文/遼寧省の大法弟子
【明慧日本2020年9月18日】これは実話です。2007年秋のことでした。私の住む地域の資料の拠点で新たな事態が発生し、そこに置いてあった資材を他の場所に移す必要が生じました。しかし時間の都合上、すぐに同修たちと連絡が取れません。私はどうしたものかと考えました。そして、修煉はしていないものの、大法のことを支持してくれている2番目の妹を思い出しました。
私はすぐに彼女に電話をかけました。私が「一部の機械をあなたの家に置かせてほしいのだけど、どうかな?」と聞くと、了承してくれました。しかし、彼女が自宅に帰った夫にこの話をすると、彼はダメだと言いました。彼は警察官であり、このことで自分の職を失う恐れがあると懸念し、このような事には関わりたくないとも言ったのです。
なんとも仕方がないので、私は不安を抱きつつも3番目の妹に助けを求めました。彼女とその夫は、快く了承してくれました。しかも彼らは「あなたは私達の姉です。あなたのことは、私達のことです。あなたが困っているなら、私達はただ見ているわけにはいきません。心配することなんかないですよ」と言って承諾してくれたのです。電話の後、2人はすぐにタクシーに乗って機械と機材を運び出し、焦っていた私もようやく落ち着きました。
その後、こうして異なる態度を示した二つの家族には、大きく異なる変化がもたらされました。
3番目の妹の家庭はもともと貧しかったのですが、義弟は失業後、あるショッピングモールで警備員のアルバイトをしていました。私を助けてくれた後、さほど時間が経たないうちに彼は順調に電気技術者の免許を取り、電気技師として働くようになりました。労働環境もよくなり、5日の勤務で10日間休めるために仕事が楽になり、休んでいる日には副業もできました。収入もアップして新しい住宅を購入したのです。彼らの娘さんも大学に進学後、会計士として民間企業に勤め、とても高い収入を得ていました。娘さんも住宅を購入して結婚したそうです。一家は裕福になり、みな幸せな生活を過ごしています。大法への善良な一念で、まさに天から幸福と平和を賜ることになりました!
2番目の義弟は警察官で、つまり公務員です。刑務官として働いて収入もそれなりにあり、裕福な生活をしていました。しかし、一度受刑者に携帯電話を貸すという大きな罪を犯したために降格処分を受けました。またある時、別の受刑者に便宜を図っていたことを通報されて警察官の職務からも外されました。今では門番として建物を管守しています。収入も下がり、一般的な労働者の待遇となりました。仕事を確保するために、人間関係を利用してコネをつけて多くのお金を使って、なんとか門番の仕事を確保できていました。ようやく定年退職となりましたが、体の調子が良くないために薬を飲むことが多くなり、彼は何をするにしても順調とはいきませんでした。
師父は「この迫害の期間中に、大法弟子のために善行を行ない、良いことをした人も必ず神になります!(拍手) これは歴史の最も肝心な時期だから、すべての生命のその思想の中のすべての念について、神は全て注視しています」 [1] と説かれました。
師父の説かれた法は、この二つの家族に起こった劇的な変化によって実証されました。大法を支え、大法弟子を守るという善行は、家族の運命まで変えることとなりました。大法への態度の違いで、異なる結果がもたらされたのです。
注:
[1] 李洪志師父の経文:『二〇〇七年ニューヨーク法会での説法』