【明慧日本2019年11月19日】「第二十回ロシア法輪大法修煉体験交流会」が10月12、13の両日、ロシアの郊外で開催された。ロシア各地、ウクライナ、ベラルーシとリトアニアなどの法輪功学習者は交流会に参加し、15人の学習者が日頃の修煉体験を発表した。
妨害を突破し中国人に真相を伝える
数人の学習者は異なる方法で、ロシア各地で中国人に真相を伝えた経歴を発表した。中国人に法輪功の資料を配り、観光スポットで中国人観光客に真相を伝えた。
チェリャビンスク市から参加したユリアさんは、母親になって多くの時間を取られるようになった。彼女は数人の同修と一緒にソーシャルメディアを利用して真相を伝え始め、24時間の当番制を取り入れてから効果がよく、昨年の12月から数十人の中国人が中国共産党の関連組織から脱退したという。
ユリアさんは当地に住む野菜農家の中国人に真相を伝えるとき、師父に助けられ恐れる心を取り除く過程で、多くの不思議な出来事が起きたという。「ある日、私が野菜ハウスに中国人に真相を伝えに行くと、全身に入れ墨のある中国人が罵声を上げて、私達を追い出そうとしました。私が他の中国人に真相を伝え始めると、彼は大声で『署名するな、脱党するな』と、その人に命じました。私は心の中で師父に助けを求めながら、彼に真相を伝えました。考えもしなかったことに、彼の顔色は穏やかになり、署名したあと、共産党組織から脱退したのです」と語った。
彼女は1人で真相を伝える場合、同修の助けがなく、恐れる心を克服した時、師父の慈悲なるご加護を感じたという。
「ある時、空港で中国人に展示パネルを向けた時、少し恐れる心が現れたため、強風に吹きつけられて辛そうに耐えている私を見て、2人の男性が助けてくれ、1人が車から包装用のラップを持ってきてきて、展示パネルを柵に固定してくれました。中国人は空港から出て来ると、すぐ『法輪大法は素晴らしい!』と書かれているパネルが見えます。私が中国人グループを手伝って出口の扉を押さえ、旅行バッグを支えている時、1人の中国人は、法輪功は本当に素晴らしい!」と言いました。多くの中国人は彼女に微笑みを贈り、手を振り、中にはその場で中国共産党組織の党員、共青団、少年先鋒隊から脱退した。
モスクワから参加したアンナさんは、観光スポットで中国人観光客に真相を伝えた体得について発表し、発正念の重要性を認識したしたという。「公園で1人の年配男性に真相を伝えると、彼はいままで戸惑っていた問題を積極的に私に質問し、私が一つ一つ答えたあと、彼に脱党を勧めようとした時、彼が手に持っていた水筒が突然地面に落ちて割れてしまい、機嫌が悪くなりました。私はその水筒を拾って彼に渡すと、彼は「ここから離れてください」と言いました。私ともう話したくないという意味です。私は、彼が救われないように妨害する要素が、彼の障碍になっているとすぐ認識しました。「もう一歩のところで彼を救えたのに、このような出来事が起きてしまいました」とアンナさんは話した。
このほかに観光客が真相を聞くことをガイドが妨害するケースもあり、衆生が救われるのを妨害する形式は様々な形で現れる時、発正念をすれば効き目がありますが、恐れる心や人心を用いてはならず、この過程でできるだけこれらの執着心を取り除くことだという。アンナさんは「表に出て真相を伝える以前は、安全面を恐れ、上手に話せないことを恐れ、罵られることを恐れ、自分の利益を損なう事を恐れていました。どのように修めれば恐れる心を取り除くことができるのでしょうか? まず、自分の恐れる心を直視し、自分は何を恐れているのかと、これらの一つ一つの念を見つけ出しその考えをなくすためには、師父の法理の中で答えを探すことです。恐れるのは本当の自分でないことをはっきり認識し、修めて恐れる心を取り除く過程で、それは確かな物質であることがわかりました。私達が恐れている時、実はこの物質が作用しています。この物質は体内に蓄積され、一世の蓄積だけではない可能性があります」と語った。
「私がわかったことは、執着心を取り除いた分だけ次元が上がり、代償を支払ったことになり、自分を犠牲にする精神もその次元に達し、すなわち衆生を救う能力もその次元にあるのです。観光スポットでの真相伝えは第一線であり、自分の執着と不足が残らず暴かれる過程で絶えず自分を修めて昇華させることで、衆生の救い済度をやり抜くことができるのです」とアンナさんは話した。
現代観念の毒素から抜け出し 大法は人としての道理を教えてくれた
35歳のイルナ・カリムさんは画家である。修煉をする前の彼は現代の観念に影響され、社会道徳の基準の滑落に従い、乱れた生活をしていた。「私は実家に戻った時、みんなが私に庭から出ないように言いました。商店への買い物も行かせてもらえず、両親は当地の住民に私の事を知ってもらいたくなかったのです。当地の人が私を見て、息子は盗賊、または薬物中毒だと言われるのを恐れていました。なぜかと言えば、私は髪を伸ばし、着ている服や聞いている音楽、書いた絵もみな道から外れていたのです」
修煉を始めた彼は、自分が両親に与えた苦痛を恥ずかしく思った。今の彼はよく両親に電話をかけ、よく両親に会いに実家に戻っている。両親から何かを得ようとするのではなく、両親に喜ばせたいからだ。彼の変わりようを見た妻は驚き、その後家族は睦まじくなったという。
33歳の男性・ユーリ・メッセルヤコフさんは、かつて重度のアルコール依存症で、へビースモーカーで、25歳から薬物を吸い始め、ゲーム遊びにはまり込んだ。乱れた生活は彼に快適な日々をもたらすことはできず、ますます虚しさを感じた彼は自分を変えようと思った。ある時、偶然の機会にネット上の李洪志先生の説法ビデオを見て、彼の生活は根本から変わったという。「ある日、師父の説法ビデオを見たあと、私は愉快になり、喜びに満ち、苦痛から抜け出し、エネルギーに満たされ、意気消沈の状態から脱することが出来ました。私は幸せを感じ、楽しさが増え、言葉では表すことが出来ません! 長い間の苦しみの中で、探し続けた師父にやっと出会えました!」と述べた。
メッセルヤコフさんが悪習慣を断ち切ることは容易なことでなく、彼はその当時の事を次のように回想した。「2015年12月31日、非常に厳しい試練に直面しました。正月なので私は友人とA場所からB場所に行き、そして戻って来ることにしました。この時友人は麻薬を持参していましたが、私は3カ月から4カ月麻薬を吸っていませんでした。麻薬の存在を知った私は、それを吸いたい強い欲望に駆られ、自分は薬物に負けたと感じました。私は今にも崩壊しそうになり、20~30分我慢していましたが、欲望は止まらず、嗜好は完全に私を飲み込み、すべてが存在しなくなったように感じ、私の心身は抵抗する力がなくなりました。この時、私は師父に助けを求めました。一塊の強いエネルギーが私の身体に入り込み、私は欲望に打ち勝つことができたのです! その感激は言葉で描写することは出来ません。師父は慈悲を持って私を導き、私を大切にしてくださいました! そのことを永遠に忘れることはできません!」
仕事環境の中で「真・善・忍」をもって自分を律し、トラブルを解決する
ウクライナから参加した青年女性学習者のカティア・ダイニックさんは、仕事環境の中での修煉経歴について交流した。別の部署で仕事をしていた彼女は、時間内にノルマを果たす事ができなかった同僚を手伝うためにその部署に派遣された。数週間手伝ったあと、同僚はとても喜び彼女に感謝した。
しかし後になってある人からダイニックさんに、手伝っていた女性の同僚は上司の前でダイニックさんのデマを話し、このデマで仕事を失うかもしれないと告げられた。ダイニックさんは師父の教えを思い出し、「真・善・忍」の基準に基づいて、同僚の彼女と口論しなかった。これを見た同僚たちは立ち上がりダイニックさんを弁護した。結果としてそのデマを流した彼女は解雇されたのである。
ダイニックさんがこの過程で表した忍耐、寛容、善意は、同僚の目に焼き付いたのである。
「大法こそ私達が探した真理である」
かつていろんな法門で学んだことのあるソロヴィヨワ・ニーナさんは、2009年夫と一緒に法輪大法の修煉を始めた時から今日まで修煉を続けている。彼女は「大法を修煉するまでは、私は長い間生活の意義について、宗教、理論、占いと治療などの領域で答えを探しましたが、得られたのは虚言と詐欺だったのです。私が20年間信仰していた東洋の正教の中でも真理を得ることは出来ませんでした」と述べた。彼女の夫は職場から『轉法輪』の本を持ち帰り、一遍読み終えたあと、また読み返し、「これこそ私が探していた真理だ!」と話したという。
修煉してからニーナさんの静脈拡張などの病気は回復に向かい、500度の老眼鏡を掛ける必要がなくなり、記憶力も良くなった。夫は酒とたばこを止め、夫妻は家族環境の中で譲り合うようになった。最も奇跡的な出来事は数回の火事に遭ったが、師父のご加護を受けて無事だったことだという!
集団学法が始まると、瞬時に紫のエネルギーがうねり始まるのが見えた。その場は穏やかで慈悲なるエネルギーに満ちていたという。
正念を持って困難を乗り越え 真善忍美術展は順調に開催
2006年から修煉を始めたユリ・シュマトフさんは、シベリアで開催した真善忍美術展について交流した。シベリアには同修が少なく、美術展開催の経験もなく、ゼロからのスタートで直面する仕事は多かった。当地の同修は美術展を開催する過程で、師父の大いなる助けを感じ、困難に出遭うとき良い解決方法を示してくださったという。当地の同修はすべてのことにおいて確実に行なわなければならないと認識した。確実に行なうということは、その過程で未来の事を考え、人の事を考え、人心を取り除いて、互いにより良く協調する事を指している。
このようにして美術展はシベリアの各都市で開催され、多くの人々が美術展を通して法輪功の真相を知り、声援するメッセージを書き残した。「不思議なのはベロクリハ市で美術展を開催した時、借りた会場が気に入らず、しかし私達は希望を放棄しませんでした。ある部長の提案で私達は貿易展示センターを見つけました。この場所は市の中心部にあり、最も賑わう場所だったのです」と、ユリ・シュマトフさんはいう。
「私達は場所を見てとても気に入りました。しかし管理部長が不在だったので、翌日、貿易展示センターを訪ねましたが、管理部長は出張していました。そこで部長に電話をかけると、部長の返事は展示場を借りるのは費用は高いと言われました。私達はこの美術展は世界で行なわれていること、教育性があること、鑑賞は無料であることを説明し、無料で展示場を貸していただきたいとお願いしました。彼はしばらく考えて、『いいでしょう! 担当者と話してください。こちらから指示しておきます』と言ったのです。本当に不思議でした。こんなに短時間に最も理想的な展示場を見つけることが出来たのです」と語った。