【明慧日本2020年7月26日】(河南省=明慧記者)河南省禹州市の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)は2020年7月16日朝5時頃、8台の車に乗せた大勢の警官を出動させ、禹州市のある団地の住宅ビルを取り囲み、住宅ビルに住む数人の法輪功学習者を連行し、家宅捜索を行なった。
法輪功学習者の喬書紅さんは再び連行され、同時に学習者の巧雲さんと学習者ではない巧雲さんの息子さんも強制連行された。
学習者の廖祥叶さんと喬書紅さんの自宅の扉が警官に蹴り開けられた。他の数人の学習者は嫌がらせと家宅捜索を受けた。夜、警官は住宅管理局の関係者と一緒に一軒一軒を回って扉をノックし、質問して調査を行なった。
団地内の多くの住民は警官が学習者を不当に連行する場面を目撃し、「1階の家族(致死された張志温さんの家)と関係がある」と話した。警官はまたビル内のすべての住民を連行すると言いふらした。今、多くの人はこの事を取りざたしていて、若い人たちは携帯電話のティックトック(TikTok)で警官が学習者を連行した時の映像を流している。
聞くところによると、法輪功学習者・張志温さんが迫害されて死亡した事件が明慧ネットで報道されたことが、今回の連行の起因となったという。
2020年5月13日、禹州市の法輪功学習者・張志温さんと喬書紅さんは、それぞれの自宅で国内安全保衛部門の羅棟峻と王暁偉に連行され、許昌市留置場に拘束された。僅か3日間で張志温さんは迫害により致死された。
張志温さんの家族は非常に悲しみ憤り、関連部門に訴えた。情報筋によると、家族は告訴状をすでに許昌検察庁に手渡し、検察庁に事実の真相を調査するよう、そして関連した者への法的な責任を追及するように求めた。
今回の連行は公安部門の報復的な行動であるか、張志温さんの家族が脅迫を受けたかどうかは不明だが、連行の前に、公安局の関係者が住宅ビルの前に二つの大きいカメラをつけた。情報筋によると、警官らは今回また廊下の入口に二つのカメラを取り付けた。今回の連行は同じく羅棟峻と王暁偉が自ら加担したという。
学習者の喬書紅さんは再度、許昌市の留置場に送られた。巧雲さんはすでに帰宅したが、学習者ではない息子の徐孟良さんは依然として禹州市の留置所で拘束されている。
ここで迫害を制止し罪悪を繰り返さないよう、国内外の正義ある人々に救援を急いで呼びかけている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)