中共が法輪功を迫害する精神工具「同一首歌」
【明慧ネット2006年1月15日】もともと花鳥風月の言葉の修飾で子供の声と歌手の感情に富む演技に加え、「同一首歌」(「同じ唄」)が中共に利用され、学習者への精神的な迫害と洗脳を行う主要な工具となっている。この裏には幾千、幾万もの法輪功学習者が残酷な精神的な苦しみを嘗め尽くした後の苦難と血涙がある。
中共の法輪功への迫害は単に凶暴だということではなく、より偽善的なのだ。監獄、看守所、労働教養所、洗脳班に入った経験のある法輪功学習者はこの歌に対して骨が身にしみるほどの記憶があると言えるだろう。なぜならばこの歌は「」の代名詞であり、法輪功学習者が精神的に苦しめられた後、本心に逆らう洗脳を受け入れたということとなるからである。
牢屋でこの歌が歌われると、ある法輪功学習者が残酷な肉体的・精神的な苦しみに耐えられず、法輪功への信仰を放棄する保証書にサインしたと皆分かる。この歌を聞くと、自分の良心に背いた行為に悔む法輪功学習者は皆涙を流すが、警察と彼らの手先は得意げにこの歌を口ずさむ。
この歌は法輪功学習者への更なる迫害を行うものであり、その目的は以下の三つにある。
① 精神麻酔剤——迫害によって妥協した法輪功学習者、にかつて経験した血生臭い苦痛を忘れさせ麻痺させる。
いかなる法輪功学習者でも数え切れないほどの苦痛を経験しており、不法に監禁されている期間中に中共に妥協しても釈放された後に依然として中共の暴行を暴き出している。罪悪が暴き出されることは中共にとって最も恐れることであり、だから非常に感動的に聞こえるこの歌は麻酔剤として使われ、迫害によって妥協した法輪功学習者に経験した血生臭い苦痛を忘れさせ麻痺させる。
② 法輪功学習者に洗脳を行い、法輪功学習者を行為上妥協から精神的な屈服へと変える。
この歌の主な目的は精神的に迫害を受けている人をコントロールする所にあり、この歌はぼんやりとした内容で、歌う人を自己閉鎖の環境に閉じ込め、思惟を混乱させる。だから迫害されたものは妥協する意向を表した途端すぐにこの歌を歌わされることになり、時には集団で歌わされ、そして絶えず歌わされ、この作用を強めていく。
迫害が発生した後、数え切れない法輪功学習者は家庭が崩壊され、路頭に迷うことになり、ひいては餓死した学習者さえもいた。しかしこの悲劇についてその加害者を「鮮やかな花はあなたがいかに歩んできたかを教えてくれた」と描写されている。
迫害の中、中共は始終、善良かつ平和なる法輪功学習者に妖怪と化した宣伝を行い、この状況の下で中国の数多くの国民に法輪功への誤解を生じさせ、法輪功学習者を呪い、ひいては彼らを迫害することに参与した。しかし、この誤解やでたらめを作った中共は「大地があなたの心中のあらゆる隅まで知っている」という言葉で迫害を受けている法輪功学習者を慰めようとしているのだ。
法輪功が迫害されて以来、法輪功学習者が職場から除籍され、離婚させられ、罰金を科され、不法に監禁・拷問・体罰を受け、ひいては虐殺されるなど、悪夢のような日々を送っている。しかし、これらを悪夢の製造者である中共に「幸せの夢は誰でも享受できる」と歌われている。
肉体的・精神的に数え切れないほどの苦難を嘗め尽くした法輪功学習者が一旦妥協する意向を表したら、あなたを殴り、罵り、苦しめる人々が直ちにあなたのために歌い始め、微笑み始め、あたかも今まで引き受けた苦痛は「今日の喜びを迎える」ためのものであるかのようである。
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「同じ歌」の中にこのような内容が充満しており、一部の人は以前に嘗めた苦痛に喜んで甘んじるようになり、中共と共に「同じ歌」を歌ってきた。ひいては一部の人が「以前の迫害は正しいもので、拷問すべきものであり、迫害の中で苦しみを嘗めないとどうやって今、警察とともに歌を歌う喜びを感じ取るのか」と思うようになった。実はいかなる人でもこれは残酷な迫害の中に生まれた精神的なゆがみであることをはっきりと知っている。これも中共の洗脳の目的である。
③ 迫害を隠し、平和を粉飾し、法輪功学習者ないし全国の国民に対して徹底的に洗脳を行う
7.22以来、中共が法輪功を迫害すると宣言した。2000年中央テレビ局が「同一首歌」という番組を作り始めた。しかも毎週金曜日の視聴率の高い時間帯に生放送しており、「同一首歌」は主題歌として最後に必ず流される。中共はいつも残酷に善良な国民を迫害しながら天下太平の虚像を作り、国民に迫害を受けている民衆の苦痛と呼びかけを聞こえさせないようにしている。もしこの番組が真に国民の生活を豊富にさせるものであるならば、非難されるべきではないか。法輪功の迫害が始まって数年来、国家機関は迫害のために動いており、大量の社会財力、大量の失業、激しい貧富の格差および日増しに堕落した教育体制などの社会矛盾は完全に調和できない境地まで陥っている。しかし、これらのスターたちの週に一度のパフォーマンスはこれらの罪悪を覆い隠した。
スターたちの出演と観衆らの欣喜雀躍は、法輪功学習者が受けている残酷な迫害と鮮明な対比となっている。不法に法輪功学習者を監禁している監獄、刑務所、洗脳班において、「毎日ニュース」以外に、「同一首歌」は唯一見なければならない番組である。加害者はこれらの手段で「真、善、忍」を信仰する法輪功学習者の意志を動じさせようにしており、強制的に妥協させ、しかもテレビ放送の形で毎週法輪功学習者に洗脳を行い、これらの学習者の精神をコントロールしようとしている。しかし、「同一首歌」の番組に参加した観衆らは歌手のパフォーマンスを観賞するときに、自分自身も「演技者」として見られていることを知らない。
精緻なる化けの皮は鬼の凶暴さを隠すためのものであり、美麗が邪悪に利用されたとき、邪悪は決して美麗を利用したからといってもう邪悪ではなくなるわけがない。逆に罪悪の目的をより隠蔽させることしかできない。同胞よ、邪悪の偽装に惑わされないよう、邪悪に利用されないよう、自らの良知で是非ともこのペテンを見抜いてください。
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/1/15/118716.html) |