【明慧日本2020年8月5日】(スイス=明慧記者)法輪功への迫害に反対する活動は今年で21年目になる。スイスの法輪功学習者は7月20日前後に、首都のベルン市と最大の都市であるチューリッヒ市、東北部のザンクトガレン市で迫害についての実情を伝え、迫害に反対する活動を行なった。スイスドイツ語圏選出の議員たちから活動を支持する書簡が送られた。
社会民主党国民議会イボンヌ・フェリ議員 「中国で起きていることは、私達一人一人に関係がある」
イボンヌ・フェリ議員は書簡の中で、少数民族や暴力による被害者を保護しており、書簡の中で次のように述べた。
「99年7月20日から始まった法輪功に対する迫害は不幸にも21年目の今日まで続きました。中国において法輪功学習者の人権は著しく侵害され、違法な逮捕や過度な拷問と洗脳を受けて行方不明になっています。中国共産党(以下、中共)は甚だしきに至っては臓器を収奪して売買するために意図的に法輪功学習者を殺害しています」
「佛家の坐禅を実践し平和的で非暴力の人達(学習者)に、このような残酷な迫害を受けさせてはなりません。彼らは仕事、友人、健康、生活、命さえも失いました。人権は普遍的な価値観なのです」
「私はすべての人の人権を尊重し守ることに力を尽くしています。この場をお借りして、この記念する活動を主催してくださった方々(学習者)に感謝いたします。彼らは中国の人権を守るために尽力しています。このような活動が往来する人を立ち止まらせ、そして考えてもらい、(迫害の停止)に貢献するきっかけになればと思います」
スイス国民議会マルティナ・マンツ議員 「法輪功学習者の平和的な迫害への活動の継続に感謝する」
マルティナ・マンツ議員は書簡のはじめに、中共が法輪功迫害の元凶であると指摘した。「21年前から法輪功学習者は血まみれの迫害に遭っている。中共はこの責任を負わなければならない」、「人権と信仰の自由、良心の自由、自由なメディア、および健全な法の支配を持つために、私達は怠ってはならない」
「中共70年の独裁政権の下で、約7000万人が迫害によって死亡しました。平均して毎日2700人が殺害されています。中共は臓器移植の売買に携わっており、臓器搾取のために虐殺が行なわれ、(被害者)には法輪功学習者が含まれています」
「法輪功学習者の迫害制止活動が21年を迎えるに際して、私は学習者やその支援者を励ましたい。迫害と弾圧に直面している人々が人道的で尊厳ある社会のために戦い続ける中で、中国と世界のすべての人々の人権と尊厳を守るために、平和的で非暴力的な手段を続けてください。私は皆さんが 平和で自由な中国のために努力されていることに希望を感じました」、「今まで努力されてきた人たちに感謝します。目下、香港の自由が法の規制によって弾圧されている時、世界を無視させないためにも。私達のさらなる努力が重要なのです。団結して継続してください、私はあなた方に感謝します」
チューリッヒ州議会トビアス・バグゲンストス議員 「法輪功学習者の勇気に敬服」
スイス人民党、チューリッヒ州議会トビアス・バグゲンストス議員は書簡の中で、「このような迫害をする(中共)政権に反対し、あのような恐ろしく、非難すべき行為を、声高らかに人々に伝える法輪功学習者の勇気ある行動に敬服します」
「法輪功学習者や他の少数民族、信仰団体への迫害は、中共がいかに無謀であるかを示しています。監禁されている人たちとその家族は人権と人間性を奪われ、甚だしきに至っては国家の収入源(臓器狩り)にさせられています。彼ら(学習者)は労働教養所で(権利)を奪われただけでなく、臓器まで奪われ売買されています。臓器を収奪されたドナー(迫害の被害者)も、臓器を得た人も、みんなが卑劣な(中共)政権の犠牲者なのです」、「私と私達の政党、スイス人民党は、この違法な政権の策略を公然と非難します」
チューリッヒ州議会ウルス・ハンス議員 「迫害停止の行動をしなければならない」
ウルス・ハンス議員は、20年前テレビで法輪功学習者の平和的な煉功場面を今でも覚えている。しかし中共の20年来の血まみれの迫害は知らなかったという。同議員は法輪功に関する情報を調べ、法輪功学習者を支持する書簡を送り、7月20日、チューリッヒでの迫害反対活動に参加した。
ハンス議員は、「私たちは行動しなければなりません。公に中共独裁政権の人道に反する行為を非難し、歴史から学ぶために、今日、私たちはここに来ました」と発言。
「信仰のために中国で迫害を受け、言論の自由のない法輪功学習者を助けなければなりません。中共のテロで殺害され、虐待で負傷した方々を記念するだけでは不十分です。私たちは必ず行動(法輪功迫害停止)を起こさなければなりません。私たちは、スイスやヨーロッパで言論の自由、経済、学術的な議論、世界中の人権のために、力強くしっかりと働くべきです」
ザンクトガレン州議会ベルンハルト・ハウザー議員 「人権を踏みにじる中共政権は、あるゆる批判を受けるべき」
ベルンハルト・ハウザー議員は、「中共政権の人権を侵害する(犯罪)は、あらゆる非難を受けるべきです。中共は人権を軽視する独裁者であることを、スイスの多くの場所で公に批判されるべきです」と述べた。
「他に法律と条例において規定を強化すべきで、スイスはその独裁国家と取引すべきではありません。その貿易は独裁者に利益をもたらすのではなく、迫害を受けている人たちの利益にならなければなりません。目下、中国との取引について厳正に審査し、かつ公の場で明らかにされなければなりません」と発言。
同議員は、法輪功学習者の活動が多くの人に注目され、メディアで反響を持たれることを希望しているという。
スイス社会民主党、ザンクトガレン州議会グイド・エッターリン議員は、「私達は人権を侵害していない国と付き合うべきです」と発言。
ザンクトガレン州議会バジル・オーバーホルツァー議員 「もっと多くの人に中共が法輪功を迫害していることを知ってもらうべき」
バジル・オーバーホルツァー議員 |
バジル・オーバーホルツァー議員の発言 「信仰と宗教の自由は普遍的な価値観です。人々は最も原始的な欲求で人生の価値と意義を見出そうとする人々への迫害こそが人権侵害です。このような不正に抗議すべきです」
「法輪功学習者は過剰な要求をしていません。彼らは自分の信仰と人生哲学を持ちたいだけなのです。しかしこのために中共の迫害を受けています。法輪功は、人権のためにどのような苦しみを背負わなければならないかを私たちに教えてくれました。人権侵害は人間の存在そのものを脅かすものなので、私たちは彼らのために声を上げましょう」
スイス社会民主党、ザンクトガレン州議会エヴァ・ケラー議員は、法輪功が受ける中共の迫害をもっと多くの人に知ってもらうべきだと書簡の中で、「人権に対する犯罪は暴露されるべきで、公に非難されなければならい」と発言。
「迫害されているのは法輪功だけではないが、私たちは決して彼ら(学習者)を忘れてはなりません。なぜならば、メディアでは滅多に彼らの情報を見かけないのです。私は、あなたたちが人権と法の支配のために、特に法輪功のために努力してくれたことに感謝します。人権侵害の(犯罪)が公にされた時、好転し始める可能性があります。最悪なのは、被害者が忘れ去られることです。あなたたちのお陰で、幸いにも(被害者が忘れ去られること)が免れたことに感謝します」と述べた。
ザンクトガレン州議会ナディーン・ニーダーハウザー議員 「法輪功学習者に感謝」
ナディーン・ニーダーハウザー議員は、書簡の中で法輪功学習者の頑張り抜く精神に感謝するという。「このような恐ろしい犯罪(法輪功に対する迫害)を人々に知らせてくれた、あなたたちに感謝します。私たちはこのような犯罪に抗議し、1948年の人権宣言に述べられた事を忘れません」
「私たちは人権宣言の内容を思い出し、この恐ろしい(中共の法輪功への迫害)の現状に終止符を打ちましょう」