万源市の80代の肖大富さん 家族との面会禁止
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年4月26日】四川省達洲万源市の法輪功学習者・肖大富さん(80歳男性)は2018年10月16日、達洲市通川区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らにより、自宅から連行された。その後、警官は肖さんと家族の面会を許可しなかった。そのため、家族は肖さんの状況が分からず、高齢の肖さんのことをとても心配している。

 2019年6月20日、達洲市裁判所は肖さんの家族に通知せず、秘密裏に肖さんに対して開廷をしたが、裁判の結果を宣告しなかった。

 肖さんは1997年から法輪功を学び始め、心身ともに健康を取り戻し、穏やかな家庭を築いた。しかし、中国共産党は1999年7.20から、法輪功迫害を開始した。法輪功の教えの「真・善・忍」に従い、法輪功を学び続けた肖さんは当局に繰り返し連行され、家宅捜索を受け、労働教養処分などのひどい迫害を加えられた。

 2002年2月、万源市の国内安全保衛部門の警官は肖さんを、連行しようと企んだ。そのため、肖さんは家を離れ、放浪生活を余儀なく強いられたが、万源市公安局に指名手配された。

 そして、2002年9月下旬のある日、肖さんは成都市にある駅の待合室で列車を待っていた際に、成都市国内安全保衛部門の警官らに連行され、成都市郫県留置場に拘禁された。同年12月末、成都市と万源市の警官らは結託し、肖さんに労働教養処分2年を下した。四川省綿陽市新華労働教養所に収容された肖さんは「転向」をさせられ、睡眠を奪われ、長時間小さな椅子に座らされ、体罰を加えられ、トイレに行くのも禁止されるなどの虐待を受け、心身ともに大きなダメージを受けた。

 肖さんが拘禁されている間のある日、除隊したばかりの三男が友人と飲み会をした後、環城路で謀殺された。その事が通報されたが、万源市公安局の警官は事実をごまかしていい加減に処理したという。

 2016年1月20日午前、肖さんは再度、万源市の国内安全保衛部門の警官らに連行され、家宅捜索を受けた。その後、肖さんは達洲市復興留置場に拘禁されたが、成都市に在住の長男がいろいろな方法で肖さんの解放を求めた結果、1カ月後に解放された。

 情報筋によると、肖さんが連行される前、万源市の国内安全保衛部門の私服警官らに、長い間監視されていた。連行された当日、警官らは肖さんの陽光花園の自宅に行って家宅捜索をして、肖さんを連行した。その後、すぐ肖さんの息子を脅迫して、肖さんのもう一カ所の住所の二重岩紅景亭の鍵を押収し、その家に侵入して家宅捜索した。警官らはパソコン、プリンター、法輪功関連の書籍などの私物を押収した。

 2018年9月5日午前、万源市の国内安全保衛部門の警官ら数人は、陽光花園の肖さんの自宅に不当に侵入したが、肖さんは不在だった。そして、警官らは肖さんの妻や息子の嫁を脅迫した。そして病弱な肖さんの妻は精神的にかなりショックを受けた。その3日後に警官らは再び、肖さんの家に行ってドアを叩いたが、家族はドアを開けなかった。

 2018年10月16日朝8時過ぎ、達洲市通川区国内安全保衛部門の女性警官1人は、万源市の国内安全保衛部門の警官ら5人と一緒に、肖さんの二重岩紅景亭の家に無断で侵入し、肖さんを連行した後、家宅捜索をしてノートパソコンなどの私物を押収した。

 その後、肖さんは7回も長時間の尋問を受け続けた。警官は捏造した肖さんの案件を、万源市の検察庁に渡した。警官らはさらに肖さんに圧力をかけるため、肖さんの子供3人に、親子関係を解消するようにと強要した。

 そして、肖さんは達洲市通川区復興留置場に拘禁された。家族が数回にわたり面会を求めたが、すべて拒否された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/4/6/403443.html)
 
関連文章