ます」と言いました。そして、大法弟子は王警官に2、3時間も真相を話し続け、邪悪の迫害を徹底的に否定しました。

ある日、3、4人の受刑者がこの大法弟子をある部屋に連れ込み、強制的に服を脱がせ、外の服にも、下着にも、全部囚人と言う文字のはんこを押しました。「お前は囚人服を着なければ、お前の服を囚人服にするぞ」と言いふらしました。私達は対応策を相談しました。王警官にこの件を話し、迫害を否定しようと考えました。私たちは王警官を見つけ、迫害されたことを話しました。その場に多くの受刑者もいました。それを聞いた王警官は大変困った様子で、私に「あんたはどう思うか?」と聞いてきました。「私たち大法弟子は罪を犯していません。このような迫害に断固として反対します」と答えると、王警官は大法弟子に、「この件は、私の命令ではない」と言いました。この時、受刑者のボスが出て来て、「俺の命令だった」と認めました。

王警官は私たちに、「ここでは、あんた達は働かなければならない。いい考えがある。あんた達3人は食事配送の仕事をやりなさい。きつくないだろう? やれるでしょう? 正直なところ、私はあんた達の師父のことを結構尊敬しており、大法のことも理解している。大法弟子の面倒を見られるところまで見てあげる」と言いました。その場にいる人はみな静かに聞いていました。

 王警官は法輪功の真相ば分かり、大法弟子に優しくし、その後、福報を得て、半年後、昇進しました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2019/10/6/394230.html)
 
関連文章