【明慧日本2020年4月12日】中国共産党の副首相・孫春蘭は、2020年3月5日、武漢市青山区開元公館の集合住宅を視察した時、同行したコミュニティの職員はボランティアを装い、住民に肉や野菜を届ける振りをした。そのため、家に閉じ込められているマンションの住民はこれに我慢できず、窓を開けて、視察団の副首相・孫春蘭に向かって、「嘘だ! 嘘だ! 全部嘘だ!」と大声で訴えた。住民達がこの視察に合わせた演出に協力しなかったため、孫副首相と市の幹部らは仕方なく視察を中断し、困り果てた末に早々に帰って行った。
「嘘だ! 嘘だ! 全部嘘だ!」、この簡単で明白な一喝は、中国の人々の積年の思いを晴らしてくれた。その怒りの声にはためらいもなく、恐れもなく、人々を目覚めさせる力強いものだった。このニュースがSNSで拡散されると、直ちに話題となり、人々の称賛を集めた。
一、視察団を歓迎する
中国では、「視察団を歓迎する」という党文化の用語が流行っている。一般企業や役所などが「視察団歓迎」と言うと、それはつまり、組織的に見せかけの雰囲気を作り、上の人に迎合して敷地の掃除をして、嘘の資料を作成するということである。一方、視察する人達も飲み食いをしてから一巡をして、合格のサインを出せば終わりにしていた。上から下まで、誰でもそれがみな「嘘である」と分かっていたが、誰もがその茶番劇の演出に参加していた。
いわゆる指導、検査、視察、検収などは全部同じことなのだ。それは人力と財力を無駄にするだけではなく、人の心を損なう行為なのだ。
しかし今回、武漢市民はその手に乗らなかった。そのため、武漢での政治ショーは完全に失敗に終わってしまった。
二、メディアは党に奉仕しなければならない
中国では一つの声しかない。それは中国共産党の声だ。メディアも、大、小の会議もすべて耳にしたのは、官僚が使う意味のない言葉、決まり文句、無駄な話、でたらめな話、嘘の話ばかりで、それなのに誰も質疑してはいけないのである。一方、信実な声に対しては、中国政府はありとあらゆる方法で封じ込め、「自らの家を守ろう、家族を管理しろ」とか、「人力で防ぐ、技術で防ぐ」などの様々な方法で、中国で巨大で細密な監視ネットを駆使している。
中国には世界最大のネット封鎖用ファイアウォールがある。それは中国を世界から切り離している。中国には最も厳密な監視システムである「天眼プロジェク」があるが、それはすべての携帯電話、パソコンを監視している。そして、中国には顔認識技術がある。それらはすべての人の一挙手一投足を追跡して、監視している。敏感詞(ネット使用禁止語)をフィルターにかけたり、書き込みを削除したり、アカウントの使用停止を命じたりするのは当たり前の事で、人を連行することすら日常茶飯事である。
疫病発生後に起きた幾つかのことから、中共の邪悪さが分かる。
昨年12月31日、李文亮医師は原因不明の肺炎が発生した情報をSNS上のグループチャットに発信した後、その夜、病院の院長に呼び出された。翌日、病院の監察科にも呼び出され、注意された。病院の上層部は病院の医者に対して、「原因不明の肺炎に関する情報を勝手に拡散してはならない」と厳しく要求した。1月3日、李医師は地元の警察に呼び出され、反省させられた上に、訓戒書に署名させられた。李文亮を始めとする感染情報を発信した8人の医者の全員が、武漢警察に「デマを飛ばすものだ」と決めつけられた。彼らを処分するニュースが中央テレビに取り上げられ、全国に向けて大々的に放映された。
そこから、口封じは中央から地方まで、公安から病院まで全方位によって行なわれたことが分かる。
2月6日、雲南省文山市警察は中共ウイルスの情報を発信した医者5人を勾留し、罰金を科した。
山東省政府は肺炎発生後、各職場、党員、コミュニティ職員等に対し、「公表されていない中共ウイルスに関する情報をリークしてはいけない。公式発表したものしか発信できない。仕事以外のチャットグループを全部解散せよ」と命令した。そして、それが「すべて党に奉仕するためだ」と言って、省、市、区、町、最末端の組織まで伝達、徹底的に実施した。
3月1日から、中共は最も厳しいネット管理新規定、『ネット情報の生態管理に関する規定』を実施した。中共ウイルスが猛威を振るう中、中国共産党は風声鶴唳になり、ウイルスを封じ込めるより人の口封じに力を入れ、ネットにおける大虐殺を始めた。
中共の国民に対する監視は、人を窒息させるほど厳密なものだった。
三、「嘘だ、嘘だ、すべて嘘だ」
中国共産党の歴史は虐殺の歴史であり、嘘の歴史でもある。
今回の中共ウイルスが発生してから、「人から人へ感染しない」と言ったのはみな嘘で、「防ぐのも可能であり、制御も可能である」と言ったのも嘘、陽性確定者数も嘘、感染の疑い者数も嘘、死亡者数も嘘、「双黄連(漢方薬)が有効である」の情報も嘘、デマを打ち消すのもすべて嘘だった(むしろ、嘘と決めつけられたことの方が事実だった)。
中共は至る所で見せかけの演出をし、感染情報を覆い隠し、そのため、感染が急速に拡大し、全世界にその災いを及ぼした。
実は、上述したのは中共が最近に言った嘘に過ぎず、歴史上では、中国共産党はもっと、もっとたくさんの嘘をついている。
1、紅軍長征は偽りだった
1934年10月、中共は国民党軍に敗れ、困り果てて逃げ回った。しかし、それが北上して日本軍に抵抗するための「長征」だったと吹聴した。しかし、陝北には日本軍がいないはずだ。
2、中共の抗日戦は偽りだった
日本軍に抵抗する大黒柱は国民党軍だった。国民党軍が戦死した将軍は206人で、10万の兵力を投入した作戦は21回にも達した。中共軍の戦死した将軍は左権1人しかおらず、戦死した兵士の名簿すらなかった。辛灝年教授の講演した『誰が日本軍に抵抗する大黒柱だった?』を聞けば、抗日戦の真相が分かるだろう。
3、「半夜鶏叫」の物語は偽りだった
もし周扒皮(半夜鶏叫の物語に出て来る人物)が本当に夜中に鶏の鳴き声を装って、作男たちを起こし、畑仕事をさせたならば、作男たちは暗闇の中で農作物をめちゃくちゃにするではないか? 劉文彩(民國時代の大地主)を批判するために、故宮博物館から多くの文化財を彼の私邸に運び、人民を搾取した証拠として展示した。実際には、劉文彩が公共事業に熱心で、劉が作った学校や道路、今でもまだ郷里の人に利用されている。中共は地主達に泥を塗ることによって、彼らの財産を略奪する理由を作っただけだった。
4、「1ムー当たり年間5000キロの生産高」も「3年の自然災害」も、偽りだった
1958年、中共は「大躍進」を行ない、「1ムー当たり年間の生産高は5000キロだ」と無茶なことを言って、糧食を強行に徴集して3年の大飢饉をもたらし、3000万人以上の人が餓死した。しかし、中共は表向きには、「3年の自然災害」によるものだと嘘を言った。実際にはその3年間、天候は順調で、洪水や干ばつなどの自然災害も全くなく、すべてが人災だった。
5、「英雄」や「模範人物」は偽りだった
張思徳(毛沢東が『為人民服務』の著作に称賛した人物)はアヘン製造の際に窯(かま)が崩れて死んだ。邱少雲(朝鮮戦争中に戦死)は敵に投下された焼夷弾の火が燃え移り、彼は潜伏場所が敵に知られないように、燃え盛る身体をびくとも動かさずに壮烈な犠牲となった、と教えられたが、それは可能だろうか? そして、彼が持っている弾薬はなぜ爆発しなかったのだろうか?
雷鋒の時代はカメラは極めて貴重な品で、普通の兵士としての彼はどうして数百枚の写真を残すことができたのだろうか? 雷鋒は名前を隠して良い事をしていると言われているのに、どうしてこれだけの写真があるのだろうか?
事実は、彼が所属する部隊は雷鋒のために専門撮影チームを配備していた。張峻さんも季増さんもそのメンバーだった。彼らは細心に雷鋒に「いい事をする」演出のシナリオを作った。信じなければ、雷鋒の写真を見てください。やらせの痕跡が明白である。昼間に懐中電灯を持って本を読む人がいるだろうか? そして、勲章を付けたまま、カメラ目線で洗車する人がいるだろうか?
6、「天安門焼身自殺」は偽りだった
中央テレビが放送した焼身自殺のシーンでは、警官が消火器を持って、王進東の傍に立っていて、火を消す緊迫性が全く感じず、むしろ写真撮影を待っている様子だった。実は、法輪功の著作『轉法輪』には、「煉功者は決して殺生してはいけないのです」と明確に書かれている。
国際教育推進機構(IED)は、2001年8月14日に、国連の会議で、「天安門焼身自殺」について、中共の「国家テロリズムの行為だ」と厳しく非難し、そして、「映像の分析から、事件全体が政府の監督による作りものだ」と結論づけた。中共の代表は確実な証拠の前、反論する言葉がなかった。
7、臓器のドナー提供は偽りだった
近年、中国では臓器移植手術が非常に多く行なわれた。例えば、喬冠華(1913 〜1983、中国の政治家、外交官)の妻・章含之は二度も腎臓移植の手術を受けた。役者の傅彪も二度の肝臓移植手術を受けた。2006年だけで、中国で年間行なわれた臓器移植手術が1万件にも上った。実際では、移植を待つ患者に適合するドナーを探すのが非常に難しく、亡くなった人の臓器は基本的には役に立たず、臓器を提供するドナーの数もかなり少ないのが現状である。これだけの臓器がいったいどこから来たのだろうか? 中共は、自らの意志で提供するドナーからのもの、死刑囚からのものだと説明している。ところが、中国の毎年の死刑囚の人数は1000人ほどしかいない。
様々な調査で、臓器が主に法輪功学習者や、一部の政治犯、ウイグル族の人などから提供されたものだと示唆している。多くの武装警察病院、軍隊病院および一部の民間病院はこの犯罪的行為に参与した。
2月10日、武漢同済病院の臓器移植科の教授・林正斌は中共ウイルスに感染して死亡した。林医師は生前1000回以上の腎臓移植手術をしたと報じられている。林医師はまさしく法輪功学習者の生体から臓器狩りをする主だった執刀医師であった。同済病院は中国の臓器移植の最初の基地でもある。
中共は必要に応じて人を殺害し、臓器を摘出している。その野蛮で残忍な行為は世界を驚かせた!
8、「天安門広場では1人も死んでいない」は偽りだった
「六四天安門事件」当時の中国のスポークスマン・袁木は「天安門広場で発砲していない。1人も死んでいない」と図々しく言い放した。実際には6月4日の明け方、軍隊は銃で掃射し、装甲車は学生を引き殺し、天安門広場は血の海となり、数千人の学生と市民が死亡した。
中共が言った嘘は言い尽くせないものである。武漢の市民は「嘘だ、嘘だ、全部嘘だ」とよく言ってくれた。
四、新しい時代の到来
中共は天命が尽き、末路をたどっている。多くの人々は中共の邪悪な本質を見抜き、見捨てることにした。現在、すでに3億5000万人の中国人が中国共産党の組織から脱退し、また、数億のその組織に加入していない人々も法輪功の真相を知り、中共から遠ざかっている。中共内部にも中共に反感を持つ人が多くなっている。
天象の変化もそれを示しており、天災や人災が多発している。昨年だけでも、米中貿易戦争、香港の逃亡犯条例改正案に反対する運動、アフリカのブタコレラ、ペストなどが次々と起きた。すべての王朝に末期において、このような現象が起きている。「中国共産党の悪党の滅亡が加速している」と人々はすでに感じ取っている。
党の内部でも、「大勢がほぼ決まっている」と判断し、方法を講じて家族や資産をどんどん海外に運び、失脚後に清算されるのを恐れている人が増える一方だ。今、少しの変事の兆しが現われると、彼らは震え上がるだろう。
昨年、香港の逃亡犯条例改正案に反対する運動の中で、中共は最終的に妥協をして、「逃亡犯条例改正案」の一時撤回をせざるを得なかった。
中国共産党は今回の肺炎情報を隠蔽したため、感染拡大が制御不能の事態に陥ってしまった。そのため、政府高官も怖くなって、責任を転嫁し始めた。武漢市長の周先旺は、「私は権限を与えられていないため、発表できなかった」と言い、中国疾病コントロールセンターは、「我々は1月6日に中央政府にすでに報告したが、最高層が動かず、反対に、これらの関連措置がお正月の雰囲気に影響を与えないように、と指示された」と言い、習近平は、「1月7日に、すでに感染対策を指示した」と言った。ネットでは、「普段、誰もが尊大ぶって権力を濫用しているのに、肝心な時になると、誰も責任を取る者がいない」と批判した。
中共肺炎の感染が完全に収まっていないのに、中共は自らの功績を称え、指導者の偉大さを称え、『大国戦疫』と言う本まで出版しようとした。国民の不満が高まる中で、『大国戦疫』はやむを得ず発売中止となった。
3月7日、中共の「長江日報」は、武漢市党委員会書記の王忠林が市民に中共に対して、謝恩運動を行なうようにと指示した、と報道した。その言論はネットで激しく批判されたため、それも早速に削除された。
中共ウイルスは中国共産党の化けの皮を見事に剥がした。今回の肺炎騒動から、中国の人々は中国共産党の邪悪さとそのもろい姿をますます見抜いた。
チェルノブイリの原発事故はソビエト共産党の解体を引き起こした。武漢肺炎もきっと中国共産党の崩壊を加速することになるだろう。
1月27日、デンマークの新聞Jyllands―Postenでは、中共の五星旗の五星をコロナウィルスに描き替えた漫画を掲載した。この漫画は「中共が全世界に蔓延し、全人類に災いをもたらすウィルスである」ことをはっきりと表明した。人類は中共と言うウィルスを一掃する時期が到来したといえる!