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オーストラリア:カナダ人権弁護士が中国共産党による臓器狩りについて講演(写真) (明慧日本)オーストラリア訪問中のカナダ人弁護士デービッド・マタス氏は2010年10月30日、クイーンズランド州の台湾センターで「中国共産党による生体臓器狩り」をテーマに講演を行った。マスコミ関係者などが多数参加し、中国共産党による法輪功への迫害に注目が集まった。
この数年来、マタス氏およびカナダ元国会議員のデービッド・キルガー氏の両氏は、中国共産党による法輪功修煉者からの生体臓器狩りについて調査を続けてきた。その結果と実態を知らせるべく、二人は世界中を飛び回っている。 マタス氏は取材に応じ、「中国共産党が臓器狩りを行っているとの指摘を受け調査を始めましたが、調査前はこれが事実でないことを願っていました」という。 「私はキルガー氏と共同で調査を始めた際、先入観を持たないようにしました。指摘されたことが事実であるかどうかを知りたかっただけです。同時に、これが事実でないことを祈っていました。なぜならば、生体から臓器を取り出し売買するなどというのは、人間としてすべきことではないと思ったからです。しかし、調査した結果に驚きました。法輪功修煉者の生体から臓器を取り出し、売買している事実が存在したのです!」 「私たちが調査報告を公にしてから、中国共産党は証拠隠滅を始めました。そして、報告書の事実を否定しながら、私たちの活動を妨害しました。今回も例外ではありません。私をこの講演会に招待した大紀元時報の事務所は、講演会の前々日に走行中の自動車から銃撃を受け、弾丸は窓の特殊ガラスを貫通しました。私は世界のどこへ行っても中国共産党の妨害に遭い、時には殺すと脅迫されたこともありました。しかし、私はそれによって活動をやめようと思ったことは一度もありません」と、マタス氏は胸の内を語った。 マタス氏の講演内容は聴衆を納得させた。彼の積み上げてきた苦労や、危険を省みず中国共産党の暴挙を暴いたことは、人々を感動させた。 クイーンズランド州議会議員・Mark Furner氏は、「私は、マタス先生がクイーンズランド州で講演をしてくださったことにとても感謝しています。先生の話を聞いた私たちは感動しました。実を言いますと、法輪功についてあまり多くのことを知りませんでした。しかし、本日の講演で多くのことを学びました。私は、人権委員会のメンバーであり、今後さらに、法輪功が迫害を受けている問題について特に注目しなければなりません」と話した。 ブリスベンの華人カトリック教の神父・陳天泉氏は、兄や姉が中国でカトリック教の神父や信徒という理由で、文化大革命の際に残酷な迫害を受けたという。その後、34年間にわたり中国共産党に監禁され、家族全員が底知れぬ苦痛を与えられた。陳氏はマタス氏の講演を聞いて、「中国共産党政権の卑劣さをより認識でき、大変意義があった」と話した。 ブリスベンから参加した華僑の柯さんは、マタス氏の講演を聞くのは二度目だという。彼は、「マタス先生のように中国共産党の犯罪を暴露するのは勇気がいります。そして継続的に活動する気力も必要です。こうすることによって、迫害の事実を人々に知ってもらうことができます」と話した。 中国共産党による大紀元時報の事務所への襲撃について、柯さんは「このようなことは、民主主義社会のオーストラリアで発生すべきではありません。なぜならば、民主主義社会ではいろいろな声があるのは当然のことで、このような野蛮な方法で襲撃するなど許せません。警察が犯罪者を探す出し、法の下で裁かれることでしょう」と話した。 弁護士のMadhukar Naiker氏は、法輪功修煉者のオーストラリアにおける難民申請の手助けをしている。彼は「法輪功修煉者が置かれている境遇はよく理解している。同じ弁護士のマタス氏の活動から多くの啓発を受けた」と述べた。 マタス氏の今回のオーストラリア訪問はマスコミの注目を集めた。マタス氏はこの後、シドニーならびにニュージーランドで講演を予定している。 2010年11月08日 (中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/11/1/231817.html) (English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/11/2/121210.html) |
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