かつての子供弟子が大法の修煉に戻る
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文/遼寧省の大法弟子

 【明慧日本2020年7月16日】私が生まれて3カ月の時、母親が法輪大法を修煉し始め、それから、親戚も次々と修煉の道を歩み始めました。記憶のあるころから、私は大法の修煉環境から離れたことはありません。たとえ母親が迫害されて、十何年間拘禁されても、私は子供弟子として家族と一緒に学法煉功を続けてきました。

 しかし、ここ何年の間、学校を卒業して社会人になってからも、長い間学法をしていませんでしたが、今年の旧正月から、再び大法の修煉に戻ることができました。ずっと私を諦めずにいて下さった師父の慈悲に感謝してもしきれません。

 母が不当に拘禁されたとき、私はまだ3歳になったばかりでした。しかし、十数年後、母が釈放されて帰ってきたとき、私はもうすでに大人でした。母が不当に拘禁されている間、父親は私たちを捨てて去っていきました。私は母方の祖母に育てられ、祖母も法輪大法を修煉していたため、私も大法の修煉環境にずっといられました。しかし、後に母親が酷い迫害を受けていることが分かり、焦った祖母は情に執着したまま亡くなりました。その後、他県に移り、学業や仕事などにより、段々と学法する環境から遠ざかっていきました。

 大法を離れてから、自分の世界が腐敗していくような夢を何回も見ました。それはまるで古くてさび付いた工場や取り壊し寸前の建物のように、私の世界はどんどん崩れていきました。社会に出て、仕事を始めてから、お金を稼ぐことに夢中になり、師父による啓示も気にならなくなり、その後、このような夢もあまり見なくなりました。

 2019年2月、仕事の変動によって、実家に戻りました。同修たちがよく実家に来て学法しますが、その時でも、修煉に戻るつもりはなく、学法している同修たちのそばでゲームをしたり、小説を見たりなど、自分の常人生活を送っていました。しかし、旧正月が近づいてくるにつれ、このままではいけないと思うようになり、同修たちが学法しているのを見ていると、自分も大法の本を読みたくなります。そして、私は秘かに自分も学法しようと決めました。しかし、もう長い間学法していないので、再び修煉に戻るには少しばかりの妨げを感じ、もう1日ゲームをしようかと思う自分が邪魔してくるのです。

 私の友人の両親も大法の修煉者で、そして、彼女も私と同じように、長い間、修煉していませんでした。彼女の父親はかつて修煉を諦めなかったことが原因で2回ほど拘禁されました。私はずっと疑問に思っていました。なぜ私たちの家族は大法のために身を捨ててまで修煉を続けていくのでしょうか?  これほど大きな苦を嘗めても、大法の悪口は一言も言いません。彼らを見て、私も再び修煉をしたくなりました。再び大法に戻り、一体何が彼らをここまでにさせているのかを知りたくなったのです。

 本を読みたいと決心した3日後、ある夢を見ました。夢の中で私はバスに乗り、人気のない荒れた街に向かいました。バスの中で、私の身分証明書がばらばらになって散ったのです。この夢を母親に話しました。「早く戻って来ないと、あなたは身分を失ってしまうのよ!」母親の話を聞き、すぐに目が覚めました。本を読みたいと母に言った途端、母はとても喜んでくれました。なぜなら、これまで何年もの間、母は何度も私に修煉させようと説得してきましたが、私は一向に気を変えませんでした。

 本を読む前、母に色々と条件をつけました。「本は読むけど、無理強いしないで、私の好きにさせて」こうして、初日は母と『轉法輪』の「第一講」を勉強し、翌日は「第二講」を勉強しました。3日目、「第三講」を勉強しているとき、「つながれると、わたしの方がちょっと耐えられなくなりました。なぜなら、わたしの次元がどんなに高くても、あるいはどんなに低くても、わたしは常人の中に身を置いており、人を済度するという有為のことをしており、心は人を済度することにあります」[1]を読んだ途端、涙が溢れました。師父は本当に偉大です!

 それからは、毎日勉強する量を増やしていき、5日間で『轉法輪』を一通り勉強した後、私は大法の修煉に戻ってきたのです。

 再び修煉を始めて、心の中はうれしさでいっぱいですし、大法を修煉する家族や同修たちも喜んでくれました。それからはゲームをやらなくなり、ゲームとつながりのある友人たちとも会わなくなりました。今では、各地での説法はもちろん、「三つのこと」も行ない始め、常に大法の基準で自分を律するようにしています。

 師父の慈悲に感謝しています。限りある時間の中で自分をしっかりと修め、自らの世界の衆生に報えるように修煉していきたいと思います。

 ここで、私と同じように大法の中で育ったものの、今は大法から離れてしまったかつての子供弟子たちに一言伝えたいと思います。私たちの家族や親戚たちはこの大法を修煉するため、邪悪に迫害され、多くの苦を嘗めてきましたが、それでも、何の恨みも憎しみもなく修煉を続けています。大法が一体何を説いているのか、私たちも心を静めて、真剣にこの本を読むべきです。私たちはもう大人なので、善悪を分別する能力を持っているはずです。

 自分から進んでこの大法を理解し、この本を読まなければ、家族や親戚たちの気持ちや信念を一生理解できないでしょう。

 一時的な安逸に満足して、大法とすれ違わないでください!  悪い観念を取り除き、安逸な現状から抜け出し、大法の修煉に戻ってきてください。師父の慈悲を裏切ってはいけません!  自分の世界の衆生たちの期待を裏切ってはいけません!  この一生が何のためにあるのか、人生の目的を理解するのです!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/5/17/406384.html)
 
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