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イスラエルでの法輪大法(一)(写真)

(明慧日本)イスラエルと言えば、多くの人はエルサレムの嘆きの壁を思い出すに違いない。そこは、神と最も近いところだと言われるほど、神秘的な雰囲気に包まれている。しかし、イスラエルに住んでいる人々にとって、全て日常生活の一部分で、神秘的なことではない。彼らの多くが関心を寄せるのが、毎週海岸沿いで見られる穏やかで美しい功法だ。煉功する人の中にはアジア人のほか、多くのイスラエル人もいた。これを見て、日光浴や水泳をするつもりでここに来た人たちも加わって練習するようになった。

 この地中海側のビーチで毎週行われているのは、世界中で広がっている法輪功(ファールンゴン)だ。時には一緒に習う人を合わせると、数百人にも上る。2005年、イスラエルのテルアビブ市役所は法輪功修煉者を招待して、市が主催する「日没前1時間の運動」で数週間、毎週木曜日に市民に法輪功を教え、ビーチのブームになった。

毎週ビーチで見られる煉功する人々




2005年の「日没前1時間の運動」で、ビーチのブームとなった法輪功

 これはまさに、1999年に法輪功が迫害される前の中国と同じような光景だ。13年にわたって、多くのイスラエル人は野外で煉功しているのを見て、友人や家族の紹介の言葉を通じて法輪功を知り、中には修煉を始めた人もいる。今のイスラエルには29カ所の煉功場があり、法輪功の書籍をウェブサイトからダウンロードすることができ、ビーチで煉功する風景が見られる。そして直接、彼らと連絡して法輪功を学ぶこともできる。

 法輪大法がイスラエルで広がる出発点

 1997年、イスラエルに住む熊さんは、ドイツに留学する妹から『転法輪』をもらった。妹さんは、彼がいつも気功に興味を持っていることを知り、妹さん自らが修煉してとてもいいと感じたので、熊さんにも勧めて本を送ったという。本を読んだ熊さんは、法輪功を修煉することに決めた。最初は他の修煉者を知らないので、いつも妹と国際電話で交流していた。

 1998年、米国からイスラエルに留学した左さんは、インターネットを通じて熊さんと連絡を取った。これで二人は一緒に煉功し始め、そして、これほど効果のいい功法をより多くの人に紹介しようとした。彼らはチラシを作って、一緒に煉功する姿もたくさんのイスラエル人を惹きつけた。

 徐々に法輪功を修煉し始めるイスラエル人が増えてきた。彼らは中国及び世界各地の法輪功修煉者と同様、修煉してから心身ともに良くなり、より多くの人がその素晴らしさから恩恵を受けるように望んだ。彼らは仕事の後や週末になると、もっと遠いところへ行って集団で煉功した。イスラエルの修煉者は場所を探して、暇のある人はみんな一緒に行って煉功した。そばで見ている人に自分の体験を教えて、これは中国から伝わってきた心身共に健康になる功法で、しかも無料で学べると伝えた。

 これを聞いて、賢いイスラエル人はとても驚いた。このユダヤ人が集まっている国では、ほとんどの人はビジネスに精通している。彼らは世の中にただ飯がなく、空気さえお金が必要だと思う人もいるそうだ。イスラエルの空気を吸いたいと思えば、飛行機代が必要になる。しかし、中国のこの伝統的な功法は人に健康を与えて、しかもお金はいらない。たくさんの人が試したいと思ってやってきた。

 しかし、法輪功は単なる動きを練習することではなく、より重要なのは『真善忍』に従って良い人間になることだ。熊さんは当時のことをこう語った。「ただ動作だけでは大きな効果が得られません。だからグループで学法しました。公共の場所もないため、学習者たちの家でしました。この週末はこの人の家、次の週末はまた別の家。大きい家では広いリビングルームにたくさんの修煉者が集まり、一緒に本を読んで、その後、自分の体験などを交流したりしました。大法はこのようにして、イスラエルに伝え広がりました。
法輪功修煉者が第七回修煉体験交流会の前に煉功


 1枚のチラシの物語

 33歳のGladiさんは1999年のある祭りで、法輪功の功法の実演を見た。本当に良いと感じ、自分も修煉しようと思い、1枚のチラシをもらって家に帰った。引き出しの中にそのチラシを入れたまま、だんだんとこのことを忘れてしまった。

 3年後、彼は友人のところで『転法輪』を見て、ふと法輪功のことを思い出した。そこで、休暇の前に友人からその本を借りた。本を読んでいて、何かをようやく見つけたような感じだった。彼は「この本を読み始めてから、これこそ一生待ち続けたものだと強く感じました。だからすぐ、これ以外の他の全ての功法の練習をやめようと決めました」と話す。家に帰ったGladiさんはもっと驚いた。「家に帰って戸を開けると、3年前にもらったあのチラシが見つかり、とっても驚きました。なぜなら、過去の3年で私の生活は大きく変わり、何度も引越ししましたが、そのチラシだけはずっとそこで待っているようでした。チラシのウェブサイトから『転法輪』をプリントアウトして、読めば読むほど手離したくなくなりました。それから、私は法輪功を修煉し始めました」

 2010年5月25日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/5/12/223398.html

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