再び精進し 天目で見た光景
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2020年3月31日】私は長い間仕事が忙しくて修煉状態が悪くなり、頭はゼンマイを取り付けられたかのように、どうしても、その動きを止めることが出来ませんでした。この数年間、名、利、情が頭から離れることはなく、仕事のプロジェクトが次から次へと入り、少し業績も良くなりましたが、私は仕事に振り回されて疲れ果てていました。修煉が追い付かず、利益心、顕示心、歓喜心、独りよがり、闘争心、色欲などの心に苛まれていました。邪悪な要素はまた私の親族を利用して、帰宅後の私の時間をすべて使い切らせました。あまりにも疲れたので常人の方法でくつろぎ、映画を見に行ったり、美味しいものを食べたり、買い物したりして内心の苦しみを追い払おうとしました。しかし、自分の修煉状態を改善する方法が見つからず、毎日翻弄され、疲れ切った状態ですべてに対応していました。

 生まれた時から、私は自分がこの人生で死なないと知っていました。しかしこの2年間、私はいつも自分の命が保障されないのではと感じることがありました。昨年の年末、私は自分に何を求めているのか問いかけました。ロマンの感情なのか、それとも物質の享受なのか? いいえ、私は子供と共に師父と一緒に自分の家に帰りたいのです。これは私の人生の中で最終目標とする一念でした。そして、慈悲なる師父は、最後に最高の按排をしてくださいました。

 私は11年前に結婚し、夫は今年の旧正月に初めて一人で故郷に帰りました。私は子供をつれて母(修煉者)の自宅に行き、学法したり、煉功したり、発正念したり、神韻を見たり、法輪功真相を伝えに行ったりしました。数日後、自分の生命が再び生き返ったように感じられ、内心は喜びと感謝であふれました。やっと大法弟子としてやるべきことをやれるようになりました。しかし、現実的には仕事もきついし、さらに、私と子供の修煉に対する夫からの妨害もかなりありました。私はたくさんの問題に悩まされ、どうしたらこのすべてから解放されるのか、よい方法を知りませんでした。

 突然、勃発した新型コロナウイルスを目にして、私と母は今回の疫病はすぐ去らないだろうと悟りました。私の仕事においては辞められる仕事をやめ、日常の費用を最低限にまで抑えました。大切な時間を修煉のために使って人を救い、大法弟子としてやるべきことを行ないました。夫は本来お正月が過ぎたら帰ってくる予定でしたが、新型コロナウイルスのために戻れなくなりました。そのかげで私と子供は引き続き今まで足りなかった修煉を補い、三つのことをしっかり行なうことが出来ました。私たちのこの一念は非常に重要なのです。法を正すこの最後の時期に、自分が何をやりたいのか、何を選択するかは非常に重要です。

 私の首は長い間非常に痛み、その症状は頚椎症のようなもので頭が勝手に揺れ動き、しかも状況が悪化しました。私の頭は仕事に対する考え方が非常に独特で、皆に認められていましたので、私はうぬぼれて、ますます多くの仕事をこなしていました。私は以前、このすべてが自分の智慧であると思っていました。唯一私がおかしいと感じたのは、自分の頭が物事を考え始めたら、考えが全く止まらなくなり、真の私自身ではありませんでした。この間、私は仕事をしませんでした。

 そして、師父は私に旧勢力とその邪悪な按排の全てを、はっきりと見せてくださいました。私の頭の中の仕事に関する全ての思惟は、邪悪がほかの空間で私の身体を占有して一つの機制を形成し、その機制が私の頭を制御して新奇な考え方を思い浮かばせ、私の利益心を利用してお金を稼がせて仕事をさせ、修煉する時間がないようにさせていました。私の様々な人心を利用して間違いを犯させ、時間と生命を使い果たすように仕向け、私の修煉を台無しにさせる目的を実現させようとしていました。

 私が認識を正してから発正念したとき、たくさんの悪龍と蛇が私の首に巻き付き、邪悪な機制が神経のように私の大脳の隙間にびっしりとあるのが見えました。その途端に首が切り裂かれたように痛み出しました。両親と子供が私を助けて発正念すると、一体一体の悪龍と蛇が消滅されていき、頭は一層一層きれいになりました。どうしても引っ張り出せないモノがあった時は、師父に助けを求めました。すると私は自分が天上に上り、神韻の中の宮殿のようなシーンが見えてきて、多くの神々が私たちを助けて邪悪を取り除いてくださいました。私は、師父が上空から手で黒色の邪悪な物質をつかみ、私たち4人の空間場をきれいにしてくださるのを見ました。これらの邪悪は私たち4人の他の空間場を行き来することが出来ます。私は家族と交流後、一緒に私たち4人の空間場をきれいにすることにしました。

 およそ1時間30分発正念をすると、ずいぶん頭脳が明晰になり、正念も強くなりました。ずっと私に問題を考えさせたあの邪悪な生命が基本的に消滅したと感じました。何かが浮かんできたら、それが自分の考えなのか、それとも邪悪に制御されているものなのか、また、どんな考えが法に符合してないのか、をはっきりと見分けることが出来るようになりました。母に対する邪魔も小さくなり、子供の情緒もずいぶん安定してきました。

 翌日、私は母と一緒にまた長時間発正念をしました。その時、私は邪悪が都市のようなものであり、私と母はその都市の上空にいましたが、その都市の半分を覆い隠すためのネットしか造れませんでした。私と母は、大法弟子は一体であると悟り、父と子供を呼んで来て一緒に発正念しました。その時、私は私たちが造った金色のネットが、邪悪が都市を覆っている光景を目にしました。

 その時、私の首にはまた激痛が走りました。その首にある邪悪を自分で消滅できなかったため、私は再び師父に助けを求めました。最初は前日と同じような天上の光景が見えました。今回私は師父の姿をはっきり見ることが出来ました。師父が手で功を発っせられると、放たれた光芒の一本一本の光は一人一人の生命とつながりました。そこには、私の夫と私が知っているたくさんの常人がいました。私と関係のある生命であると思いました。師父が手をひと振りされると、これらの人達の表面の空間場の全てのおおいが取られ、そこには一つの都市のような大きな空間場が現れ、その下にある黒い空間場までが全て見えてきました。それらは同じ空間であり、一つの都市のように見えました。私は、私たちが一体であると悟りました。大法弟子が救うべき生命と私たちは繋がっています。大法弟子は必ず一体をなし、正念をもって正しく行ない、師父の要求された通りに行動し、皆が一緒に念ずれば邪悪は逃げ場がなくなります。

 私の首の表面の一部の身体もおおいが取られ、また大脳の中の問題のある右上の頭蓋骨のおおいが取られると、邪悪に壊されて占領されていた真っ黒な部分が見えてきました。大脳のこの部分には闘争心、色欲心、名利心とたくさんのよくない執着心が詰まっており、すべてこの空間場で繁殖していました。もしも、私たちがそれらが自分ではないとはっきりと認識することが出来ず、それらの意思通りに行なえば、それらのいる基地はますます大きく増大し、私たちの身体はますます多く占拠されていきます。それを見た私はこれらの良くない心を捨てるために、すぐに他にもどんな良くない心があるかを見分けることが出来ないため、とりあえず、大法に符合しない心を全て捨てようと思いました。すると少しずつ、私の首は新しい組織が中から外まで生まれ、元の状態に戻りました。師父は私を悟らせてくださいました。もし自分の身体を将来に入らせたければ、必ず基準を満たし、少しでも良くない心があってはいけません。大法弟子はこれほど長く修めてきて、多くの素晴らしいことを行ないましたが、自分を緩めてはいけないのです。師父の按排は、大法弟子に輝かしさを現わすためのチャンスなのです。

 私の首の痛みはさらに激痛を伴ないました。私には一匹の緑のしま模様のある大きなウワバミが見えました。私がそれを消滅しようとした時、そのウワバミは「お前にどれほどたくさんのお金を稼がせてきたか、その多くは稼いではいけないお金だ。私にすべて返せ」と言いました。私は「これらの全ては、あなた達の邪悪な按排で、そのため、たくさんの時間を私に無駄に使わせ、多くの間違いを起こさせた。これらの按排の全てを私は認めない。返すとしても、逆に私に返すべきだ。この邪魔と迫害がなければ、私がどうしてこれらのことをやっただろうか。今後、私は師父の按排された道だけを歩み、その他のすべてを認めない」と言い返すと、ウワバミはまたたく間に消滅してしまいました。

 以上は、私個人の次元でみた光景です。同修と励ましあうために書き出しました。同修の皆さんは射幸心(※1)を抱かないでください。最後になればなるほど精進し、すべての良くない考えを放縦(※2)させず、自我を見分け、三つのことをしっかり行ない、基準を満たしてこそ円満成就し、師父と一緒に帰れるのです。

 (※1)射幸心(しゃこうしん:思いがけない利益や幸運を得たいと望む気持ちを表す言葉 

 (※2)放縦(ほうじゅう:思うままにふるまうこと。 好き勝手にすること)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/3/8/402147.html)
 
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