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「同一首歌」は中共人権迫害の象徴

文/トロント法輪功学習者

【明慧ネット2006年1月15日】およそ100人の法輪功学習者が2006年1月14日駐トロント中国領事館前で集会を行い、中共が法輪功学習者の精神を迫害する時に歌う「同一首歌(同じ唄)」をカナダで上演することに抗議した。法輪功学習者の代表である張照進氏は、「歌の裏には迫害者に対する血生臭い暴力と邪悪な虐殺の伴奏が入っている」と指摘した。

 

法輪功学習者は駐トロント中国領事館前で講義集会を行った

 張照進氏は、「労働教養所の拷問と殺害の威喝と共に、中共の警察はこの歌を使って法輪功学習者を強制洗脳して、素晴らしい内心からの信仰と尊厳を放棄させ、いわゆる『自由』に取り替えさせた」と言った。

 女性法輪功学習者・丁氏は、「同一首歌」が中国でどのように人権迫害に利用されているかについて話したが、法輪功学習者が不法に捕まえられて労働教養所や「洗脳班」に送られた後、「同一首歌」のCDを一枚渡され、「法輪功学習者は強制的に歌わされ、口を開けなければ、警察に殴られる」と言った。他の方法もあるが、法輪功学習者を廊下に立たせて、たくさんの人が彼を取り囲んで、この歌を歌う。また、法輪功学習者を残虐に拷問した後、硬軟両様の方法を取って、煉功をやめると声明する「保証書」に署名させるとき、警察らはこの歌を合唱するという。

 丁氏は、「警察はふだん夜に法輪功学習者を苦しめます。ある日、警察は姚という人を指図して悪事をしました。法輪功学習者を壁に向けて立たせ、ご飯も与えず、眠らせてくれませんでした。ある日、ある女性の悪人が学習者に乗って、靴で学習者を蹴ったので、学習者は最後に動かなくなってしまい、彼女自身も疲れて倒れてしまいました。毎朝学習者を迫害している所から『同一首歌』の声が聞こえてきました」と言った。

 Mathesonから来た女子孫氏は、自分が中国で迫害された経歴を紹介したが、彼女が2001年7月不法に捕まえられて労働教養所に監禁されているとき、残虐に迫害されて下顎が脱臼したことがあるという。彼女は、「このようになっても私を眠らせてくれませんでした。翌日になって、はじめて病院に連れて行って治してくれました。第3日目になると、私は耐えられなくなり、睡眠不足で頭が朦朧の状態になったので、ついに耐えられなくなり修煉を放棄するという『保証書』を書きました。『保証書』を書いたら、私を転向させた人たちはすぐ『同一首歌』を合唱しました」と言った。

 孫氏は、「新聞から『同一首歌』のコンサートがカナダで行われるというニュースを見ましたが、それを見て私はこめかみが痛くなり、まるで下顎がまた外れてしまうように感じました。下顎が外れて、またそれを戻すその痛み、特に、深い心に受けた屈辱の感覚は、まるで虫が這い出て、私を呑み込んでしまうように、私を再び心身ともに疲れ果ててしまうように感じさせ、悲しみのあまり、死んでしまいたいこと感じました。私は『同一首歌』を聞きたくもなく、見たくもありません」と言った。

 トロント・北ヨークに住んでいる女子甘氏は、「自分が中国で不法に監禁されている時、あの労働教養所の第5大隊に130人以上の人を監禁していましたが、6、7人の覚醒剤依存性者のほか、120人以上はすべて法輪功学習者でした」と言った。

 彼女は、「われわれは毎日10数時間強制労働をさせられた後、また法輪功を貶すビデオを強制的に見せられ、共産邪悪主義の歌を強制的に歌わされました。その中で最も多く歌われたのが『同一首歌』です。ある日の昼、外から『同一首歌』の声が聞こえてきましたが、その後苦しい泣き声が聞え、その泣き声は2時間ほど続きました。その泣き声は、自分の過ちを責め、とがめ、彼女の心の深い苦痛を訴えているように聞こえました」と言った。

 甘氏は、「彼らはわれわれの貴重な人身の自由を奪ってしまっただけではなく、最後に僅かしか残ってない精神の自由まで奪ってしまいました。彼らは、恥知らずに、最も卑劣、最も汚い手段で、われわれの人間としてあるべき精神の自由を奪っています。『同一首歌』は、現在、悪人が信仰の自由を残虐に迫害する手先の役割をはたしています」と言った。

 トロント市から来た李昕氏は、「あらゆる労苦をなめ尽くして、われわれは自由なカナダに来ました。私は中国で迫害されたことを思い出すたびに、『同じ歌』が私の記憶に残したのは、人性の歪み、精神的苦痛でした。あなたもきっと理解できると思いますが、もし『同一首歌』がトロントで公演されると、私を含む法輪功学習者全体にどんな傷と苦痛をもたらすでしょうか!」と言った。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/1/15/118718.html