黒龍江省:ある師範大学卒業生が受けた迫害
(明慧日本)黒龍江省七台河市の法輪功修煉者・王長柏さん(37歳男性)は、法輪功を修煉しているという理由で、中国共産党からさまざまな迫害を受けてきた。
王さんは、1998年2月から法輪功の修煉を始めた。当時、大学生だった王さんは、何事も自分を「真・善・忍」に基づいて律し、人々や社会に対して善をもって対処した。
しかし、王さんが大学を卒業して2カ月あまりで、中国共産党による法輪功への弾圧が始まった。法輪功に対して天を覆うかのような流言飛語、誹謗中傷に直面した王さんは、大変心を痛めた。そして、1999年12月10日、ほかの法輪功修煉者と一緒に、北京へ法輪功の真相を伝えに行った。しかし、北京の天安門派出所に強制連行され、北京のある留置場に移送された。その後、地元の警官に七台河市に連れ戻され、持っていたお金を全部奪われた。
地元に戻った王さんは桃山公安支局に「法律の実施を破壊した」という罪で七台河第二留置場に拘禁された。その留置場でさまざまな拷問を受けた。例えば、体罰、殴打、手錠をかけて吊り上げる、冷水をかけるなどなど・・・。飢えと寒さはもちろん、恐怖にも襲われ、半年近く拘禁された。2000年5月中旬、釈放されたが、勤め先から仕事を解雇された。
2000年6月末、法輪功修煉者が北京へ陳情に行くことを防止するという理由で、桃山派出所の警官は王さんを自宅から強制連行し、七台河第一留置場に拘束した。その留置場に監禁されていたのは刑事犯ばかりであった。王さんは、その中で身体中に疥癬ができ、耐えられないほどの痛みがあった。その留置場からは中秋節を過ぎて釈放された。
2003年3月4日、七台河桃山公安支局は「610弁公室」の警官と結託し、七台河の法輪功修煉者数人に不当な実刑判決を言い渡した。王さんには2年半の判決を言い渡し、七台河第一留置場に半年、牡丹江刑務所に2年拘禁した。刑務所での修煉者は労働時間が長く、奴隷のような過酷な労働を強要された。労働環境が悪く、労働量が多く、時に深夜まで残業しなければならなかった。今回の刑務所で受けた迫害は、王さんに心身ともに甚だしい苦痛を与え、また家族にも同様に深刻な打撃となった。
2009年4月12日、王さんは桃山公安支局に身分証明書の手続に行ったが、警官に何の理由もなく、10日間拘留された。家族は2000元を奪われたという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
2010年3月1日
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2010/2/21/218530.html)
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/3/1/115021.html)
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