遼寧女子刑務所の女受刑者により 李桂栄さん迫害死
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 【明慧日本2020年2月29日】遼寧省瀋陽市大東区合作街小学校の元校長の法輪功学習者・李桂栄さんは、2020年1月中旬に、遼寧省女子刑務所内で命令された女子受刑者によって、迫害され続けて死亡した。享年78歳だった。

 李さんは法輪功を学んでからは他人のことを最優先に考え、5%の賃上げのチャンスを同僚に譲ったことがある。合作小学校をよく管理して周りに好評を博した他に、「大東区優秀校長TOP10」にも選ばれたことがある。

 2006年10月17日、当時64歳の李さんが人に法輪功の無実を伝えた時、瀋陽市和平区610弁公室の関係者に身柄を拘束された。李さんは2007年の初めに、市和平区裁判所に懲役7年の不当な判決を宣告され、遼寧省女子刑務所の3監区に拘禁され、ここで残忍な迫害を受け続けた。

中共酷刑示意图:拖拽
拷問イメージ図:無理やり引っぱって、階下に引きずり下ろす

 刑務所の警官は李さんを転向させるため、命令を受けた受刑者に李さんを殴打させ、靴の底で李さんの手を踏んだ。李さんの手はすぐに青紫色のなってコブができ、全身がアザだらけになった。ある日、李さんは髪の毛を引っ張られたままで引きずられた結果、大量の髪の毛が抜け落ちた。また1日半から2日半をかけて、しゃがむ姿勢を強いられた上に、その途中での食事を摂ることやトイレに行くこと、睡眠をとることなどを禁じられた。

 またその上、李さんの靴を脱がせて、素足でセメントの地面にしゃがませた。その後、足元に冷たい水をかけられ、同時に2人の受刑者に24時間監視された。李さんの両足は痛くて立つことや座ることすらも出来ず、動けなくなり、地面を這って行くしか出来なかった。警官は囚人に命令し、李さんの顔が血だらけになるまで殴らせたりした。李さんは板の下に入れられて長時間しゃがむ姿勢をとらされた。

中共酷刑示意图:殴打、撞头
拷問イメージ図:殴打し、壁に頭をぶつける

 2013年10月17日、李さんは懲役7年の刑期を完了した。その時の李さんは迫害で身体が衰弱し、髪の毛はごま塩状態のしらが頭になり、老けて全ての歯が抜け落ちていた。解放された李さんは法輪功を学ぶことで徐々に健康を取り戻したが、瀋陽市和平区610弁公室の警官らが絶えず嫌がらせをし、採血を強要したが、李さんは断った。

 2015年2月7日、73歳の李さんは市場で法輪功の資料を配った時、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、瀋陽市渾南区公安局五三派出所に身柄を拘束され、家財を押収された。同年6月24日午前、渾南区裁判所は李さんに対して開廷した。李さんは自ら無罪であると弁護した。法廷が始まる前に、すでに、判決は懲役5年にするという内定があったという。

 その結果、李さんは懲役5年の不当な判決を宣告され、遼寧省女子刑務所に拘禁された。転向しない李さんはさまざまな残酷な迫害を受け、2020年1月中旬に、同刑務所の病院で亡くなった。享年78歳だった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/2/16/401273.html)
 
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