大法の真相を聞き入れる 心優しい人々
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文/中国の大法弟子 

 【明慧日本2019年11月12日】数年前、法輪功真相を伝えた時に出会ったあることは、今でも忘れられません。

 ある日、遠くの農村地帯に法輪功迫害の真相を伝えに行きました。帰る頃にはすっかり日が暮れてしまったため、私は急いで自転車を漕ぎ、暗くならないうちに大通りに出ようと思いました。もう少しで大通りに出る場所に、目の前に大きな溝が横たわっていました。この溝を渡るのが大変そうでした。

 溝の前に止まって自転車を降りる場所を探していました。この時、羊飼いの中年の男性がやって来ました。「とりあえず、この人に真相を伝え、渡るのを後にしよう」と思い、私は彼に声をかけ、法輪大法の真相を話しました。大法の事を聞くと、彼はすぐに嬉しそうな表情を見せたため、すでに真相を知っている人だと思いました。

 私が向こうの大通りに出ようとしているのを見て、彼は私の自転車を持ち上げ、渡してくれようとしました。そして、「大法弟子のために何かをやってあげたい、大法のために何かをやりたい」と言いました。彼は片手がない障害者で、障害者に手伝ってもらうのは悪いと思って、彼の助けを断ろうとしました。しかし、彼はどうしても大法弟子を手伝いたい、自分の気持ちを表したいと言いました。

 話をしているうちに、彼はすでに自転車を溝の向かい側に運んでくれました。そして、彼は「神様も布教者に道を譲ってくれます。道は布教者を通行させるものです。私のような普通の人は、どうして大法弟子を手伝わないでいられるでしょうか? 大法弟子は真の布教者ですから」と言いました。

 彼のこの話を聞いて、私はとても感動しました。本当に悟性の良い、心の優しい人だと思いました。そこで、私はもう帰る時間を気にせずに、彼の話を聞いてあげました。

 彼の話によると、彼の家族は大家族で、一族は数十人もいるそうです。家族にはとても頭のいい兄弟がいて、その兄弟は他の町で会社を経営しており、しかも、とても大きな会社を経営しているそうです。この兄弟は多くの大法弟子と仲良く付き合っていて、毎年お正月の帰省時に、いつも大法の真相資料やDVDを多く持ち帰って来て、それを親族全員に配り、見せるそうです。そして、兄弟は親族に「大法弟子は真の布教者で、人々に真の福音をもたらす人です。もし、大法弟子が真相を伝えてくれることがあれば、決して反対してはならないし、真面目に聞き、誠心誠意に受け入れてください。そして、大法弟子を助けてあげてください。できるだけ彼らを守ってあげてください」と言ったそうです。

 この兄弟はとても有能な人達で、親族の中でもなかなかの人望があり、そして、彼の話も理にかなっていると思い、皆は彼の言う通りにやりました。親族は皆大法の事を認め、大法弟子に優しく接して、大法弟子を手伝っているそうです。今、親族はそれぞれの家庭が睦まじく、お金もあって、しかも、とても健康で、親族皆は福報を得たそうです。

 それを聞いた私は感動して、涙を流しました。周りは暗くなりましたが、心の中はとても暖かくて、師父に感謝する気持ちでいっぱいでした。

 しばらく前、真相を伝える時、このような人に出会いました。彼は農家の人で、その時、畑仕事をしていました。私は彼のそばに行って真相を伝えると、彼は手が震えて、言葉も思うように話せなくなりました。彼は大法に抵抗があるのかと思い、そこで、「あなたはいきなり真相を受け入れなくても大丈夫ですよ。私達が会えたのはきっと縁があるからで、私たちは兄弟です」と彼を慰めました。彼も次第に落ち着いてきて、「僕は法輪功に反対しません。とても認めています。江沢民と中国共産党がこのような善良な人達を迫害するのを思うと、思わず怒りが沸いてきました」と言いました。そして「神は中国共産を滅ぼすと言いますが、早く滅ぼしてほしいものです。人も物も支援しますから、必要でしたら、ここから数十人を出しても全然問題ありません」と言いました。私は「法輪功は誰とも戦いません。ただ人を善に導き、善良な人に真相を知ってもらい、福報を得てほしい、それだけです!」と伝えました。

 彼は本当に心が優しく、正義感に溢れる人でした。心から正義のために声を上げてくれた彼を見て、私は心から感動しました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/10/16/394638.html)
 
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