河北順平県裁判所 3人の学習者に3~8年の実刑判決
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 【明慧日本2020年1月20日】(河北省=明慧記者)河北省順平県裁判所は2019年11月20日午前、法輪功学習者・劉淑敏さん(55)、屈素英さん(60)と劉振林さんの3人に対して裁判を行ない、2019年12月初めに有罪判決を下し、劉淑敏さんには懲役8年の実刑判決を、屈素英さんには懲役4年、劉振林さんには懲役3年の実刑判決をそれぞれ宣告した。

 劉淑敏さんは河北省保定市望都県の法輪功学習者で、20年来「真・善・忍」の基準で自分に要求し、健康を得ただけではなく、事をする前にまず他人のことを優先に考えるようになった。家族や、友人、近所の人達は、皆劉さんが正直で善良な人だと言っている。しかし、1999年7.20江沢民が法輪功を迫害した後、劉さんは何度も警官らの嫌がらせを受け、酷い迫害に遭った。

 2008年12月17日、望都県の元国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の隊長・王志勇は、「パソコンを取りに来なさい」と劉さんに電話をかけた。しかし、劉さんが国内安全保衛部門に入るとすぐに、王志勇ともう1人の警官が劉さんを部屋に鍵をかけて閉じ込め、法輪功を放棄すると保証書に書き、サインをするように強要した。

 劉さんは「今日、あなたからパソコンの引き取りの電話を受けましたが、実際はそうではありませんでした。公務員として嘘までついて人を騙し、また、私に嘘の保証書を書かせようとしました。あなた達はどの法律に基づいて遂行しているのですか?」と聞くと、王志勇は「今、このやり方が流行っている。嘘をつかなければ、これらの仕事ができる訳がないでしょう」と答えた。

 そして、劉さんは「国家の法律の実施を破壊した」罪名で労働教養1年を強いられ、留置場に拘束された。劉さんは「あなた達は法律に従って行なわなければなりません」と言うと、王志勇は「中国共産党はお前達に対して、一切法律を論じたことはない」と公言した。

 労働教養所で劉さんが「転向」しないため、立ったままの姿勢を強制され、3日間連続で眠ることを許されず、両足が腫れて靴を履くことさえ出来なくなったが、それでも21日間の刑期を加えられた。

 2019年7月11日午後4時ごろ、20人あまりの警官らがいきなり劉さんの家に押し入り、2時間にわたって家宅捜索を行なった。警官らは携帯電話、パソコンなどその価値は3万人民元(約48万1000円)に近い個人財産と現金9千数元(約14万4000円あまり)を押収し、劉さんを連行した。

 望都県の法曹機関は人権擁護弁護士の介入を阻止し、現地の弁護士に対し、劉さんのために弁護することを禁じた。

 屈素英さんは河北保定唐県の法輪功学習者である。2019年4月23日午後2時頃、唐県公安局国内安全保衛部門の指導員・張輝、王京鎮派出所の所長・呉紅亮などの6、7人が、屈さんの家に侵入して家宅捜索を行ない、法輪功の書籍と廃棄したプリンターを押収し、屈さんを唐県国内安全保衛部門まで連行し、翌日に保定留置場に移送した。

 屈さんの家族は何回も派出所と国内安全保衛部門に行って屈さんの解放を求めたが、担当者は不在とか、出張に出かけているとかと言われ、電話をかければ忙しいと電話を切られ、取り合ってもらえなかった。このようにいろいろと嫌がらせをされ、脅迫された。

 屈さんの末の娘がある日、指導員の張輝と所長の呉紅亮を見かけ、母親の解放を求めた。呉紅亮は「自分には権限がない」と言った上で、屈さんの娘の名前や学校名、学科と学年などを詳しく尋ねた。そして、「今度また来るなら、学校に報告する」と娘を脅かした。張輝も「母親のことで巻き添えになり、就職にも影響するぞ」と脅した。

 屈さんは一般の善良な農村女性で、法輪功を学び、近所の皆に認められている。周りの人達は「こんなに良い人なのに、連行されたの?」と納得がいかない様子であった。

 劉振林さんは保定市阜平県の法輪功学習者である。

 2019年11月20日午前、順平県裁判所は劉淑敏さん、屈素英さんと劉振林さんに対して裁判を行なった。齊震虎が裁判長を務めた。

 そして、2019年12月初旬に、劉淑敏さんには懲役8年、屈素英さんには懲役4年、劉振林さんには懲役3年の実刑判決が下された。劉淑敏さんはこれを不服とし、すでに控訴した。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/1/13/398939.html)
 
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