遼寧省錦州市の郭艶華さん、再び懲役3年の実刑判決
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 【明慧日本2020年8月11日】遼寧省錦州市の法輪功学習者・郭艶華さん(50代後半)は2019年9月末、自宅で警官に身柄を拘束され、懲役3年、罰金2万元(約30万円)の不当な判決を宣告された。郭さんはかつて労働教養3年を科され、迫害を受けた結果、精神異常者になってしまったという。

 郭さんは錦州市の女児河紡織工場を定年退職した元職員である。法輪功を学んでから心身共に大きく変化し、強気な性格を改め、義理の両親にいつも親孝行をし、夫にも優しく接するようになり、仲睦まじい家庭を築いた。

 しかし、郭さんが法輪功を学び始めてからしばらくして、1999年7.20に江沢民グループによる法輪功への迫害が始まった。

 郭さんはほかの学習者と同じように、法輪功の無実を伝えるために上京し、天安門広場で不当に連行された。その後、郭さんは地元に戻され、行政拘束されたが、断食をして抗議したため、家に帰された。

 労働教養3年を科されて精神異常者になり一家離散

 2004年、郭さんとほかの学習者2人は法輪功迫害の実態が書かれた資料を配布した際、中国共産党(以下、中共)による法輪功への誹謗中傷を信じている人に通報された。郭さんは労働教養3年を科され、馬三家労働教養所に拘禁されていた。

 その期間、郭さんは苦役的な重労働をさせられ、殴打されたため、頭部にひどい怪我を負った。刑期満了後の郭さんは精神異常者になり、突然泣いたり笑ったり、時には大声を出したり、大きなショックを受けた様子である。あれから、郭さんの記憶力は衰退していたが、法輪功の功法を練習することで徐々に回復した。

 中共を怖がる郭さんの夫は離婚を選び、離婚して子供の扶養権は夫になり、郭さんは一人ぼっちになった。

 再び懲役3年の実刑判決

 2019年9月29日の夜7時ごろ、郭さんは自宅で身柄を拘束された。当時、パトカー2台が来て、郭さんを錦州市太和支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官、特警、錦州女児派出所の警官らが郭さんをパトカーに乗せたという。その後、郭さんは錦州市女子留置場に拘禁された。

 2019年12月中旬、錦州市太和支局、太和区検察庁、太和裁判所は結託して、郭さんに懲役3年、罰金2万元(約30万円)の不当な判決を宣告した。

 拘禁された期間、郭さんはいわゆる「三書」を書かなかった。しかし、以前労働教養を受けた時の記憶力は低下し悪化した。時には思いだすことができずに、自分の頭をかかえこんでいる。それでも、郭さんは「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」をよく覚えている。

 現在、郭さんはまだ錦州市女子留置場に拘禁されている。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/8/6/410093.html)
 
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