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同修である家族とトラブルが起きた時でも内に向けて探す

(明慧日本)

 一、母との間

 私は母と同居しています。母も大法弟子ですが、二人はよく小さな事で対立したりします。自分をよく抑えて口論にまでならない時もありますが、魔性に負けて口論してしまった時もあります。後でよく自分は修煉者らしくないと反省し、自分自身を高める機会を拒んだことに後悔します。

 ある日、朝ご飯の後、母はほうきを探しても見つかりませんでした。またいつものように私に責任を押しつけて、きっとあなたがほうきをどこかに収めたと言って、私に探させました。食事中の私は母の文句を耳にしたら、少し心が動じましたが、すぐにこれは自分の心性を高める機会だ、と自分に言い聞かせて、引き続き食事をしていました。しばらくすると、母はまた「あ、ほうきが家具の後ろにあった! きっとあなたが置いたんでしょう」と言いました。また、私がどのようにほうきを家具の後ろに置いたと、本当に見たように話し始めました。この時、私の心に少しずつ怒りが生じましたが、師父がおっしゃった「往々にしてトラブルが発生する時、それが人の心の奥深いところを刺すような激しいものでないと煉功の効果が上がらず、向上につながりません。」(『転法輪』)と、自分に言い聞かせました。私は引き続き食事をしていると、母は大きな声で「すぐにほうきを出しなさい、もう食べるのを止めて」と叫びました。私はあえて母の言うとおりに動かず、最後の一口を飲み込んでから、やっと動き始めました。

 翌日、母はまた別の事を思い出して、私が「あまりにもぐずぐずしている」と説教しました。この時、私の怒りは突然激しく現れ、それを抑えようとも思わず、機関銃が発射したようにいろいろなことを言い出し、母は息が詰まったように何も言えなくなりました。私もうっぷんを晴らしたようでした。事後、師父がおっしゃった「つい抑え切れず、喧嘩をしてしまった人がいます。そうすると、その日の煉功はまた無駄になってしまいます」を思い出して、とても後悔しました。元々、昨日この難関をほぼ乗り越えかけていたのですが、今日はどうしてこのようになったのでしょうか。自分の修煉は確かに良くできておらず、こんなに小さい事でも乗り越えられないのに、まだよく修煉できていると思っているのですか、と反省しました。

 3日目、私が外から家に帰ると、母は「お姉ちゃんが来て、昼に食べ残ったソーセージが冷蔵庫にあるので、食べますか」と聞いて、私は「それなら食べましょう」と言いました。母は冷蔵庫を開けて一生懸命ひっくり返して探しても、ソーセージが見つかりません。またいつものように責任を私に押しつけて、「きっとあなたがどこかに移したんでしょ。ここに置いたと私ははっきり覚えているのよ」この時、私の胸に何か塞ぎ物があるように感じ、試煉が始まったと気付いて、「今度こそこの良い機会を見逃さずに、必ずこの難関を乗り越えよう」と思いました。そして、胸を塞いだその物に、「あなたは何者だ、早く私の体内から出て行って、さもないとあなたを滅しますよ。私は決してあなたにコントロールされたりしません」と言いました。すると、その塞いでいた物はすぐに消えたと感じました。母に「見つからなかったら他のものを食べましょう」と言いました。心の中で、「私はこの難関を乗り越えたら、そのソーセージはきっと出てきます。それは私に難関を突破させるためにお母さんに言わせているだけです」と思いました。その通り、間もなく、母が他のものを探している時にすぐソーセージが見つかりました。

 二、姉との間

 姉も同修です。先日、姉に「病業」の状態が現れました。私は姉と何度も交流しましたが、交流の時、姉は法理は分かっているが、何かに遭うと考えが混乱する、このように繰り返していました。私と母はとても彼女を心配し、姉の以前の過激な行為などを話し合っていました。ある日、姉の家に見舞いに行って、一緒に学法して交流しようと思っていました。出かける前に、私と母はまた姉のいくつか法理に符合しない行為を話し出して、心配しました。姉の家に行く前に、私はある年配の同修夫婦の家に行きました。彼らは姉のことをよく知っているので、姉の情況をとても心配していました。

 私は果物を買って姉の家に行き、さきほどの年配の同修夫婦が心配をしていることを姉に教えたら、姉は私に向って怒りがむらむらとこみ上げてきました。私は全くわけが分かりませんでした。ちょうど正午になったので、姉は口を止めて両足を組んで、私も足を組んで発正念をしました。発正念が終わったら、姉は、「先ほど、発正念が終わったらまたあなたに説教をしようと思ったのですが、『言わないで、口を修めよう』という一念が浮かんだので、私は今何も言いません」と話しました。姉と法を学んで交流する時、私は自身の不足に言及し、姉は何か言おうとして結局何も言いませんでした。これはかつてなかったことです。それから姉は、「私が今の状態になったのは、以前口を修めていなかったからです。本当に馬鹿でした。これ以上業を作ったら駄目ですね」と言いました。私は突然、姉が私に怒った原因が分かりました。彼女の話は実は私に注意をしているのです。彼女のかつての良くない行為をいつまで経っても口に出して言うべきではなく、私も口を修めなければなりませんでした。

 皆さんは水の結晶の話を知っているでしょう。水に対して良い話をして良いことを思うと、水は美しい結晶になります。一方、水に対して悪い話をして悪いことを思うと、水は醜い結晶になります。師父は私達に、同修の長所を見て自分の不足を探すようにとおっしゃいましたが、私はなぜ忘れたのでしょうか。難関に遭っている同修にさらに良くない物質を加えて、本当にいけません。家に帰って母に、「今後は姉の良くないところをもう言わないようにしましょう。それはもう過ぎたことなので、姉の良いところを見ましょう」と話しました。

 以上の二つの事を通して、師父がどうして私たちに「内に向けて探す」ようにとおっしゃったのかが分かりました。そして、どのように内に向けて探すかも学びました。私はこの状態を保ち、どんな時でも内に向けて探して、着実に最後まで修煉していこうと思っています。

 2009年9月20日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/8/30/207429.html

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