日本明慧
■印刷版   

口下手から脱け出す


文/中国の大法弟子

(明慧日本)法輪功の修煉を始める前、私は名利や利益の損得、他人の自分に対する評価などを非常に気にする人でした。常に他人から尊敬してもらいたいと思っていました。しかし、日常生活の中で、思い通りにうまく行かず、往々に損をしてしまいます。私は口下手なので、たとえ理に適っていても、弁論することができないからだと常に思っていました。

 修煉してから、人生の真の意味が分かり、口下手が悪いことでもないと思いました。常人社会で損をこうむっても悪いことではなく、法を得るのが何より大事なことだと考え直し、自分の口下手をもう気にしないようになりました。

 しかし、法輪功の迫害の真相を人々に知ってもらおうとすると、また、新たな問題に遭いました。口下手だと、どのように話せばいいのか迷ってしまい、そこで、文章を書くのが得意なので、インターネットを利用して真相を伝えようと決めました。それ以後、毎日多くの人に脱退させることができ、良い効果が得られました。

 しかし、職場で真相を伝えることが良くできませんでした。中国の厳しい環境の下で、周りの多くの同僚は真相を聞くと、まず怖がり始め、他人に知られるのを恐れていました。自分がうまく説明できないため、職場では広範囲で行えず、仲の良い同僚だけに話し、当然ながら、その分の効果しか得られませんでした。

 2009年の正月、運動会が開かれて全職場の300人あまりが参加しました。私はこれが真相を伝えるいいチャンスだと思いました。しかし実際のところ、自分は一言も話せませんでした。当時、多くの上司の前で、自分がとても小さく感じました。帰宅後、非常に悔やんでいました。当日の午後6時の発正念をするとき、昼間、開かれた運動会の場所にいる良くないものが私の正念で消滅され、発正念後、多くの人がステージの周りで小躍りしながら歓呼し、ステージの真ん中に自分がいたのが見えました。これは、師父が私の正念が足りないと見られ、私に勇気・自信を下さったのだと悟りました。

 上手く話せないなら、同僚に神韻公演DVDを配ろうと思いました。機会を見て「これは非常に素晴らしい公演なので、ぜひ見てください」と説明してプレゼントとしてあげました。あげる人が多くなると、上司の耳にも入りました。上司は私に丁寧に話かけてくれましたが、真相を伝えたり、神韻公演のDVDを配ってはいけない旨を表しました。私はついでに、上司にも法輪功の迫害の真相を伝えました。上司は無理強いせずに、私に安全に注意するよう、また私の身に何かがあったら、上司であっても助けてあげるどころか、上司自身にも影響を及ぼすと話してくれました。私は上司の気遣いに感謝し、同時に、真相を伝える時、相手の受け入れ能力も考量すべきと分かり、相手に余計なプレッシャーをかけてはいけないのだと分かりました。

 この経験を通じて、私は最初は自分の口下手を喜んでいたのですが、口下手の不足を認識できるようになり、たゆまない努力により少しずつ、口下手の状態から抜け出すことができるようになりました。すべて師父のご加護のおかげだと悟りました。これから、もっと多くの衆生を救い済度できるように努力していきます。

 2010年1月17日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2010/1/2/215559.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/1/13/113865.html)

■関連文章
なぜ同修の発正念は効果がないのだろう?
優しく落ち着いて真相を伝えると威力がもっと大きくなる
弁舌の才に執着してはならない
大法を修煉して心身の効果を実感し、真相を伝え始める
明慧記者としての修煉体験