山東省の王西傑さん 妻の迫害死後半年内に連行される
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 【明慧日本2020年3月2日】山東省沂南県隋家店の法輪功学習者・王西傑さんは、2020年2月27日午前、臨沂市にいる他の学習者の自宅で身柄を拘束された。王さんの妻・法輪功学習者の李長芳さんは迫害されて死亡し、まだ半年も経っていない悲しみの中にいる王さんはこんな時期にまた不当に連行された。

 2020年1月5日昼、沂南県公安国家安全保衛大隊(法輪功迫害の実行機関)と、依ウン鎮派出所の警官らは県を越えて、臨沂市北城区で王さんの姉・王西愛さんを連行し、当日のうちに臨沂市河東区留置場に拘禁した。

 王西傑さん夫妻は沂南県依ウン鎮隋家店の出身である。法輪功を学び、身体が健康で常に「真・善・忍」の基本理念に従い、より善い人になることを目指していた。

 2018年10月23日朝6時過ぎ、沂南県公安局及び沂南県依ウン鎮派出所の警官らは王さんの自宅に侵入し、家財を押収した上、妻の李さんを連行した。当時、王さんの車の免許取得用のパソコン、李さんの携帯電話、息子の自家用車も一緒に押収された。その後、李さんは臨沂留置場に拘禁され、2019年3月27日に懲役2年6カ月、罰金1万元(約16万円)の実刑判決を宣告された。これを不服とした李さんは控訴したが、却下された。

 李さんはずっと臨沂市留置場で拘禁されていた。胃痛の痛みが下半身にまで移り、太腿や腰のあたりまで広範囲に赤くなり、臨沂市人民病院に送られた。

 2019年7月6日午後、診断はされずに症状が少し好転している中で、臨沂市留置場側は医者に手術するよう要求した。李さんはそれ以後、目をさますことはなかった。7月12日、臨沂蘭山区東関派出所と臨沂留置場の警官らは、李さんの家族が来ないうちに、集中治療室(以下、ICU)にいる李さんの身体に挿入されていたさまざまな器具のパイプと呼吸器の管を抜き取り、李さんの遺体を移動した。

 家族は7月12日まで、毎回ICUで面会に行った時、李さんのまぶたにテープが貼られていたことに気づいた。7月12日午後2時半、王さんが面会した時、李さんの耳に向けて声を掛けたら、李さんの呼吸が荒々しくなった。李さんに続けて声をかけると、李さんは頭を少し動かした。王さんは諦めずに話かけたら、李さんはもう一度頭を動かし、目尻から一筋の涙がこぼれ落ちた。 

 李さんは臨沂市留置場、検察庁、人民病院で具体的に何をされたのかはわからないが、まだ意識のある李さんの治療を急に中止したことは、今までの暴露された数々の報道から考え合わせてみると、もしかすると、李さんの健康だった腎臓を移植に使われた可能性が高いと疑ってみている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/2/23/401566.html)
 
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