ベルギー下院決議 中共ウイルス発生源の独立調査を
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 【明慧日本2020年8月24日】ベルギーの連邦下院は7月8日、中国共産党(以下、中共)による様々な妨害にも関わらず、COVID-19(中共ウイルス)の発生源に関する独立した国際調査を求める決議55-1261を可決した。

'图:位于比利时首都布鲁塞尔的联邦议会'

ベルギーの首都ブリュッセルの連邦議会

 この決議案の主要な提出者であるテオ・フランケン(Theo Francken)下院議員は7月8日、COVID-19の発生源を徹底的に調査する決議案の採択に「今日は、下院にとっていい日だ」とツイートした。同議員はまた「COVIDウイルスの発生源を徹底的に調査します。中国(中共)大使を怒らせるでしょうが、それは私の問題ではありません」と語った。そして「世界的な危機となったCOVID-19の根本的な原因について独立した国際調査が緊急に必要」と主張した。

 中共の曹忠明ブリュッセル大使は、この決議案を知り阻止しようとした。同大使は同議員に書簡を送り、中国がウィルス拡散に責任があることを否定し、中国とベルギーの両国関係を脅かしていると述べ、最後に「あなたの健康を祈っています」と締めくくった。これに対し同議員は「もちろん、幸運なことに私は生きています。中国では、新型コロナウイルス(武漢肺炎)の原因を探していた人々は全て姿を消しました」と語った。

 同議員は、中共が自分の決議案を無視することはないだろうと以前から予想していたが「この調査がすぐに始まることに希望を持ち続けています。被害者の親族には真実を知る権利があります。共産主義国家では国益が真相より優先されるが、欧米ではそうではありません」と述べた。

 同議員は5月18日、ウイルスCOVID-19(中共ウイルス)の発生源について国際調査を行うよう提言していた。

 この提言では「世界は、武漢地区で実際に何が起こったのか、それがどのように世界的パンデミックとなり、経済が不振に陥り、世界中のあまりにも多くの人々の命が奪われるとこととなったのか知りたいのだ。この答えは徹底的に調査してみないと分からない
」としている。

 また提言では「中国(中共)の透明性は単純な問題ではないため」と強調し、このウイルスが再発するか類似のウイルスの感染が拡大した時、「私達がタイムリーに、かつ適切に対応できるかどうかは、私達がウイルスの発生源を理解しているかにかかっている。そのため、COVID-19ウイルスの発生源や、ウイルスがどう急速に拡散したかを知ることが極めて重要」としている。

 さらに「北京は引き続き調査を阻止しており、合法的な機関によるいかなる審査の提案に対しても『極めて防御的な反応』を取った」としている。「彼ら(中共)は、これが彼らに害を及ぼす、潜在的には政治的動機に基づくものとしか思っておらず、審査の提案さえ『資源の浪費』としている。独立した国際調査を最初に求めたオーストラリアに中共政府は強い不満を表明し、中共の大使はオーストラリアの農産物や大学をボイコットすると脅し、オーストラリアに『人種差別』『差別』のレッテルを貼った」とした。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/21/409327.html)
 
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